口が軽い人が職場にいると「非常に危険」。さらに「口が軽い人にうっかり自分のプライベートな部分を話してしまった」ときはもう最悪です。
残念ながら話してしまった内容は「尾ひれがついた状態で周りに伝わる」ことになります。
さらに口が軽い人は「良いことは誰にも言わず、悪いことばかり」ペラペラと話します。ここがいやらしいですよね。その口の軽さを良いほうに活かせよと。
職場で口が悪い人を見分けることができないと「自分が圧倒的に損」をします。しっかりと対処しないといけません。口が軽い人の特徴と対処法です。
口が軽い人とは
口が軽い人とは「『常』に誰かの噂話や悪口をしている人」のことをいいます。この「常に」というのがポイントで、「たまに仲の良い友人や同僚と噂話や悪口を言い合う」のは誰でもあります。
綺麗事ではなく、人間社会においては「誰かの噂話や悪口はなくてはならないもの」です。めちゃくちゃ盛り上がります。「そうそう!」と共感したり「へぇあの人が…意外だね」とかお酒の肴に誰かの噂話や悪口は非常に合います。
居酒屋やカフェに行くと、どこの席でもこのような話は聞こえてきます。「気の合う友人や仲間」との軽口は仕方ないのですが、口の軽い人は「常に誰にでも噂話や悪口」を言っています。この「常に」「誰にでも」噂話や悪口を言うのが厄介なわけです。
日常生活で口が軽い人はあまり問題ではありません。「嫌だったら会わなければ良いだけ」です。わざわざ口が軽い人と付き合う必要はありません。口が軽い人とは「自分の本音が話せない」ので一緒に居ても面白くありません。
「この話は周りにバレても大丈夫だな」と選択しながらトークをするのは疲れます。友人同士だと「なんか最近アイツちょっとムカつかつくよね、態度がアレだよね」とか「〇〇さんって誰か付き合ってる人いるのかな?」とか「下世話な話」もしたいですよね。
こういった「雑談」はヒューマンだったら、誰もがしたいハズです。それは普段の生活だけでなく「職場」でもしたいですよね。いやむしろ「職場でこそ他人の噂話や悪口を言いたい」ものです。しかし「職場で雑談する相手を間違える」と大変なことになります。
職場で口が軽い人の特徴
仕事では「ずっと同じ職場にいる」可能性が高いので、「あっコイツは口が軽いな」と思っても距離を取るのが難しい場合が多いです。長い期間同じ職場にいることを考えると「口が軽い人に、周りにバレたくない重要な話」をするリスクは非常に高いです。
職場で口が軽い人はどこに潜んでいるか分かりません。上司や同僚、さらには部下にまであらゆるところに存在しています。仕事中にYouTubeを見ながらコーラを飲んだり、ゆっくり落ち着くこともできません。
職場で口が軽い人に「うっかり重要なことを話さない」ためにも、口が軽い人の特徴を押さえておきましょう。
職場で口が軽い人の特徴は次の3つです。
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- 注目されたい
- 悪口を言わせようとする
- 相手を貶めたい
それでは一つずつ確認していきましょう。
注目されたい
まず職場で口が軽い人は「仕事ができない人」であることがほとんど。仕事で評価されないので「承認欲求が強い人」の場合は、仕事以外で頑張って承認欲求を満たすしかありません。
それが「他人の噂や悪口」です。
注目されたい!という承認欲求の強さがそのまま口の軽さになっているのです。口の軽い人が「他人の噂や悪口を言っている時の顔」を思い返してみてください。
「妙に生き生きして、ドヤ顔」をしていませんか。仕事では全く注目されないので、その分簡単に周りから注目される「他人の噂や悪口を使って」自分に注目を集めます。
ただ普通は「他人の悪口や噂を言って注目されるのは何か違う」と感じますよね。
この辺りの感覚が口が軽い人にはありません。「何でもいいから注目されたい!」という心理状態になっています。
また「私はこんなに色んな人のことを知っている」と周りに思われたいので、「どんどん話を盛ってくる」ので注意が必要です。
例えば、Aくんが上司の仕事の進め方について、口が軽いBくんに言ってしまった場合。
Aくん:「上司のやり方より、最後にまとめて確認するほうが効率的に仕事が進むと思うんだけど」
口が軽いBくん:「確かにそうかもしれない」
後日。
口が軽いBくんは同僚が周りにいるときに「やばいなぁ、とんでもない発言聞いちゃったよ・・・。まさかあいつがあんなこと考えているとは・・・」と大きめの独り言をつぶやいてます。すると周りの同僚は当然気になるので「どうしたの?」と聞くと、口が軽いBくんが「聞きたい?」と言いながら話します。
