「どうせ自分なんか・・・」と自分が嫌になる人もいるのではないでしょうか。
そしてふと周りを見ると「なぜかいつも自分だけが取り残されたような感覚」になってしまう。自分が自分自身に対して嫌になると「漠然と辛い」ですよね。
どういった時に「自分が嫌になる・・・」と感じてしまうのか、原因を探ります。そして原因が分かったら次に「対処法」を考察します。
何事も順番を守って進めていく必要があります。
自分が嫌になる時とは
自分が嫌になる時というのは「自分自身が期待していたよりも、自分は大したことないと気づいた時」です。このような思考になると、自然とため息が出てきて周りで楽しそうにしている人を見ては「はぁ・・・」と落ち込むことになります。
そして「落ち込んでいる自分自身に気づいて」また嫌になるという無限ループにハマってしまうことになります。
いつの時代だって「隣の芝生は青く見える」ものです。
浜崎あゆみも「恋人たちはいつも幸せそうに」と歌っていますし、ミスチルも「お金持ちが貧乏人より満たされてるって思ってるの」と歌っています。
どんなに有名でお金を持っていても、周りを見て「なんか自分は幸せじゃないような気がする」と感じるのは当たり前のことです。
自分が嫌になる時は主に次の3つです。
- 劣等感を感じた時
- 失敗をした時
- 将来に自信を持てなくなった時
一つずつ見ていきます。
劣等感を感じた時
自分が嫌になる原因で一番大きなものが「劣等感」です。周りの人たちと自分を比べたときに「自分のほうが劣っていると感じる」と一気に気分が落ち込んでいきます。
それはそうですよね。周りの人が自分よりも幸せそうに見えたときに「よーし!!きてるキテル!!自分だけ不幸になってるZE!!」と普通はならないハズです。
例えば同期で入社した仲間が出世していくのに、「自分だけ万年平社員」の場合や周りは次々と結婚していくのに、「自分は恋人もいない」など。
周りで成功していく人たちを見ると、ついつい自分の現在の状況を「勝手に自分の物差しで比較して」劣等感を持ってしまうようになります。
失敗をした時
社会人の場合は仕事で失敗をした時、学生の人なら受験や資格などで失敗した時も自分が嫌になりやすいです。
また人間関係でも「余計な一言を言って相手との関係がギクシャクしたり」するときに「なんで自分はいつも余計なことを言ってしまうんだろう・・・」と自己嫌悪になりやすいです。
何かを失敗したときに「原因はどこにあるのか」という答えが「自分」となった時に自分が嫌になることが多いです。
また「もしあの時失敗していなかったら・・・」と考えると、どうしても気分は落ち込みます。
将来に対して自信を持てなくなった時
将来に対して漠然とした不安を持っている人は多いです。
将来に対してある程度の不安があるのは、子供から老人まで誰だってあります。
しかしあまりに悲観的に考えすぎると「自分の将来は暗いな・・・光さえも吸い込むブラックホール並みの将来やわ、あはは笑っちゃうね。うぅぅ・・・」と落ち込むことになります。
そして「どうして将来が不安なんだろう?」と部屋の電気を消して独り体育座りをしながら考えたときに「自分のせいじゃね?」となれば、立派な自己嫌悪の出来上がりです。
我々の現実社会で「保険」という商品があるのも「将来を不安に感じている人が多いから」ですよね。ただ度を越した不安は「自己否定へとつながりやすく自分が嫌になる原因」です。修行僧のように自分と向き合うのはおすすめしません。自分と向き合ってもどうせ最後は「あぁ、自分はなんてちっぽけな人間なんだ・・・」と落ち込みやすくなります。
自分が嫌になる時の対処法
自分が嫌になっている、という現在進行形の場合は「信じられないレベルで視野が狭くなっている」可能性が高いです。もうほとんど何も見えていない状態で、その見えているものも「錯覚している」状況です。
そしてその視野が狭くなって、混乱している状況を「自分のせい」と謎に自分へと結びつけているので、自分が嫌になってしまいます。
自分が嫌になる時の対処法は次の3つです。
- 楽しいと感じることに集中する
- 自分への期待が大きすぎる
楽しいと感じることに集中する
自分が嫌になると辛いですよね。そういった時は単純に「逆の感情に持っていく」のが一番の対処法です。
何でも良いですが、「自分が楽しいと感じることに集中する」のが重要です。例えば映画を観るのが好きな人は気が済むまで映画を観るようにします。私の場合はサッカーゲームをしたり筋トレをするのが好きなので、サッカーゲームで相手を煽りまくったり、筋トレをして腕をハムみたいにしています。
楽しいことに集中していれば、自然と嫌な感情もなくなっていきます。
そもそも「嫌なことを考える」から自分のことが嫌になるのです。何も無理して嫌なことを考える必要はありません。
ただ社会人になると「趣味がないんだけどマジで」という人も意外と多いです。そんな人はまず「何をしている時が一番楽しいのか」というのを真剣に考える必要があります。
アンパンマンの歌にも「何をしたら自分が喜ぶのか分からないなんて嫌だ」といった歌詞がありますが、まさにその通りですよね。
我々は小さいころから必ずアンパンマンの歌を一度は聞いているハズなので、まさに「初心忘るべからず」です。本質的なことは昔から変わりません。
(※参考動画:アンパンマンのマーチ(YouTube))
自分への期待が大きすぎる
自分が嫌になるということは「現在の状況が期待している自分じゃないから」ですよね。自分のことを嫌になる人のなかには「明らかに期待が高過ぎる」人もいます。
どう考えても自分の満足できる基準が「それ無理ゲーですよね」という感じなのです。
結婚相手を探している女性がミルクティを飲みながら「うーんとね、年収3,000万円以上で30歳未満で身長180センチ以上で、長男以外が良いかな。あと顔は小栗旬ぐらいは欲しいかな。これでもだいぶ妥協してるんだけどねっ」と真剣な顔をして言っているようなものです。
この女性が「どうして私は結婚できないんだろう・・・自分が嫌になる」と悩んでいたら、恐らく全員がこう答えますよね。
「鏡を見たほうが良い」と。
このような分かりやすい感じなら良いのですが、「自分のことになると意外と客観的に見れないもの」です。
例えば上記の結婚できない女性が真剣に悩んでいたら「その条件だったらほとんどの女性が達成できない」です。それでも当然ながら幸せそうな女性はいっぱいいます。
恋愛でも仕事でも、または人生観でも良いのですが、自分に対する高過ぎる期待は自分を苦しめることになります。
大阪のオバちゃんがよく言う「よそはよそ!うちはうち!」というあの精神です。
嫌なことを考えている時間も人生の一部ですし、楽しいことを考えている時間も人生の一部です。人生とは小さな時間が積み重なって出来上がるものなので、出来るだけ楽しいことだけを考えて過ごすほうが良いと思う次第です。