言うことを聞かない部下の対応|自分だけなめられてる

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言うことを聞かない部下がいると、誰だってイライラします。こちらは普通に指示をしているだけなのに、ムカつく顔して言ってきます。

「ちょっと今は無理ですねー。逆に暇だったらやってほしいぐらいですよ」

こう言われたときに「ふざけるな!」と強く言えたらいいのですが、普通は言えないですよね。温厚な性格の人ほど、部下に強く言えません。言うことを聞かない部下の対応です。
言うことを聞かない部下

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言うことを聞かない部下がいるとストレスで「イップス」になる

言うことを聞かない部下が職場にいると、「胃がキリキリするぐらいストレス」を感じる人もいますよね。しかも自分は「普通の」対応をしているのに、部下が言うことを聞かない時はなおさらです。

「これは逆パワハラじゃないのか」と。

こちらに非がある場合は、部下が言うことを聞かなくても「まぁ、仕方ないか。部下に仕事をやらせて私はネットサーフィンでもしようと思ってたけど、バレたら仕方ない。次からはバレないようにもっと上手く指示をだそう!」となります。

しかし、仕事をする上で、「どうしてもしなければいけない指示」をしたときでさえも、不満げな表情や態度を取られると、イライラが止まらなくなり、動悸も激しくなります。

そして、穏健な性格の人ほど一度、言うことを聞かない部下に反抗的な態度を取られると、次から指示をしたり、普通の会話をするのも消極的になります。

まさに「イップス状態」になるのです。

イップス (yips) は、精神的な原因などによりスポーツの動作に支障をきたし、突然自分の思い通りのプレー(動き)や意識が出来なくなる症状のことである。
引用:イップス(ウィキペディア)

指示や会話をしようとしても、「うっ・・・」と躊躇(ちゅうちょ)してしまい、自分らしく振る舞うことができなくなります。

あのイチローも若いころはイップスで悩んでいましたし、仕事でイップス状態になると誰だって気持ちよく仕事ができません。仕事イップスは、誰にでも起こる可能性があるのです。

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自分の言うことだけ聞かない部下

言うことを聞かない部下で悩んでいる人も、「すべての部下が言うことを聞かない」わけじゃないですよね。社会人になると分かりますが、一般的には「上司の言うことを聞いてくれる部下がほとんど」です。

「書類のチェックよろしく」と部下に言うと、大概の部下は「うっす」と素直に言うことを聞いてくれます。ほとんどの部下は言うことを真面目に聞いてくれるので、「言うことを聞かない部下が目立つ」のです。

そして、その言うことを聞かない部下は、「誰の言うことも聞かない」わけではないですよね。

「自分にだけ」反抗的な態度を取られる場合が問題で、腹が立つのです。

「ほとんどの部下が自分の言うことを聞かない」という場合は、正直、その指示を出している人に問題がある場合が多いです。「その仕事に向いていない」か「別の職場に行ったほうが良い」可能性もあります。

ただ、「自分の言うことだけ」聞かない部下がいるときは、「その部下にピンポイントでなめられている」可能性が高いです。

では、このような「憎たらしい部下」がいるとき、グッと怒りを抑えて「変にヘラヘラする」のがいいのでしょうか。向こうがなめてるのに、それに対して「ヘラヘラする」のは、あまりにも悲しいですよね。

自分自身が情けなくなり、夜も眠れなくなるのではないでしょうか。無意識に怒りで歯ぎしりをして、自分の奥歯もすり減らしそうです。奥歯も大事ですし、自分自身のプライドも大切です。

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言うことを聞かない部下の対応

言うことを聞かない部下の対応で、前提となるのが「自信を持って対応する」ことです。自信を持って対応するには、「自分はやれるだけでのことをやった」と胸を張って言えるようにする必要があります。

周りから見ても、「あの部下の態度はひどい。上司さんは確かに仕事はできないけど、ちょっと可哀そうだよいくらなんでも」と共通認識ができている状態が最高です。

たまに「部下が明らかに悪い」という時でも、どこか「フニャフニャしている」人もいます。「皆で仲良く肩を組んで、楽しく仕事をしたい!」という気持ちは分かりますが、現実的にはなかなか難しいです。

「決定的に合わない人もいる」のを理解しないといけません。こちらは普通にしていても、相手からは「誰とでも仲良くしているのが気に食わない」と、恨みを買う場合もあるのです。

