扱いにくいパートの対処法~全然言うことを聞かない~

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扱いにくいパートがいると、ものすごく仕事がやりづらいですよね。

「めちゃくちゃ反対してくるやん…」

立場的には「社員である自分のほうが上」なのですが、態度は向こうのほうが桁違いで上。「何でこんなに大きな態度を取れるんだろう。声も無駄に大きいし」

ただ扱いにくいパートに対処してこそ、「管理する立場」としてレベルアップができます。そしてレベルアップしたころには「あいつは面構えが違う…」と周りから評価されることになるでしょう。「エグいぐらい言うことを聞かない」扱いにくいパートの対処法です。

扱いにくいパートの女性が怪しんでる

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扱いにくいパートさん、ものすごく勘違いしていらっしゃる

扱いにくいパートに悩んでいるということは「正社員」の可能性が高いです。「部下」としてパートがいる立場ですよね。そして悩んでいる人は「真面目な人」の可能性が極めて高いです。

そういう真面目な人ほど、職場に潜む「影の主」ともいえるベテランパートに目をつけられます。

こちらは「仕事上、必要な指示をしただけなのに」相手は全然動いてくれません。しかも「普通にガンガン反論」してきます。もしかしたら自分の母親もパート先ではこんな感じなのでは?と怖くなるぐらいですが、扱いにくいパートは「思い切り反論」をしてきます。

「何なんだ、このおばちゃんは…。羞恥心とか他者への思いやりは持ってないのか?」今までの人生で自分の周りにいないタイプなので、「当然ながら困惑」します。

さらに職場での在籍年数が「無駄に長い」ため、「それなりの発言権」もあります。

自分より上の立場の人に何となく相談してみても、「まぁ、あの人は要注意だよ」というよく分からないアドバイスを貰うだけ。「全く自分の味方をしてくれない」のです。

そして「上司もその影の主に何も言わない」ので、その影の主はどんどん肥大化していきます。この状態になると、「扱いにくいパートは勘違いを加速させる」ことになります。

「私がこの職場を仕切ってる!」と言わんばかりの態度で、職場に君臨しているのです。そのため「ちんちくりんのヒヨッコ正社員なんかに指示されてたまるかい!」とめちゃくちゃ反抗的になります。

その「ターゲット」がたまたま自分になったら、「結構しんどい」ですよね。このままずっと「反抗されながら」仕事を続けるのは精神的によくありません。

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扱いにくいパートの特徴

扱いにくいパートの特徴は次の3つです。

  • 仕切りたがり
  • 独自ルールがすごい
  • 自分のほうが仕事ができると思っている

それでは具体的に一つずつ見ていきましょう。

仕切りたがり

扱いにくいパートの一番の特徴は、「仕切りたがり」ということです。何から何まで「自分が主導権を取らないと気が済まない」タイプ

例えば、飲み会の場所決めでもその片鱗を見ることができます。

扱いにくいパート「週末の飲み会の場所って決まったんですか?」

自分「いや、まだですが、鍋の〇〇にしようかと思ってます。」

扱いにくいパート「まだ決まってないの!こっちにも予定があるので早く決めてくださいね。それとその『鍋』って、上司さんの意見ですか?」

自分「いえ、私が幹事なので私が決めt…」

ベテランパート「この時期に鍋はないですよ!(笑)それに鍋って駅前のところ?あそこって評判悪くて有名ですよ?私、この辺りに詳しいんで私が代わりに決めましょうか?そのほうが皆も喜ぶと思いますよ。ねぇ、〇〇さん。あっ、上司さーん!週末の飲み会、私が幹事でもいいですか!!」

頼りにならない上司「え?あぁはい、お願いします」

このように「飲み会の場所決め」にも口を出してきます。「いや、もう近場でどこでもええやん…」と思うのですが、扱いにくいパートはこういう「どうでもいいことを仕切る」のに張り切ります

そのため逆に「仕切られる」のを嫌います。しかも自分よりも経験も浅くて年齢も若い人に仕切られると「どんどん顔が般若(はんにゃ)」みたいになっていきます。怖いですね。

