仕事のミスを上司に報告する前にやらなければいけないこと

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仕事上のミスはその対応によって評価を上げることも

出典:stevepb(pixabay)

何にでも言えることですが、「振り幅」というのは大切です。それは、仕事上のことでもいえます。

仕事でミスをしてしまって、自分の評価をマイナスに下げてしまった場合、その対応いかんでは、「あいつ中々良い対処しとるがな」と評価を上げることもあり得ます。まさに振り幅。

なので、どのようなミスをしたとしても、落ち込む必要や仕事辞めたいと思う必要もありません。とにかく、下がった評価をできるだけ上げなければいけません。そして、出来るなら「上司にバレずにリカバリー出来る」なら良いです。しかし、それが出来ない事も多々あります。

そして、上司に「ミスを報告する前にやらなければいけないこと」もあります。

ミスというのは、「失った信頼を取り戻すには3倍の労力がかかる」と言われますが、それを「V字回復させる努力」をするべきだと考えます。

仕事上でのミスとしては

  • ケアレスミス
  • 判断ミス
  • 自分ではどうしようもないミス

主にこの3つがあるのではないでしょうか。それぞれに、「上司に報告する前」の対処法です。

①ケアレスミス

仕事をしていると、誰にでもミスはあります。そのミスの多くはケアレスミスではないでしょうか。書類の日付を間違えた。電話をする予定だったがうっかり忘れていた。パソコンで、大切なデータを削除してしまった、、、などなど。

このように、仕事でミスをしたときは落ち込んでしまうと思います。そのミスの度合いにもよりますが、一番ダメなのは必要以上にそのミスを引きずってしまうことでしょう。それよりも、「あいつはあんなミスをしたのに、やけに堂々としてる」ほうが良いのです。それに、そのミスをしっかりとカバーできたら、「評価を上げる」ことも十分に可能なのです。

なので、ミスをして「あちゃー」と思ったら、すかさず「どうするのが一番良いだろう、客観的に」と考えることが重要です。

このようなケアレスミスは、新入社員ほど多くなる傾向があります。その理由は簡単で、上司たちはその経験をしているからです。また、新人の場合は覚える仕事が多く「まあ、この程度のことは大丈夫だろう」と思っていることが、意外とミスをしてしまいます。なので、一見、ものすごく簡単だと思える仕事ほど、意識を集中しなければいけません。

そして、ミスというのは、焦ってしまうとドンドン悪い方向へ向かっていきます。後から振り返ると、最初は大したことがないミスで、その時点で上司に報告していたら全く問題がなかったのに、今は報告できない状態で、冷や汗たらたら。。。となります。

このケアレスミスでの対処法としては、「とにかく焦らない」というのが第一です。ケアレスミスに気付いた時に「アッ!!」と思っても意識的にゆっくり考えてみましょう。

ケアレスミスのほとんどは、「大したことないミス」がほとんどです。失敗している本人としては「ヤバイ!」と思いますが、一週間もするとそのミスはもう忘却の彼方に忘れられています。

出来ることなら、「誰にもバレないようにこっそり修正する」のが良いのですが、それが出来ないと判断したら「素直に上司に報告する」のが一番です。

先ほども書きましたが、「ミスはドミノ倒しばりに連鎖する」というのは不思議なもので本当にあります。全部が逆にいってしまいます。もし、上司がいるなら、「自分の責任を打ち止めにして、一つ上の上司に渡す」ことによってまだリスクを抑えることが可能です。

こういう風にミスを素直に報告する、というのは出来そうでできません。そして、一度報告すると「あいつはミスをすると報告してくるだろう」という上司からの信頼を得ることが出来ます。上司からすると、大したことがないミスでも相談や報告してくるほうが対応にしようがあります。

そして、評価を逆に上げるとするなら「自分なりの対処方法を提案する」というのがいいでしょう。ただ単に、「仕事でミスがありました。どのように対処すればいいでしょうか?」という丸投げではガキの使いです。ガキの使いでも良いのですが、自分なりに「これから」こういう風に対処する予定です、というのを提案して、それが的を得ていたら評価を上げることになります。