またなかには「効果的に部下を動かす魔法みたいな方法があるんじゃないか?」と考える人もいるかもしれませんが、それは厳しいです。相手の行動を変えるのは、「エスパーじゃない限り」ほぼ不可能と言えます。それよりも「自分の行動や気持ちを変える」ほうがずっと簡単で効果的です。

言うことを聞かない部下に対応するときは、「自分は正しい!」とポジティブに対応するのが重要です。「もしかしたら自分にも落ち度があるかも…なんか言い方が悪かったかな。あれ胸が痛い…」と、不安になって落ち込むのはよくありません。

それでは、具体的に「部下が言うことを聞かない」場合を4つのシチュエーションに分けて対応法をご紹介します。

もはやこれは逆パワハラだろという時

言うことを聞かない部下がいるときに、一番ストレスに感じているのがこのパターンですよね。

「これって逆パワハラじゃね?」

もはや言うことを聞かないレベルではなく、「逆パワハラ」レベルで舐められているときが一番つらいです。この時は、「部下は何かの病気なんじゃないか?」というぐらい「話が合わない」こともあります。

そして、この逆パワハラぐらいまで部下が言うことを聞かなくなっている時は、「一刻も早く対応」する必要があります。すでに「部下が言うことを聞かないのが当たり前になっている状態」は非常にまずいです。

まず、自分だけで対応するなら、「逆パワハラをしてきた責任を取らせる」ようにします

相手が「無視」をしてきたり、「自分が伝えた仕事をやらない」ときは、もうそのままにします。そして相手が少しでもミスをしたら、「徹底的に責任を取らせる」ようにします。

人間誰しもミスはします。「誰でも、いつかは必ず」ミスをします。そのときに「徹底的」に追及するのです。職場はゲームや遊びの場所ではなく、競争社会なのです。動物たちが野生で生存競争をしてるように、会社員も日々、生存競争をしています。

そんなときに、「甘えた考え」をしていてはいけません。しかも相手から舐められているときは、みぞおちに力を入れて、踏ん張る必要があります。

逆パワハラで悩んでいる人は、「自分の立場の優位性を理解していない」です。どんなに名ばかり上司で権限がなくても、上司には変わりありません。部下より立場は上です。

その事実を強く認識して、「自信を持って強気に対応する」ようにします

ただ、「度を越えた逆パワハラ」の場合は、自分だけで対応しようとせずに「上の立場の人に報告する」ようにしましょう。何も1人ですべてを抱え込む必要はありません。現在では、会社にも逆パワハラに対応する責任が求められています。

【逆パワハラの対処法をまとめた記事▼】

できるだけ穏健に対処したい

部下が言うことを聞かないと悩んでいる人で、一番現実的な対処法ですよね。

「そこまでガチガチにやり合うのはしんどい」と。

さらに部下が言うことを聞かないと言っても、「微妙なライン」の場合も多いです。全く言うことを聞かないわけではないけど、「基本的なスタンスが反抗的」みたいな。

こういう人間関係って社会人になると多いです。こういう微妙なラインが一番しびれます。薄っすらと馬鹿にされてるような、批判的な態度を取られるのです。ただし、怒るほどでもないと言いますか。

こんなときは「割り切る」しかありません

なんかチクチクとジャブを打たれてる気がする・・・と感じるのは事実だと思いますが、「なんやかんやで、やることはやっている」という場合だと、「これは、どうしようもない」という感覚です。

実際このような対応を部下から受けている人は多いです。

こちらの言うことを反抗的な態度で聞いているけど、「最低限のことはやっている」というパターン。そして周りに文句を言いふらしてる。

言うことを聞かない部下に対して、「穏健に済ませたい」という人は、指示をする時の心持ちが重要です。

最初から、「どうせコイツは素直に言うことを聞かないだろう。ただその態度が、相手にどんな感情を抱かせるかを分かってない時点で2流。私はその間も頑張って働いてさらに上に行くよ」と部長の席をジッと見つめます。これで、こちらの心持ちは随分とラクになります。

そして、穏健に済ませたい場合は、「自分に友好的な態度を取ってくる部下」を「ガッツリえこひいき」して、なるべく出世でも引き上げるようにします。どこの世界でも行われていることですが、「自分の味方を大切にする」と、自然と自分とは関係のない言うことを聞かない部下の存在が気にならなくなります。「チーム戦」のような感覚になります。

味方がいるだけで、非常に心強いです。

「自分の味方をしてくれる部下」が、反抗的な部下を押さえてくれる場合もあるので、自分を慕ってくれる部下は大切にしましょう。粛々と「言うことを聞いてくれる部下たちからの信頼度を上げる」ことで、その部下たちからのサポートを受けることもでき、言うことを聞かない部下の存在も気にならなくなります。

相手を辞めさせたい!