また当然ながらパートなので「大きな仕事を仕切る」ことはできません。それに「責任がある仕事の仕切り」は上手に避ける傾向があります。

あくまでも「責任がないこと」について、扱いにくいパートはグイグイ肩を入れて仕切ってきます。在籍年数が長いので、この辺りの「責任問題につながる仕事とかどうか」を見分ける能力も高いです。

仕切りたがりではありますが、「ゼロリスク」を好みます。むしろ「何かあったら、それは正社員さんの問題やわ。わたしパートやし」とナチュラルな切り替えも抜群です。

独自ルールがすごい

扱いにくいパートに苦労するのは「指示通りに動かない」からですよね。マニュアル通りにしないと言いますか。

そのため「いつも微妙にズレてる」のです。

そこで真面目な人が「そのやり方だと効率が悪いですよ」と少し指摘すると、扱いにくいパートは烈火のごとく反論します。

扱いにくいパート「今までこのやり方でやってます!上司さんにも許可は取ってます!上司さん、そうですよね!!」

頼りない上司「え?あぁ、まぁ」

扱いにくいパートは「どこか効率の悪い仕事のやり方をする」ので、真面目な人ほど「無駄な部分」が気になってしまうのです。ただ、一度でもこういう風に「扱いにくいパートとぶつかる」と「ずーーーと根に持たれ」ます。

「いや、ちょっと指摘しただけやん…」という感じですが、扱いにくいパートからすれば「恥をかかされた!この私が!」と持ち前の闘争心に火が付くことになります。

こうなると「戦闘民族」であるパートのおばちゃんと、「今まで一度も誰かと喧嘩をしたことが農耕民族の人」では勝負は目に見えてます。

ちなみに、独自ルールは「在籍年数」×「癖の強さ」という数式によって導かれます。在籍年数が長くて癖が強い人ほど、「独自ルール」があり扱いにくいパートになる確率が高いので注意が必要です。

自分のほうが仕事ができると思っている

扱いにくいパートが「なぜ反抗的なのか」と言えば「見下されてる」からです。「あなたより私のほうが仕事できますよ」と。

「なんで私が仕事のできないあなたの指示を受けないといけないわけ?理由教えて?」という感じです。

普通は「まぁ正社員だし一応顔を立ててあげるか」みたいな「何となくの空気」がありますが、扱いにくいパートにはそんなことは一切やりません。

「そういうのって私に関係ある?」とグイグイきます。

しかもこれで難しいのが「仕事ができるできないの判断」が「そのおばちゃんの主観」ということです。

仕事にはいろいろな役割があり、「立場によって仕事の評価基準が違う」のですが、扱いにくいパートは「その辺りのこと」を考慮してくれません。すべて「おばちゃんの独自評価」によって決まります。

そのため、「正社員のなかではそこそこ評価」されていても、扱いにくいパートからは「ものすごく評価が低い」ということもあります。

このような状況になると「自分はどうやってあのおばちゃんに対応したらいいんだ…。詰んでるとしか思えない」と悩むことになります。

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扱いにくいパートの対処法

扱いにくいパートの対処法は次の3つです。

  • 正面から組み合わない
  • 派閥の切り崩し
  • 批判・注意をしない

正面から組み合わない

扱いにくいパートの人は「攻撃的」な性質を持っています。そのため、「自分は穏やかに仕事・生活をしたいだけ」と思っている人は正面からぶつからないほうがいいです。

正面から組み合うと「精神的に消耗する」のです。「負の感情を持ち続ける」のはパワーのいることです。そのため「元から攻撃的な資質がある人」とぶつかっても、「向こうはさらに生き生きする」可能性すらあります。

真面目な人の場合「私がしっかりと【管理】しなければ!」と意気込んでいる場合があります。このように「私がしっかりしないと!」と他人のことまで考え出すと、「疲れるのは当然」です。

