情弱の人を見ていると、「何でそんな情弱ビジネスに引っかかるの?」という感じですよね。
正義感の強い人ほど、情弱ビジネスにイライラしますが、「騙されている情弱」にもイライラするのではないでしょうか。
「明らかにおかしい」ことでもしっかり騙されていく情弱クオリティ。「自分から騙されにいってるのでは?」と疑いたくなる情弱な人の特徴を見ていきます。
私が情弱ビジネスに引っかかりそうになった話
実は私も学生のころに、情弱ビジネスに引っかかりそうになったことがあります。
相手はバイト先の先輩で、「休みの日にご飯を食べに行った時」です。急に、「知り合いの先輩がこの近くにいるんだけど、合流してもいい?」と言いだします。
いっすよー、とバイトの先輩と一緒にその人の「事務所」に向かいました。
事務所に行くときは、「会社の社長で~」とかバイトの先輩は言ってました。私は「何か奢ってくれるかもしれんな!肉がええなぁ」ぐらいの考えです。
ビルの一室の「やたら豪華な事務所」に入っていきます。「おぉ、これは飯も期待できるで!」と思っていたら、その社長が自慢話を始めます。「今月は1千万円の収入があって~、知り合いのモデルの女の子と~、昔は借金があったけど~」
私は、「いやそんな話はどうでもいいから早く飯食いに行こうぜ」と思っていましたが、一応「はぁ」とか「凄いっすねー」と言ってました。すると、何やら話が怪しい方向に向かっていきます。
「ビジネスに興味ある?キミは見どころがある」という話になり、相手の話を聞いていると、「完全なねずみ講」でした。「は?」と思って横のバイトの先輩を見ると、「どうやら完全にハマっている」様子。目がイッてました。
私のバイトの先輩は「ねずみ講の末端」だったのです。そして、私をねずみにするべく、「社長」と呼ばれている人のところに連れていったのです。
話を聞いていると、ムカムカしてきました。「肉食えんのかい!」というのと、そのバイトの先輩に対して「無性に腹が立ってきた」のです。
そして、「あ、もう帰りますわ」と言うと資料みたいなのをもらいましたが、直ぐにゴミ箱に捨てて帰りました。
このように、社会に出ると悪質な詐欺師は、情弱ビジネスでカモになりそうな人を日々狙っています。
「自分から」情弱ビジネスのカモになる人もいますが、私のように、「知り合いから情弱ビジネスに勧誘される」パターンもあります。私のように狭い交友関係の人間でもこのような経験があるので、交友関係が広い人ほど同様の経験があるのではないでしょうか。
情弱ビジネスは至るところにあるので、「自分は大丈夫」と思っている人ほど注意が必要です。
そもそも情弱の意味とは
それではまず、辞書で「情弱」の意味を確認しましょう。
情弱(じょうじゃく)はもともと「情報弱者(じょうほうじゃくしゃ)」の略称だが、この意味で使われることは少なく、インターネット上などでは別の意味で用いられることが多い。
~中略~
転じて、各種の情報に疎くて上手に立ち回れない人を揶揄して言う言葉
引用:情弱(Wikipedia)
上記に引用した内容を見てもらえれば分かりますが、情弱は言葉の通り「情報に弱い人」ですよね。また「何も知らないから、上手に立ち回れない」というのも大きな特徴です。
例えば、情報は知らなくても「慎重に上手に立ち回る人」もいます。そんな人は「自分は何も知らない」としっかり認識していて、「知らないことは調べたり、周りに聞いたり」して立ち回ります。
情弱な人は肝心なところが鈍く、妙なところが楽観的です。そのため、完全な失敗まで突き進んでしまいます。
情弱は多い!色んな世代に生息している
情弱と言えば「高齢者」と直ぐに想像しますが、安心してください。「各世代」にいます。何も情弱はお年寄りの専売特許ではありません。
高齢者は、「オレだよオレ」と電話がかかってきたら、「息子から電話キターーー!!」と騙されます。
ただし、若い世代も注意が必要です。
まずは、大学1年生。大学に入った瞬間から、「狙われて」います。サークルの誘いなどはまだかわいいほうで、「新興宗教」や「マルチビジネス」からも狙われています。
その理由としては、「情弱だから」です。大学に入ったばかりで、右も左も分からない状態だからです。
また、若い人だけでなく、30代や40代になっても情弱で騙されやすい人はいます。
