ヘラヘラする人の心理とは?【対処法】

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ヘラヘラしてる人っていますよね。仕事で失敗したときや、真面目な話のときにもヘラヘラする人がいます。こちらが真剣なときほど、ヘラヘラする人を見ると「何か嫌い」と感じる人も多いのではないでしょうか。

ヘラヘラする人の心理と対処法です。
ヘラヘラしている女性

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ヘラヘラする人の心理とは

ヘラヘラする人の心理状態を見ていきましょう。「心理状態」は次の3つです。

  • 常に他人を意識(自尊心が低い)
  • 真剣に向き合っていない
  • ゴマかそうとしている

それでは一つずつ確認していきます。

いつも他人の視線・評価を意識(自尊心が低い)

へらへらする人の心理は、「自尊心が低く、他人の評価ばかりを気にしている」状態です。日本人には、文化的にこのタイプが多いです。(※1)自尊心が低くても「周りの評価なんてどうでもいい、俺もカスだけど、周りもカス」と思っている人はヘラヘラしません。尾崎になります。

自尊心が高い人も、ヘラヘラしません。だって、「なんで私がヘラヘラしないといけないのか。理由が分からない」となります。

問題なのは、自尊心が低くて、他人の評価を気にし過ぎてしまうことです。この場合は、「変にヘラヘラする」心理状態になります。

特にヘラヘラが出やすい場面は、「何かに失敗したとき」です。本当は、「やってしまった・・・」とがっくり落ち込むところを「ヘラヘラ」してしまいます。

または、失敗を指摘されたときに「いや、自分の責任ではありません」と少し怒りながら言い返すこともできるのです。

それなのにヘラヘラする人は、「へへ」とヘラヘラするばかり。

これは「自分の本当の気持ちを表現していない」状態です。例えば、家で独りでいるときに、カップ焼きそばのお湯を流し台に捨てようとしたら、麺も全部流し台に出たときに「へへ」とヘラヘラしません。「うぉぉーーい!!ガッデム!!」となるハズです。

ただこの同じ状況で、「誰かに見られているとき」だと、ヘラヘラします。

つまり「他人の視線や評価を気にしすぎている」のです。

自分の感情よりも、「周りへと意識が向いている」ので、ヘラヘラします。そのため、ヘラヘラしている人は、「自分の気持ちを相手に伝えることができない」のです。

そして、「無表情で黙っていることもできない(怒っていると相手に思われるのが怖い)」ので、ヘラヘラします。

真剣に物事に向き合っていない

ヘラヘラしている人は、「常に」ヘラヘラしているのでしょうか。身内に不幸があったときでも、ヘラヘラしていたら、それはもう完全に「ただの頭がおかしい人」です。

そういう人は、また別の心理状態があります。ヘラヘラしている人でも、「常にヘラヘラしているわけじゃない」ですよね

例えば、高校受験や大学受験に行く途中で、受験が終わった友人とばったり会い「なぁ、磯野、野球しよーぜ!」と言われたら、「無理じゃボケ!このノーコン野郎!」と普段はヘラヘラしている人でも言うのではないでしょうか。

普段の仕事や遊びでも、「それぐらい真剣にしていたら」相手から何か言われて、ヘラヘラすることはありません。

つまり「ヘラヘラするぐらいの余裕がある」とも言えます。ヘラヘラしている人からすれば、「そんな余裕はない」と思うかもしれませんが、「今までずっと同じような場面でヘラヘラが通じていた」からヘラヘラするわけです。

