職場ですぐ怒る人が周りにいると本当に迷惑ですよね。意味の分からないポイントで怒られると「病気の可能性」も疑いたくなります。
「こっちは普通にしているだけなのに」意味不明な理由で怒られた日にはイライラも溜まっていきます。すぐ怒る人はどうして脊髄反射的に怒り出すのでしょうか。育ちの悪さがそのまま出ているのでしょうか。
うーん、馬鹿なんじゃないですかねぇで済めばいいのですが、身近にすぐ怒る人がいる場合は、自分の髪の毛がストレスで抜ける前に早急に対応する必要があります。
職場ですぐ怒る人の特徴と対処法です。
職場ですぐ怒る人の特徴3つ
職場ですぐ怒る人の特徴は以下の3つです。
- 自分に甘く他人に超絶厳しい
- 信じられないぐらい頑固
- 陰で嫌われている
それでは職場で瞬間湯沸かし器のように怒り出す人の特徴を見ていきます。
自分に甘く他人に超絶厳しい
職場ですぐ怒る人は「自分には猛烈に甘く、他人には超絶厳しい」という特徴があります。これは絶対です。職場ですぐ怒る人を思い浮かべてもらえれば分かります。
このような人は「自分だけの特殊なルール」があります。そのルールが「自分にだけめちゃくちゃ甘く設定」されているのです。くまのプーさんが舐めているはちみつと同レベルの甘さと言えます。
自分のミスは良いけど、他人は絶対にダメ、というウソみたいなルールを「無意識に」しているのです。「無意識なのが怖い」のです。DNAレベルで自分に甘いので、「何の躊躇もなく他人を怒ることができる」のです。
そのため、「いやいや、あんたも同じような失敗してたやん・・・」ということが頻繁します。
相手の状況や気持ちを思いやる、という思考回路は持ち合わせていません。
普通は多少のミスがあっても、直ぐに修正できたり些細なことであれば「まぁええか、と許す」のが社会というものです。しかしすぐ怒る人は「他人には笑っちゃうぐらい厳しい」ので、少しのミスも許せません。
例えば自分が仕事をしているときに、Aくんから「あのーすみません・・・」と声を掛けられると、
「いま仕事やってんだろが!見て分かんねーのか!!」と急に怒りだします。
「マジかよこいつ・・・」という感じでAくんは困っています。しかも「怒ってから何も指示をしない」ので、Aくんはずっとそこに立っているのです。するとその様子を見て
「邪魔なんだよおぉぉ!!今は無理ッッッ!!」と血管が切れてそのまま甲子園のジェット風船のように勢いよく飛んでいくんじゃないかと心配になるぐらい怒鳴ります。
ただすぐ怒る人は「逆の立場」になると、相手が仕事中だろうが電話中だろうが「ガンガンに話しかけてくる」のです。周りからすると「何で怒っているのか基準が分からない」のです。
自分に甘い人は「自分は特別だ」と思っています。普通、「自分は特別なんじゃないか」と感じるのは、子どものころにおじいちゃんから美味しいキャンディーをもらったときになんとなく思うぐらいです。
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直ぐに怒る人は「3歳児並みの思考回路をしている」ので、こちらが合理的に「すぐ怒る人は何故怒るんだろう・・・」と真剣に考えても無駄なのです。
信じられないぐらい頑固
すぐ怒る人は自分が間違っていても「絶対に謝ることはしない」です。またどうでもいいことに信じられないぐらい強いこだわりを持っています。
他人から「こうしたほうがいいんじゃないですか?」と言われたとしても、絶対にはいそうですね、とは言いません。
「確実に言い訳をしてくる」のです。
一般的に考えてめちゃくちゃ苦しい言い訳でも一歩も譲りません。こちらが折れるまで言い訳してきます。そしてこちらが折れると「認めたってことはキミが悪いんじゃないの?んん?謝罪を要求するっ!」と一気に反転攻勢を仕掛けてくるので厄介です。
「頑固」ということは、「自分の考えが絶対に正しい」と思っている証拠です。そのため相手から「自分の考えと少しでも違うことを言われると怒る」のです。
普通、大人になると「周りの人と自分は違う」ということを理解して、「それぞれ色んな考え方があるもんだなぁ。だって人間だもの」と妥協することを覚えます。
しかし「すぐ怒る人」は「自分の考えがすべて」となり、周りとの摩擦も気にしません。
職場ですぐ怒る人は「かなり根本的な部分で勘違いをしている」可能性が高いです。人として機微な部分を感じることができなく、見境なく怒ることができるのは「何かの病気」と考えたほうがいいかもしれません。
たぶん病院に行っても何らかの病気と診断されますよ。
すぐ怒る人:「あのー、どうやら私は怒りやすい性格のようで」
先生:「えーと、それは自分で怒っていると自覚してますか?」
すぐ怒る人:「いやそれがほとんど無意識でして・・・。周りから『すぐに怒り過ぎ』と指摘されるのですが」