「儲かる副業!」とか「プログラミングで一発逆転!」とか「謎のオンラインサロンに入る」とか。
30代や40代になっても、「情弱ビジネス」に騙される人は多いです。いや、最近では情弱ビジネスはSNSの発展により、「中高生もターゲットになっている」印象です。
このように、10代からお年寄りまで、情弱ビジネスのカモになる人は数多くいます。
情弱ビジネスはなぜ儲かるのか
情弱ビジネスは、儲かります。例えば、「副業で稼ぎたい!」と思っている人は、「副業の稼ぎ方を知らない人」ですよね。
SNSやネットで「副業 稼ぎ方」と検索して、「なるほど!こんな簡単に稼げるのか!余裕じゃん!」と考えます。
こういう思考になっている人には、「何だって売りつけることが可能」です。
このように、「副業を始めるまでに」数多くの商材を売りつけられるのです。「副業でお金を稼ぎたい!」と思っているのに、「何故か」自分がお金を支払っている立場になっているのが情弱です。
これは何も副業に限ったことではありません。
「スマホ(携帯)の契約」もそうですよね。私も自分の両親のスマホの契約内容を見た時にびっくりしました。「無意味なオプション全部乗せ」の状態で、直ぐにオプションを解約しました。
「何も知らない人(情弱)」は、「何も疑うことなく」いろいろ購入します。これが情弱ビジネスが儲かる理由です。頭が悪い情弱な人は、何も考えずにお金を支払うからです。
情弱な人は「何も知らない」だけでなく、「立ち回りも情弱」なので、詐欺的な商売や人に根こそぎ持っていかれます。
情弱な人の特徴
それでは情弱な人の特徴を見ていきましょう。情弱な人は、必ず一つには該当しています。いやなかには「すべてコンプリートしている真の情弱」もいるかもしれません。
救われないお人好し
まず情弱な人は、「お人好し」です。もちろん悪い意味でお人好し。
情弱の人でも、怪しいセミナーや高額の情報商材などを売りつけられる時に「何か怪しい」と感じることもあります。
しかし、「断れない」のです。
特に「対面」で何かをお願いされたりしたときに、「結構です。めっちゃ怪しいやんコレ」と言えないのです。
「お人好し」なので断ったら、「相手が困るんじゃないか」という思考になります。
大人になると、こういった「断れないタイプの変に人が良いお人好しタイプ」は悪い大人に狙われます。
「性善説」に立ちすぎているので、「まさかそんな悪いことはしないだろう。ママからも人の言うことは聞きなさいって言われてたし」と相手を信用しすぎてしまいます。
何も調べない
情弱というのは、広い意味で考えると「誰だって情弱の分野」はありますよね。
例えば、「狩猟」をしたいなぁと思ったときは、狩猟のことを何も知らないので、その時点では当然ながら「情弱」です。普通は、「ここから自分で調べる」のです。
自分でネットを調べて、「公式のHP」をチェックしたり、「実際に狩猟をしている人」を調べます。そして良い面だけでなく、「狩猟のデメリット」でも検索するでしょう。
調べようと思ったら、「10分ぐらいで終わる」ことなのですが、情弱の人はこの作業をしません。
「本当に、驚くほど調べない」のです。
そして情報をソースを、「一つからしか」取りません。「有名なインフルエンサーが発信していること」を鵜呑みにします。「だって〇〇さんが言ってるから」と。
有名なインフルエンサーでも、「名前+怪しい(詐欺)」とかで検索すると、直ぐに反対の意見も出てきます。このちょっとした検索もしません。
さらにスマホの契約オプションなども、「普通に契約書を読めば分かる」のですが、最初から「分からない」と決めつけているので、契約する前も契約した後も全く調べません。
ラクして儲けたい
情弱の人のなかには、「ラクして儲けたい!」と甘すぎる考えを持っている人もいます。人間なら誰しも、できたらラクをしなが儲けたいと思いますが、「あまりに夢物語」を信じ込んでいます。
「1日たったの30分で月に30万円の臨時収入が可能!」
このような文言に引っかかってしまいます。「儲け方のコツを教えているのはすべて怪しい」と考えても問題ありません。
なぜながら「儲け方が分かっているなら、普通は誰にも教えない」です。そんな特別なノウハウがあるなら、「自分で会社を作って、自分だけでやればいい」のです。