本当に真剣な場面では、ヘラヘラする余裕なんてありません

ゴマかそうとしている

上記までは基本的に、若い人だったり、職場で立場の低い人がする「ヘラヘラ」です。この「ゴマかそうとするヘラヘラ」は、立場が上の人がします。

「明らかに失敗している」のに、「いやー、まいったまいったへへ」と「ヘラヘラして終わらそうとする」のです。

周りが失敗したときは、「舌鋒鋭く厳しく追及する」のに、自分が失敗したときだけ「へへ」で終わらせます。

ヘラヘラするときは、「何か失敗をゴマかそう」しているときもあるので、特に職場などで若い人はもやもやするのではないでしょうか。

「何笑っとんねんあのハゲ」と。

ただこれは、上司の立場からすると、「絶対にヘラヘラで逃げ切ったんで!」と思っています。普段部下などに厳しく指導していたりすると、なおさらヘラヘラします。

また頭がいい人でヘラヘラしている人は、「相手を馬鹿にしている可能性が高い」です。「こう言えば伝わりますか?」みたいな感じでヘラヘラします。

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ヘラヘラする人の対処法

ヘラヘラする人を見て、「何かイライラするんだよね、もっとガツンと来いよ!」と感じている人も多いですよね。ヘラヘラする人の対処法は次の2つです。

  • ヘラヘラしていると気づかせる
  • 人畜無害なので、何もしない

ヘラヘラしていると気づかせる

まずは、ヘラヘラしている相手に、「あなたは変なところでヘラヘラしていますよ」と伝えましょう。相手の目をしっかりと見て、「なにヘラヘラしてんの?」と言います。

ヘラヘラしている人は、「自分がヘラヘラしている」と気づいていない場合が多いです。ヘラヘラしてるというより、「苦笑いをしている」といった感覚です。

ヘラヘラして良いのは、成人するまでの子供と、ガッキーだけです。他はちょっと認められません。

ヘラヘラしているのを「相手にやめさせたい」ときは、しっかりと相手に伝えたほうがスッキリします。恐らく、こちらが「ヘラヘラしないで」と言ったときもヘラヘラしていると思いますが、伝えると徐々に相手もヘラヘラしなくなくなります。

人畜無害なので、何もしない

ヘラヘラしている人は、基本的に「何もしなくても特に影響はない」です。「見た感じイライラする」だけなので、こちらが何もしなくても特に大きな問題はありません。

それにヘラヘラするのがイライラするのも分かりますが、ヘラヘラしなくなったらなったでイライラする可能性もあります。

例えば、今までは会社に5分遅刻してきたときに「遅刻はダメだよ」と注意すると、ヘラヘラと「いやー、さーせん、へへ」と言っていたのに、急に「いや、電車が遅れてたんですよ。文句あるならJRに言ってくださいよ。これ遅延証明書です、見えますか?」と机の上にバンっと遅延証明書を置かれたら、そっちのほうがイライラします。

そのため、「ヘラヘラしているのを見ると、三半規管がいかれるぐらいムカつく」以外は特に何もしなくてもいいのではないでしょうか。

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【参考】自分がヘラヘラしてしまうときの対処法

この記事を読んでいる人のなかには、「どうしても自分はヘラヘラしてしまう」と落ち込んでいる人もいるかもしれません。若い人に多い傾向ですが、「なんかヘラヘラしている自分が嫌になる」のです。

ミスチルの歌詞でも「上手く立ちまわってる自分が嫌い」みたいなのがありますが、この歌詞を聞いて「えぇ歌詞やな。自分のことを唄ってるみたいやわ。染みる」と強く感じる場合は注意が必要でしょう。

ただこれも考えようで、「自分から能動的にヘラヘラしているときは、そこまで気にならない」です。受動的なヘラヘラはストレスがたまり、ミスチルの歌が心にささるようになります。

周りの環境や、誰かの視線・評価が気になってヘラヘラしてしまう場合は、何かの感情を出すときに「相手より自分の感情を優先する」のが大切です。

ただヘラヘラしていても、「そこまで大きな害はない」ので、ヘラヘラしていても過度に落ち込む必要はありません。「世の中そういうもんだよね」とコーラ片手にポテチでも食べるのが一番です。

ちなみに私は、誰かに注意されたり、何かに失敗してヘラヘラしている人を見ると、太宰治「人間失格」のはしがきを思い出します。

※1参考:公的自己意識と対人不安および自己顕示性に おける自尊感情の役割の日韓大学生の比較(趙 善英)

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