言うことを聞かない部下がいると、「相手をやめさせたい!腹立つ!」と感情的になる場合も多いです。

これは本人からしたら、「あいつさえいなかったら、それなりに楽しい職場なのに・・・」という感じですよね。ただ現実的に考えると、辞めさせるのはかなり難しいです。

「法律を超えるぐらいの逆パワハラ」があれば、問答無用で相手を辞めさせることもできます。ICレコーダーなどで、その逆パワハラの現場を押さえれば良いのです。

ただ日本では労働者の権利はがっちり守られているので、上司の判断だけで直ぐに辞めさせるのは難しいです。さらに「絶対に辞めさせたんで!」と意気込むと、「パワハラ」になりかねないです。一番最悪のパターンですよね。先に向こうから仕掛けてきたからやり返したのに、逆に自分が訴えられるパターンは。

辞めさせることは難しいですが、同じ職場での「異動」なら可能性はあります。ただそのためには、「異動させるのも仕方ない、という証拠」を客観的に集めるか、他の人にも証言してもらう必要があります。

部下が言うことを聞かない時に、「やめさせたい!」と思っていても現実的にはかなり厳しく、そのことを真剣に突き詰めて考えてしまうと、「超えてはいけない一線を超えてしまう恐れ」があります。

「何が何でも辞めさせたる!」という強い気持ちは、「相手を陥れるために使うのではなく」できれば「出世する方向」に持って行くほうが建設的です。気に入らない人に自分のエネルギーを使うよりも、自分のためにその貴重なエネルギーを使ったほうが良いと思います。エネルギーも時間も有限です。

部下のほうが優秀かもしれない・・・

最後は、ちょっと悲しくなるパターンですが、「言うことを聞かない部下のほうが優秀」だと自分で感じている時。

部下が言うことを聞かない時に、自分の心の中で「なんやかんやで部下のほうが優秀やし…」と格付けが終了していることもあります。

「自分の指示が的外れ」と感じる場合もあります。さらに最近では中途入社も増えているので、「自分よりも経験豊富で優秀な年上の部下」が付くこともありますよね。

そんな人が「グイグイくる感じの人」だったら、仕事ができない上司の指示を素直に聞くわけがありません。

ただ部下が優秀だろうと、現時点で自分のほうが立場が上なのは変わりありません。

確かに将来的には、「普通に出世で抜かされる」可能性もありますが、今は「やるだけのことをやる」しかありません。また優秀な部下が言うことを聞かない場合は、「効率性や合理性に重点を置いている」ことが多いです。

同じ土俵で勝負するのではなく、仕事をする上では「周りとの協調性や人間性と勝負する」のも重要です。いくら優秀な部下でも「信頼性がある」わけではありません。自分と優秀な部下を比べたときに、わざわざ相手が有利な分野で戦う必要もないです。

【優秀な人が必ず出世するわけではない▼】

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おわりに

職場に自分の言うことを聞かない部下がいると、誰だってストレスを感じます。またなかには、弱気になって「仕事を辞めたい・・・」と感じる人もいます。

しかし、イチイチ弱気になっていてはいけません。

「言うことを聞かない部下」なんてどこにでもいます。一家に1台パソコンがあるように、1つの会社に1人ぐらいは、必ず自分と「決定的に合わない部下」はいます。「世の中そういうもんだ」と割り切ってポジティブに、強気に対応するのが良いです。

そして、自分の言うことを聞かない部下がいると逆に「自分の言うことをしっかりと聞いてくれる部下のありがたみに気づく」のです。そのため言うことを聞かない部下について考えすぎるのではなく、そういった、自分の言うことを聞いてくれる部下に意識を向けるほうが重要ではないでしょうか。

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