女性の管理職が少ない理由は「優秀な人ほど辞めてしまうから」

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女性の管理職が少ない理由として、メディアでは雇用システムが進んでいないとか、女性の社会進出が欧米に比べて遅れているなどと言われていますが、一番大きな理由としては

「優秀な女性ほど辞めてしまう」

というのを感じます。どこの世界にも優秀な女性は数多くいます。しかし、それでも、日本では女性が占める管理職の割合が低いです。

2019年の女性管理職比率の平均は7.7%だ。2016年は6.3%、2017年6.9%、2018年が7.5%と、着実に増加してはいるものの、30%にはまったく届いていない。

「女性管理職の比率が高い」企業ランキング100
30%の政府目標にどれほど到達できたのか(東洋経済オンライン)

会社や組織も「そんなことは分かっている」ので、対策はしています。それなのに、どうしても少ないです。これはもはや「国民性」というほかないように思います。

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女性の管理職が少ない一番の理由は「結婚」からの辞職

女性の場合、「結婚して仕事を辞める」という人が多いです。本当に多いです。会社のほうも、優秀な女性社員には

「出世コースのど真ん中」を早い段階から準備していることも多いです。女性のほうも「このままいったら管理職かぁ」と感じていると思います。

それでもやはり「結婚」をすると仕事を辞める人が多いです。この理由としては、会社の雇用システムが整っていないことも原因としてありますが、女性側の

「子育てに専念したい」

という思いもあるのではないでしょうか。

この場合だと「短時間でもいいから会社の手伝いを・・・」と会社側としては考えるのですが、「家事や子育てに専念したい」という女性を引き留めることができません。また、日本では「ベビーシッター制度」がどうも根付かない雰囲気です。

例えば、幼稚園などにベビーシッターが迎えに行くと「○○さんのところはいいわよねぇ、ブルジョワで」などと言われてしまうかもしれません。ママ友といった小さいコミュニティーでは同調圧力が非常に強くなります。

また、女性のほうも「自分で子育てしたい!」という人が多いのかもしれません。特に子供が小学校に入るぐらいまでは一番手のかかる時期でもありますが、子供が一番かわいい時期でもあります。

人生のなかで、何が自分にとって大切かは人それぞれなので何が正しいのかなんて分かりませんし、そもそも正しい選択なんてないのかもしれません。今日も暑いですね。

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女性の管理職が少ない理由②燃え尽きたぜ

仕事に疲れた女性
後は、子育てのほかにも「燃え尽きている」女性も多いです。結婚がゴールというわけじゃないですが、「仕事がすべてでもない」という感覚でしょうか。

日本の男の場合、仕事=人生という雰囲気があります。休みって何?という感じです。というより、「仕事しかない」と言ったほうが正確かもしれません。しかし、女性の場合は「仕事は大切だけど、仕事=人生とは少し違う」となります。

個人によっても違いはありますが、管理職になる出世コースを歩いている女性は、仕事中は特にもの凄く気を張っています。しかし、そういう「本来の自分とは違う無理な頑張り」、ずーっとは続きません。そのため仕事を辞めるときは、「やりきった」雰囲気で颯爽としています。仕事に関しては完全に燃え尽きたといった感じです。

仕事ができる女性は、気を張っていますが、何と言うか変にガツガツしていません。それに加えて男のいわゆる「仕事ができる」と同じような感覚も持っています。より真面目でスマートにしたといった感じでしょうか。欧米での優秀な女性のイメージというより、日本社会のなかでの優秀な女性というイメージです。

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女性の管理職が少ない理由③雇用システム

社内の雇用システムに不満の女性
やっぱり、まだまだ雇用システムが整っていません。特に管理職になるような人の場合は週の最低労働時間が20時間ぐらいでも良いと思います。一日にすると大体4時間程度ですね。ただ、この場合は「出来高制」にして、契約を解除することも同時にしやすくしなければいけません。この手の話を聞くと

「労働者の権利がっ!」

と考える人もいるかもしれませんが、「むしろ逆」に作用することもあります。転職をするときにも、「同じような給料のまま転職もしやすくなる」可能性も十分にあります。雇用する側からすれば、「優秀な人にはお金を払いたいけど、正直、面接や履歴書だけでは分からない」というのが本音です。一緒に働いてみないと分かりません。

そのため、出来高制なら少しぐらい年棒が高くても「まあ1年ぐらい試してみるか・・・」という考えになるのです。なので、自分に自信がある人は、若いうちから「年棒制にしてください」と大体の売上などを自分で計算して交渉するのもいいかもしれません。

また、男側の「育休」もありますが、これは正直、現在のところあまり良い制度とは言えません。実際、育休を取った人が「出世コースから外れる」ことがあります。対処法としては「育休の間でも仕事をする」ということに尽きます。つまり、「育休を取っているけど、仕事をしてる」という感じです。ボランティアと言っても良いですね。

育休を取っているので当然「給料は出ない」ですが、「それでも仕事をする」ぐらいじゃないと正直、出世は諦めたほうがいいと思います。

最悪、家に居ながらでもできるような仕事の提案はしたほうが良いですね。ただこの場合、「仕事中毒」ぐらいじゃないと持たないかもしれません。ただ出世だけが仕事(人生)じゃないですし、今後は変わるかもしれないです。

もし、共働きの家庭で女性が「夫の会社には育休制度があるんだから育児手伝ってよ」と考えているなら、上記のようなこと(夫が出世できなくなること)はリアリスト的な観点から少し踏まえたほうが良いです。

世の中、綺麗ごとだけではやっていけません。

・関連記事:綺麗事ばかり言う人の特徴「無責任な夢物語が止まらない」

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まとめ

上記のように雇用システムを変更したとしても、女性の管理職の割合が増えるかは微妙なところです。女性自身が「この会社でテッペン取ったるで!」と思わなければ女性の管理職は増えませんし、恐らく、今後もそこまで伸びないと思います。増える土壌が見当たりません。

海外では「女性同士が激しく言い争いをしたり、殴り合っている動画」も見かけます。海外の女性ぐらい日本の女性も相手に殴りかかるぐらいの闘争心が必要とも感じます。管理職は「他人との競争が大好物」ぐらいじゃないとやっていけません。

優しい女性が多過ぎる、といった感じでしょうか。

ただ、日本の場合、仕事だけではなく、人生をトータルとして考えた場合に「女性のほうが上手に管理をしている(楽しんでいる)」ように感じます。何も仕事で管理職になることだけが「女性の活躍」ではありません。社会に与える影響の大きさは、男性よりも女性のほうが上です。

また、子育てをしている母親を見ても、大半の場合はとても充実しているように思えます。さらに、子供の手がかからなくなると、習い事やパートをして友達とカフェ、老後は友達と旅行にいく。管理職になる幸せとはまた別の幸せがそこにはあるような気がします。もちろん、子供がいなくても、結婚をしていなくても、それぞれの人の幸せは違うのは言うまでもありません。

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