「どうせ自分なんか・・・人生辛すぎワロタ」と自分が嫌になる人も多いです。
ふと周りを見ると「自分だけ取り残されたような感覚」になり、「ダメな自分」に目がいって苦しくなる。
どうして「自分が嫌になる・・・」と感じてしまうのか、原因を探りましょう。原因が分かったら次に「対処法」を考察します。
自分が嫌になるとは。ダメな自分とは。良くない思考というのは分かります。
自分が嫌になる時とは
自分が嫌になる時は「期待していた自分よりも、自分が大したことないと気づいた時」です。
「もっとやれるハズだった」「いつも間にか、周りと差がついている」
このような思考になると、自然とため息が出てきて楽しそうな人を見て「皆楽しそうやな、それ比べて私は・・・、はぁ・・・」と落ち込みます。
しかし、このように考えるのは、世界中で自分なのだけでしょうか。
いつの時代だって「隣の芝生は青く見える」ものですよね。
浜崎あゆみも「恋人たちはいつも幸せそうに(※参考:appears(YouTube))」と歌っていますし、ミスチルも「お金持ちが貧乏人より満たされてるって思ってるの?(※参考:擬態(YouTube))」と歌っています。このように
どんなに有名でお金を持っていても、周りを見て「なんか自分は幸せじゃないような気がする」と感じるものなのです。悩みは尽きません。
それでは具体的に、どのようなときに自分が嫌になるのでしょうか。それは次の3つです。
- 劣等感を感じた時
- 失敗をした時
- 将来に自信を持てなくなった時
一つずつ見ていきます。
周りと比べて、劣等感を感じた時
自分が嫌になる原因で一番大きなものが「劣等感」です。周りと自分を比べたときに「自分のほうが劣っていると感じる」と感じたら、一気に気分が落ち込んでいきます。
それはそうですよね。
例えば同期で入社した仲間が次々と出世していくのに、「自分だけ万年平社員」の場合や周りは次々と結婚していくのに、「自分は恋人もいない」など。
周りで成功していると思える人たちを見ると、ついつい自分の現在の状況を「勝手に自分の物差しで比較して」劣等感を持ってしまうと自分が嫌になります。
周りに誰もいない状況で、「はぁ自分って大したことないな・・・」とは思わないはずです。誰かと比べるから、苦しくなります。
仕事や勉強、恋愛などで失敗した時
社会人の場合は仕事で失敗をした時、学生の人なら受験や資格で失敗した時も自分が嫌になりやすいです。また恋愛でも上手くいかないときは、「自分を責めてしまいがち」です。
特に失敗が続くときは、「気分が落ち込み」ますよね。失敗したときに、「いやいや、俺の責任違うで!完全に被害者やわ!」と、自分の失敗でも被害者面して他人に100%心の底から責任転換できる人ならいいのですが、普通はできません。
真面目な人ほど、失敗したときに「自分のせいだ・・・辛い」と自分を責めてしまいます。
何か失敗したときに「自分の責任だ」と考えてしまうと、自分が嫌になることが多いです。
また「もしあの時失敗していなかったら・・・」と考えると、どうしても気分は落ち込みます。
将来に対して自信を持てなくなった時
将来に対して漠然とした不安を持っている人は多いです。
将来に対してある程度不安があるのは、子供から老人まで誰だってあります。
しかしあまりに悲観的に考えすぎて「自分の将来は暗い・・・光も吸い込むブラックホール並みの将来しか見えん、あはは笑っちゃうね。はぁ、うぅぅ・・・」と落ち込むことになります。
そして「どうして将来が不安なんだろう?」と部屋の電気を消して独りで体育座りをしながら考えたときに「自分のせいじゃね?」となれば、立派な自己嫌悪の出来上がりです。
我々の社会で「保険」という商品があるのも「将来を不安に感じている人が多いから」ですよね。適度な心配は、誰でも持っていて健全な思考です。
ただ度を越した不安は「自己否定へとつながりやすく自分が嫌になる原因」です。修行僧のように自分と向き合うのはおすすめしません。自分と真面目にどんなに真摯に向き合っても、どうせ最後は「あぁ、自分はなんてちっぽけな人間なんだ・・・」と落ち込むことになります。
自分が嫌になる時の対処法
