何でも聞いてくる人の特徴と対処法です。どこの職場にも、全く自分で考えず「直ぐ人に聞く」人がいます。さらに「プライベートなこと」を雑誌記者のように何でも聞いてくるウザイ人もいます。そんな人たちの特徴と対処法です。
職場で「何でも聞いてくる人」。プライベートなことを「何でも聞いてくる人」
何でも聞いてくる人を「ウザイ」と感じるのは、「あ、この人は本当に何も考えずに私に聞いてるんだな」というのが分かるからですよね。
ただ「何でも聞いてくる」には2つのシーンと意味があります。1つは職場などで「自分が分からないことを、何でも相手に聞く」パターン。もう1つが、「プライベートなことを何でも聞いてくる」パターン。
日本語は非常にややこしいですが、この記事では、この2つの「何でも聞いてくる人」について考察していきます。
まずは「職場」で何でも聞いてくる人について、ご紹介します。
職場で何でも聞いてくる人とは
何でも聞いてくる人が発生しやすい場所として、「職場」があります。新人が何でも聞いてくる場合や、仕事のできない同僚や上司が何でも自分に聞いてくる人の場合があります。
まず何でも聞いてくる人が、「新人」の場合は丁寧に教えてあげたほうが良いです。
新人の場合は、「本当に何も分かっていない状態」なので、まずは一通り「基本が分かるまでじっくり」教えてあげましょう。新人が何も知らずに聞いてくるのは、「それも仕事のうちの一つ」です。
ただ、そんな新人のなかにも「全く何も考えていない新人」が混じっていることもあります。
同じ質問を何度もしてきたり、普通に考えれば誰でも分かるような質問をしてくることもあります。そんな「使えない新人」を見ると、頭がキーンとなるぐらいイライラすることもありますが、それでも教える側が丁寧に教えたほうが良いです。
職場で何でも聞いてくる人のなかには、すでに何年も働いている「同僚」や「上司」の場合もありますよね。
特に上司の場合は、最近のITの進歩に全くついていけないことが多く、
「パソコンよろしく」みたいな感じになることも。
「パソコンよろしくって何やねん」とツッコミたくなりますが、パソコンやスマホの操作になると、かなり基本的なことでも聞いてくる人がいます。
「文字が半角になって日本語が打てない」とか「別のブラウザを開くってどういうこと?」とか。
あれ?ここはパソコン教室かな?と感じるときもあります。
職場で何でも聞いてくる人に共通しているのは、「視野が狭い」ということです。何か問題があって、自分で分からないことがあったら「フリーズ状態」になっています。
例えば、「別のブラウザで開く」という意味が分からなかったら、「それをグーグル先生に聞けばいい」のです。グーグル先生ならすぐに答えてくれます。
「分からなかったら、まずは自分で調べる」というのが、職場で何でも聞いてくる人は決定的に抜けています。
餌を与えられるのを待つひな鳥のように、口を開けてただただ何もせずに待っている状態で、「応用力がない」とも言えます。
プライベートなことを何でも聞いてくる人とは
次は、「プライベートなこと」を何でも聞いてくる人です。これは先ほどまでの職場で何でも聞いてくる人とは、全く違う内容です。
職場で何でも聞いてくる人は、「仕事ができない人」というイメージですが、プライベートなことを何でも聞いてくる人は、「品がなく、人の心に土足でズカズカ入ってくるような質問をする人」です。
簡単に言えば、40代前半ぐらいの女性に「あなたって結婚してる?まさか独身じゃないよね?」などと質問する人。
さらに「根掘り葉掘り」プライベートのことを何でも聞いてきます。「こいつは週刊誌の記者なのか?」と疑いたくなるレベルで、何でも聞いてきます。
野次馬根性丸出しと言いますか、「とにかく知っておきたい」という考えなのです。
しかも「そこまで仲良くない」のに、「人の機微な部分」をガンガンに聞いてきます。
ただ人間なら誰しも、本当は知りたいですよね。友人や同僚に「どんな恋人がいる?」とか「今までの恋愛経験は?」とか「実家はどんな仕事をしてる?」とか「給料は?」とか。
そういう「聞きたい気持ちがある」のは普通なのですが、「それを普通に相手に聞いてしまうその根性」が問題なのです。