そのため「扱いにくいパートは何となくスルーする」ようにします。

扱いにくいパートが「変な事」をしていても「あぁまたやってるわあの人、承認欲求がエグいことなってんな。目がイッちゃってるやん」ぐらいの関わり方で十分です。

何も相手の土俵にこちらから立つ必要はありません。

こちらができる対処法としては、「自分の上司にはしっかり報告する」ようにします。「また例の人がやらかしてます、先輩たのんます」という感じで問題ありません。おそらく、その先輩も「まぁ、こればっかりは如何ともし難い(苦笑)」みたいな感じになると思います。

この「お互いの苦笑」が大事なのです。

「自分の上司とは思いを共有する」ことで「自分の評価が落ちる」こともなくなりますし、「自分ひとりで問題を抱え込む」こともなくなります。負担とは上司と分担するものです。

できれば扱いにくいパートと正面から組み合うのではなく、「誰かと一緒に共闘する」ぐらいで考えたほうが精神的にもいいです。

派閥の切り崩し

扱いにくいパートがなぜ「職場で正社員より大きな顔ができる」かと言えば、「他のパートを束ねている」からです。どこの世界でも「数の力」は絶大です。

扱いにくいパートは「社内政治に非常に力を入れている」ので、パートの同僚たちをがっつり抑え込んでいます。

ただし、抑え込んでいると言っても「完全な一枚岩」ではありません。5人のパートさんがいたら、そのなかの1人ぐらいは「ちょっとあの人は癖が強すぎる…目もイッてるし」と不満を持っている人もいるはずです。

そんな人がいたら、「なるべくその人を優遇する」ことで、扱いにくいパートに代わってリーダーシップを取ってもらうようにします。

このような「社内政治」はどこの会社でも行われています。

そのため「社内政治潔癖症」だと、どこかの時点で「自分が損」をします。今回の場合だと「自分が扱いにくいパートからガンガンに反抗されてる」のに、何の対処もしないのはちょっとおかしいですよね。

何もこちらからガンガン行く必要はありませんが、「身に降りかかる火の粉」は払いのけないと厳しい社会では生き残っていけません。

扱いにくいパートの力の源泉となっているのは「自分には仲間が多い」という場合が多いので、そこをじりじりと切り崩すようにしましょう。綺麗ごとではどうにもならないことも、世の中にはあるのです。世知辛い世の中ですが、そこが痺れます。

批判・注意をしない

上記で説明した「正面から取り組まない」にもつながるのですが、扱いにくいパートに「批判や注意をしても意味がない」です。

このタイプの人は「注意をしたところで何にも聞いていない」可能性が極めて高いです。何か注意したところで「は?こいつ何言ってんの?」と右から左へ言葉が流れているだけです。

扱いにくいパートは「何を言ってるか」よりも「誰が言ってるか」を重視していて、「なんでこの私が、こんなペーペーの若造に文句言われなきゃいけないの?」と注意するだけ無駄なことが多いです。

無駄なことにわざわざ労力をかける必要もありません。

この記事のなかでは、「頼りにならない上司」が扱いにくいパートに対して「あぁ」とか「まぁ」とか曖昧な返事をしていますが、「こういう感じで問題ない」です。

一見したところ「頼りない」と思いますが、その上司も「色々試した結果」あぁとかまぁとか曖昧な返事にたどり着いてます。

さらに扱いにくいパートに注意をしたとしても、聞かないだけでなく「粘着される」ので余計な体力を使うことになります。

「バチバチにおばちゃんともやったんで!」という好戦的な人なら四方八方に敵を作るのもいいですが、普通はそこまで戦闘民族な人はいません。

扱いにくいパートに注意や批判をしても「メリットが少なくデメリットが多い」ので、「スルースキル」を身に着けるしかありません。

「モヤモヤする」人もいるかもしれませんが、扱いにくいパートを強制的に辞めさせることもできないので、「最善の策」としては「自分の意識のなかからできるだけ扱いにくいパートを取り除く」ようにしてください。

スルーを続けていくことで、「そういや扱いにくいパートのおばちゃんで悩んでたな」となる日が必ずきます。

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