自分が嫌になっている、という現在進行形の場合は「信じられないレベルで視野が狭くなっている」可能性が高いです。もうほとんど何も見えていない状態で、その見えているものも「錯覚している」状況です。
そしてその視野が狭くなって、混乱している状況を「自分のせい」と謎の理論で責任を自分へと結びつけているので、自分が嫌になってしまいます。ハードモードです。そのハードモードの思考で、何とかここまでこれたのなら、対処もできます。
自分が嫌になる時の対処法は次の3つです。
- 楽しいと感じることに集中する
- 自分への期待が大きすぎる
楽しいと感じることに集中する
自分が嫌になると辛いですよね。そういった時は単純に「逆の感情に持っていく」のが一番の対処法です。
何でも良いですが、「自分が楽しいと感じることに集中する」のが重要です。例えば映画を観るのが好きな人は気が済むまで映画を観るようにします。
私の場合はサッカーゲームをしたり筋トレをするのが好きなので、サッカーゲームで相手を煽りまくったり、筋トレをして腕をハムみたいにして、「いや、もう腕がエグイことになってるやん」と鏡の前でポーズを取っています。(30代独身男)
楽しいことに集中していれば、自然と嫌な感情もなくなっていきます。
そもそも「嫌なことを考える」から自分のことが嫌になるのです。何も無理して嫌なことを考える必要はありません。それは、自分を追い込み過ぎです。
ただ社会人になると好きなことを見つける「趣味がないんだけどマジで」という人も意外と多いです。そんな人はまず「何をしている時が一番楽しいのか」というのを真剣に考える必要があります。
アンパンマンの歌にも「何をしたら自分が喜ぶのか分からないなんて嫌だ」といった歌詞がありますが、まさにその通りですよね。
我々は小さいころから必ずアンパンマンの歌を一度は聞いているハズなので、まさに「初心忘るべからず」です。本質的なことは昔から変わりません。
(※参考動画:アンパンマンのマーチ(YouTube))
また、「楽しいことがない」場合は、「何かを楽しいことにする」のです。強引に。できれば社会に役立つことが良いです。「自分が楽しいと感じることが、社会にとっても良いこと」だとしたら、そんな良いことはありません。
可能であれば、「直接、人と関わりのあること」が良いです。そして、誰かから「ありがとう」と直接言われることをすると、自分が嫌になる気持ちも薄れていきます。
他人から感謝してくれている自分がダメな存在なのだろうか?それは合理的に考えておかしい、こうなります。
別に仕事じゃなくても、ボランティアでも大丈夫です。誰かのためのボランティアという高尚な考え方ではなく、「自分の肯定感を高めるためのボランティア」でも全く問題ありません。
まずは自分のことを考えて、自分に余裕ができてきたら周りの人を助けるぐらいで十分です。
自分への期待が大きすぎる
自分が嫌になるということは「現在の状況に満足していない」からですよね。自分のことを嫌になる人のなかには「明らかに自分への期待が高過ぎる」人もいます。
どう考えても自分の満足できる基準が「それ無理ゲーですよね」という感じなのです。
結婚相手を探している女性がミルクティを飲みながら「うーんとね、年収3,000万円以上で30歳未満で身長180センチ以上で、長男以外が良いかな。あと顔は小栗旬。これでもだいぶ妥協してるんだけどねっ」と真剣な顔をして言っているようなものです。
そしてこの女性が「どうして私は結婚できないんだろう・・・自分が嫌になる」と悩んでいたら、恐らく全員がこう答えますよね。
「鏡を見たほうが良い」と。
このような分かりやすい感じなら良いのですが、「自分のことになると意外と客観的に見れないもの」です。
例えば上記の結婚できない女性が真剣に悩んでいたら「その条件だったらほとんどの女性が達成できない」です。
恋愛でも仕事でも、または人生観でも良いのですが、自分に対する高過ぎる期待は自分を苦しめることになります。
大阪のオバちゃんがよく言う「よそはよそ!うちはうち!」というあの精神です。
嫌なことを考えている時間も人生の一部ですし、楽しいことを考えている時間も人生の一部です。人生とは今の小さな時間が積み重なって出来上がるものなので、出来るだけ楽しいことだけを考えて過ごすほうが良いと思う次第です。