それなのに、「何故か他人に儲け方のコツを教えている人」は、「その方法では稼げないから」です。
このような考え方は小さいころからコナン君を読んでいる人なら誰でも分かります。
怪しげなオンラインサロンや情報セミナーなどに参加している人は、「お金を稼ぐことに攻略法がある」と思い込んでいます。
しかも「周りの人たちは気づいてないけど、自分だけを気づいている!」と情弱的ポジティブシンキングを遺憾なく発揮して、結局最後は何も残りません。
そして、サロンやセミナーで「儲けることができなかった時に言われる」のは「もうちょっと頑張れば成功できる」と言われます。「あとはやるか、やらないかだけ」みたいな。そして、「ここまで来たら、後はちょっとしたコツだけです」とまた新たな情報商材を売りつけられます。怖いですね。
流されやすい性格
情弱の人は、「流されやすい性格」という特徴があります。
自分のなかで、確固とした考え方がないので「何か自分に都合の良い情報」があったら、直ぐにフラフラとついていきます。
誰かから、「コレが良いですよ!」と強く言われたら、「うん、確かに」と情弱思考が全開になります。
流されやすいということは、「自己評価が無意識に低くなっている」可能性もあります。そのため、自分の考えよりも周りの考えを優先してしまいます。
何事も中途半端
情弱な人がなぜ「情弱」と呼ばれているかと言えば、「成功していないから」ですよね。
勉強でも仕事でも、「何かをやりきる」というのは重要です。1日30分では、何も成功できません。
情弱な人は、「諦めるのも早い」です。例えばプログラミングスクールに行ったとしても、「あ、これは将来的にやっても意味がない。周りにはすごい人もいっぱいいるし、今さら遅い」と勝手に諦める理由を作って直ぐに辞めます。
こういったことが、学生時代から積み重なっていきます。
「英語?意味ないね」「数学なんて実社会で何に役立つの?」「会社の人間関係?ハッキリ言って無駄です」
情弱な人は、何事も中途半端です。表面上の浅いところだけを「ちょっとだけかじって」また次のところへ行くので、「ずっと情弱のまま」になります。
情弱の直し方とは
情弱の直し方は、「まずは批判的な考え方をする」ということです。
子どものころは、「先生の言うことを聞きなさい」とか「嘘はだめ!」と教えられます。これは「社会の理想的な形を教える作業」で、道徳観や倫理観を育てるためにも必要な過程です。
しかし社会に出ると、それでは「カモ(情弱)」になります。
例えば、スマホの契約一つとっても、「こいつらは私のお金を隙あらばかすめ取ろうとしている。1円たりとも無駄な金は支払わんぞ!」という考えでいきましょう。
「お金を支払うとき」は特に注意が必要です。お金を稼ぐというのは大変厳しく難しい行為なので、「向こうも必死」になってこちらの財布からお金を取ろうとしてきます。向こうも必死で来ているので、「こちらも死に物狂いで対応するのが礼儀」です。
とにかく、「お金関連の話をしてきたら、注意レベルを一気に120まで上げる」ようにしてください。
ただなかには、「どうしても断り切れない人」もいます。いくら注意しても、対面で説得されると「へへ、わかりました。えーと印鑑はここですか?シャチハタでいけます?」と断れ切れない人。
こういう人の場合は、「いったん持ち帰る」ようにしましょう。情弱ビジネスの基本ですが、「その場で契約まで済ませようとする」ので、絶対に持ち帰ります。
「どんなに魅力的な話」でも、最低1カ月は時間を空けて、その間に周りの人たちに聞いてみてください。
「友人なんていないよ・・・あはは」という人の場合は、Twitterやヤフー知恵袋、または5chなどで「こんな話があるんだけど」と匿名で書き込みをして、皆の反応を確かめてください。
必ず「もしかして情弱さんですか?」「運気を上げる壺買いませんか?」と煽られること間違いありません。
「自分1人だけで判断しない」のも重要です。そして、「ムダなお金は死んでも払わない」と強く決心します。
これだけで「情弱」を克服することができます。
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