②判断ミス

判断ミスというのは、ミスと言えるのか少し迷いますが、社会人として働いている以上はそういった事も受けいれなくてはなりません。例えば、ある商品を販売する時に「価格を上げる」か「価格を下げる」といったゲーム理論を読み間違えたときなどです。

最近では、小売り業者が「デフレ解消は幻だった」と判断ミスを認めています。そして、価格を下げてまた勝負をしています。

ここまで大きな判断を自分がすることがないとは言え、自分が判断して失敗することもあります。ただ、この判断ミスというのは、その判断をするときには「正解が分からない」ものです。後から失敗したのも「世の中の流れが変わった」といった不確定要素が強いことが多いです。

なので、その失敗をもし自分がしたとするなら「今となっては失敗したということだが、あの時は最善の選択をした」と自信を持っていえなければいけません。

そして、そのことは丁寧に周りに説明していくほか方法はありません。周りから「まあ、しょうがないよ」と言われるぐらいまで説明を繰り返すしかないでしょう。社内政治を頑張って「あいつだったからまだあの程度の損失で済んだのかも」と評価されるのがベストです。

そのためには、「かなり柔軟」になれなければいけません。なんせ自分が主張していた事と結果が反対なので、その結果を受け入れなければいけません。ビジネスには失敗がつきものなので、その「引き際」によっては逆に評価を上げる可能性もあります。

ただ、精神的な話をするとすれば「俺は悪くない」と思い込むことも必要かもしれません。周りにいませんか?自分が失敗したのに部下に責任を負わせる上司。しかも意外とそういう責任を取らない人が出世します。

③自分ではどうしようもないミス

仕事をしていると「いやいや、このミスは回避しようがない」ということもあります。つまり、事実上、そのミスは避けることが出来ないということです。

そうした場合、「本当にまいったよ。自分ではどうしようもないね、神のみぞ知るってことかな」と完全に責任放棄をしたりするのは少し違うように感じます。こういった「運」というのも仕事をしていく上で、いや出世をしていく上で重要です。運も味方につけなければいけません。

こういった「誰がどう見ても回避しようがないミス」というのは、「言い訳しない」ほうが良いです。それよりも、「ちょっとだけ」責任が自分にはあるということをほのめかすぐらいがちょうどです。

例えば、「今年の夏が意外と涼しくて冬服が全然売れなかった」といった場合、もう自分たちではどうしようもありません。地球に向かって祈るぐらいしか方法はありません。そうした中でも「自分でも責任が取れそうな些細な部分」を見つけて少しだけ責任を取る。

「商品在庫が積みあがっているので、今後は発注の時期を検討するようにします。すみません」などといった「誰でも冷夏を予想するのはそれは無理だよあんた」ということを言うのです。

自分に責任がないところの責任を負う、というのが大切です。そうすることによって、「あいつは責任感がある」という印象を与えることが可能です。「自分とは関係ない」という態度ではだめでしょう。

まとめ

仕事上、ミスをするということは誰にでもあります。そういったときは「まずは落ち着く」ことが大事です。仕事の些細なミスが多いと自覚している人は、「メモをくどいほど書く」というのが有効です。そして、ミスをしてしまった対処法は、まずは上司に報告して自分の責任の限度を確定させる必要もあります。

そして、さらに可能なら、「仕事のミスの対応が良かった」と思われるように「真摯な態度」で逆に評価を上げることを狙うのも大切です。事実、仕事のミスにする対応のときこそ「その人の本心が見える」こともよくあります。

周りにいる人たちは冷静です。意外とその人がミスの失敗に対してどのような対応をするか見ています。そういった中で、冷静に一つ一つ対処していくことで、「失敗を上回る評価を得る」こともあるので、失敗をしたときは

「これはチャンスやな」

と冷静に考えることが大切です。

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