しかもこういった「週刊誌の記者のような人」に、何か自分の秘密の部分を話してしまうと、「周りにも直ぐに広がる」ので注意が必要。さらに、立派な尾ひれもついて噂が広がります。
例えば、「今まで恋愛経験はそこまで多くなくて、付き合った人はたぶん3人ぐらいかな」と答えたのに、「〇〇さんって意外と遊んでるらしいよ。覚えてないぐらい男いたんだって。見かけによらないよねっ!」みたいな感じです。
プライベートのことを「何でも聞きたがる人」は、同時に「エグイぐらい口も軽い」ので、決定的な情報は出さないほうが良いです。
何でも聞いてくる人への対処
職場で何でも聞いてくる人
まず、職場などに多い「自分で何も調べずに何でも聞いてくる人」への対処法は、「教える」しかありません。ただなかには、「どうして私がそんなことを教えないといけないんだ」という場合もあります。
「明らかに自分の領域ではないとき」もありますよね。
そんなときは、「そのことなら〇〇さんに聞いてみてください」と伝えるようにしましょう。職場ではたまに、「本当に自分と全く関係がないこと」でも、聞いてくる人がいます。しかもこっちは忙しいのに。
職場で何でも聞いてくる人は、まず「新人なら丁寧に教える」ようにしましょう。ただ、同僚や上司から「何度も同じような質問」をされたり、「明らかに自分には関係がないこと」を聞かれる場合は、別の人に聞くようにズバッと言ったほうが自分の身のためです。
正直、職場では「余計なリスクを取らないほうが良い」のは確かなので、できるだけリスクは回避したほうが良いです。何でも聞いてくる人に、自分が「良かれと思って教えたこと」が実は間違っていた場合など、余計な責任を取らされることもあります。
しかもそういうときに、「何でも聞いてくる人」に限って、「え?これ間違ってました?〇〇さんに聞いたんだけどなぁ。(チラっ)」みたいな感じで責任をなすりつけてきます。善意で教えてあげたのに。
世知辛いですが、気前よく何でもホイホイと教えていては「思わぬところで足元をすくわれる」可能性もあるので、「どこかで線引き」はしたいところです。
プライベートなことを何でも聞いてくる人
雑誌記者のように、プライベートなことを何でも聞いてくる人には「情報を与えない」のが重要です。
のらりくらりと、「決定的な情報を渡さない」ようにしましょう。
まるで政治家の答弁のように、「抽象的なことを言ってかわす」のが効果的。
「付き合っている人いるの?」とか「学校はどこ行ってたの?」とか「家族構成は?」とか。
プライベートな部分の「普通は聞いてこないようなこと」をグイグイ聞かれる場合は、元気よく「いやー!いやもう全然!自分なんて何にもないっすよ!」とのらりくらりとかわしたほうが良いです。
最初はこのぐらいで、通っていた学校ぐらいは伝えてもいいですが、家族構成や過去の恋愛遍歴などはプライベートなところなので「適当に嘘をついても」問題ありません。
このようにグイグイ聞いてくる輩は、「何か見つけたい」のです。話のネタになるような「ちょっと変わったこと」を。何も真面目に答える必要はなく、「適当にむにゃむにゃ」言えばいいのです。
どうして「私」に聞いてくるのか?
「何でも聞いてくる人がウザイ!」と感じている人のなかには、「なんで私に聞いてくるんだろう?」と不思議に思う人もいるのではないでしょうか。
別に他の人でもいいのに、わざわざ自分に聞いてくる場合はなおさらです。
実はこの現象は、そこまで悲観的になることはありません。むしろ、ポジティブにとらえて良い現象です。
何でも聞かれるということは「他人から話しやすい雰囲気を持っている」ことの裏返しです。
そのため、例えば職場でしょうもないことを聞かれても「私には包容力があり、人間性が素晴らしいことが隠し切れないんだろう。質問したい気持ちは分かる。ただ、少しは自分で考えようぜ」と思いながら対応すると、心に余裕が生まれます。
少なくとも、「他人から親しみやすい雰囲気を持っているのは良いこと」ですよね。
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