口が軽いBくん:「Aくんがさ、上司の文句言ってたんだよね。結構ガチなやつ。何か仕事ができなくて使えないって言ってた。俺が上司になったほうが良いとか言ってたような・・・。これAくんと上司には内緒だよ」
周りの人たちも「そうなんだ~」という具合です。するとそこに「今の話、ちょっと詳しく聞かせてくれる?」と上司まで登場します。
「ちょっとした提案」だったのに、口が軽いBくんのフィルターを通ると「上司は無能で俺のほうが良い」とまで変わっているのが分かります。
しかも、こういうのに限って「考えられる最悪のパターンになる」のが世の常です。
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悪口を言わせようとする
口が軽い人は「他人から情報を一つでも多く引き出そうとする」という特徴があります。いくら口が軽くても「話題がないとダメ」ですよね。
そのためやたら周りの人から「ネガティブな発言」を引き出そうとします。
「ねぇ〇〇さんってどう思う?ちょっとウザいよね、声も大きいし」など、こちらに悪口を言わせようとトスを上げてきます。
非常に打ちやすいボールが上がってくるので、あやうく力いっぱいスパイクしそうになります。しかし、そこはグッと堪えなければいけません。
- それに口が軽い人は「ネガティブ系の会話が得意」なので、こちらもついうっかり口を滑らせてしまうのです。
「うーん、まぁそういう部分もありますね」と言ってしまいます。
すると口が軽い子さんは「Aさんが〇〇さんのこと声が大きくてウザいだって!あとハゲてる人も生理的に無理らしいよ」と周りに言うことになります。
口が軽い子さんが言っていた悪口に相槌を打っただけなのに、「自分発信の悪口に変換される」こともあります。口が軽い人は「会話にトラップを仕掛けてくる」という特徴があるので、「一緒になって悪口を言う」のは口が軽い人に「どんどん情報を渡している」と同じ意味です。
口が軽い人は「何かネタになりそうなことを集めたい」という情熱が凄いです。
相手を貶めたい
口が軽い人は「他人がした良いことにはびっくりするぐらい口が堅い」ですよね。
例えば「月に5,000円だけどユニセフに寄付してるんだ。自分にできる精一杯のことはやっておきたいよね」と口が軽い人に言っても「ふーん」と興味なさげに答えて、そこから会社の同僚に広がることはありません。
つまり「相手が得になるようなことは死んでも言わない」のです。
この現象は「相手を貶めたい!」という心理状態からきています。
相手にとって「マイナスになる情報のときは、誰も聞いていないのに自ら率先して言いふらす」のですが、「相手にとってプラスになることは言わない」というかなりひねくれた思考です。
職場で口が軽い人は「相手を貶めるために」ペラペラとあることないこと言いふらします。
職場で口が軽い人への対処法
職場で口が軽い人への対処法としては「自分が不利になりそうなことは絶対に言わない」ということに尽きます。「これはあの人が言っていた」という確固たる証拠を相手に握らせてはいけません。1対1で話すよりも、「周りにも人がいる状態で話す」のが理想です。
職場で口が軽い人は「とにかく悪口や噂が大好き」なので、「自分の悪口も言われている」と思いながら話したほうが良いです。
口が軽い人は病的に相手のプライベートも他人に話すので、こちらから相手に燃料を渡す必要はないです。
特に会社に入ったばかりの新人は上司からの「何かあったら相談してほしい」という言葉を信じてはいけません。この「自分に相談してほしい」とわざわざ自分から言う上司ほど頼りないものはありません。
その言葉通り相談しても「全く良い方向に進まない」ことが多いです。悩んだときは「まずは自分で解決」するようにしましょう。
「口の軽い上司も多い」です。「自分は部下に相談された頼り甲斐のある上司ですよ」と周りにアピールしたいのです。「あいつも、もうちょっと独り立ちしてくれるといいんだけど…」とやけに嬉しそうに話します。
そのため職場で口が軽い人が周りにいるときは「なるべく当たり障りのない話題をする」ぐらいしか具体的な対処法はありません。
「当たり障りのない話題は何か?」と言われれば「天気と美味しい店(食べ物)の話」です。職場ではそこまで話し込むこともないので、困ったら「天気か食べ物の話」をすれば十分です。
「寒いですね、なんか明日も寒いみたいですね」とか「会社の近くに新しいカレー屋ができてましたよ」とか。
つまり「誰に聞かれても全く問題ない話をするという技術」も社会人になると必要になります。
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