先生:「あーなるほど、それは大変でしたね」
すぐ怒る人:「大変じゃなくて早く結果を教えてください!2時間も待ってたんですよっ!!!」
先生:「はい、じゃあお薬出しますね」
となるのではないでしょうか。
すぐ怒る人は「頑固な人のなかでも悪い属性に分類」されます。高倉健のように、「自分不器用ですから・・・」というのは自己批判が混じっているので可愛げがある頑固です。
陰でめちゃくちゃ嫌われている
職場ですぐ怒る人というのは「上司」である場合がほとんどです。立場が上なので「誰も注意できない」ので、どんどん増長していきます。
「完全に裸の王様状態」です。
そしてすぐ怒る人の周りにいる人は「この人は頭おかしいから適当に相槌打っておこう。これも仕事だ」となります。怒っている上司に向かって「まぁまぁ温かいお茶でも飲んで落ち着けよ。皆、あんたのこと嫌ってんぞ」とはなかなか言えません。
このようになぁなぁの状態にしておくと、すぐ怒る人からすると「自分のやりたいようにできる環境が出来上がってくる」ので、どんどん自分への甘えが強くなっていきます。
「怒っても許される環境」に慣れてしまい、ちょっとでも自分のルールから外れた状況になると直ぐに怒ってしまいます。
ただこのようにすぐ怒る人は総じて「周りにいる人からめちゃくちゃ嫌われている」ものです。
すぐ怒る人は「自分は正しいから、周りは自分の言うことを何でも聞く」と勝手に解釈して、自分の頭の中のファンタジーの世界に住んでいますが、現実世界では「周りの人はイヤイヤ仕方なく、日々生活していく仕事(お金)のために言うことを聞いている」に過ぎません。
なので、そのすぐ怒る人が出世競争から破れたりすると「誰からも相手にされなくなる」のです。
すぐ怒る人は周りから嫌われているので、「本当に信頼できる仲間がいない」という致命的な特徴があります。寂しい人生です。誰しもすぐ怒る人の近くになんか行きたいと思わないですよね。
生活のため、家族のため、そして将来老後にもらえる年金のためにやむなく直ぐに怒る上司の言うことを聞いて、熱くて苦いブラックコーヒーを飲むのです。これが人生ですよね、しびれます。
できることなら、直ぐに怒る上司は街中の郵便ポストに向かって「どうして赤いんだ!!」と怒っていてほしいところです。
すぐ怒る人への対処法
すぐ怒る人への対処法は以下の2つになります。
- 関わるのは必要最低限にする
- 相手の意見を認めてから自分の意見を言う
職場にすぐ怒る人が身近にいる場合、何らかの対処をする必要がありますよね。サンドバックのままではいけません。
①関わるのは必要最低限にする
職場ですぐ怒る人への対処法としては、「必要最低限しか関わらない」ということに尽きます。しかし「どうしても接しなければいけない」ときは「この馬鹿は絶対怒ってくる」と事前に準備しておきましょう。
間違っても職場ですぐ怒る人に対して、怒り返すというのはしてはいけません。
理不尽なことで怒られてイライラするのは分かりますが、そこで怒り返すとずっとエンドレスで怒鳴り合いになります。
結構疲れると思います。怒り返しても大丈夫な人は、何も考えずに脊髄反射的に怒り返しています。
つまりすぐ怒る人にストレスなく対応できるのは、同じ属性を持っているすぐ怒る人だけです。
普段から怒り慣れていない人が怒り返すと精神的に疲れてきます。そのためなるべくすぐ怒る人から離れるようにしましょう。
②相手の意見を認めてから自分の意見を言う
すぐ怒る人に対して「できるだけ関わらない」というのは、「なるべく争いに巻き込まれたくない」という人向けです。
ただなかには「自分の意見は言いたい」という人もいますよね。そういう場合は「いったん相手の意見を認めつつ、その後に自分の意見を言う」ようにしましょう。
海外でよく言われていることですが「Yes,but・・・」というアレです。なんでもかんでも頭ごなしに言い返すと「角が立つ」ものですが、いったん相手の意見を認めた上で反論をすると、相手にも伝わりやすくなります。
このときのポイントが「相手を田舎のおばあちゃんだと思って」優しく説得することです。けんか腰で言うのではなく、「分かりやすく教える」という感覚です。
すぐに怒る人は「自分の中で勝手に自分に非常に有利なルールを元に怒っている」ので、相手の気持ちや立場を考えるということをしません。人の機微な部分を感知することができないのです。そのため「反論」というよりは「カウンセリングに近い」感覚です。
まずは相手が怒っていることについて「分かりますよそれ」的にわざとらしく神妙な顔をしながら答えて、ただ「こういう方法も考えられないでしょうか?」と自分の意見を言えば丸く収まります。
すぐに怒る人も味方につけたんで!ぐらいの心持でいくと案外うまくいきます。