言われたことしかやらない人は、ロボットように「与えられた仕事」しかしません。ただ最近はAIも「予測変換」など、「言われたこと以上の仕事」をしますよね。
言われたことしかやらない人は、いつの間にかAIに追い抜かれようとしています。
パソコンの予測変換に、追いつけ追い越せの状態になっている「言われたことしかやらない人の特徴と対処法」です。
「言われたことしかやらない」の定義
まずは「言われたことしかやらない」の定義を決めましょう。「言われたことしか」は何を指すのか。
それは「普通に考えたら分かるでしょ?」といったぼんやりとした期待ですよね。ただし、「全く難しい要求ではない」です。
1+□=2
となっていたら、□に入るのは「1」。これぐらいの数式は解いてほしいという「期待」です。何もフェルマーの大定理を証明せよと言っているのではありません。1+□=2の□に入る数字ぐらいは予測してほしい。そういうことです。
言われたことしかやらない人の特徴
言われたことしかやらない人の特徴は次の3つです。
- 鳥のヒナのように、口を開けて指示を待ってる
- 学校に向上心を置いてきた
- 言われたことも当然できない
鳥のヒナのように、口を開けて指示を待ってる
まず言われたことしかやらない人の特徴は、「ずっと指示を待っている」。まるで、産まれたての鳥のヒナのように、指示待ちをしています。「早く餌をちょうだい」と。
しかし待ってほしい。指示を出す人は親ではなく赤の他人なのです。言うならば「関係のない人」というのを理解する必要があります。
言われたことしかやらない人は、「相手に質問をする」というのがありません。「言われたことのみ」をやろうとします。さらに、上司の指示がすべて正しいわけではありません。「いつまでに」「目的は」などが抜けている指示が出ることは、社会に出ると頻繁にあります。
例えば、「この資料集めといて」と上司から言われるとします。この指示は「かなり抽象的」です。
そのため、普通は疑問がわきます。「ん?この資料を集めるんだったら、ちょっと時間かかりそうだな。期限はあるのか?」と推測し、「これはいつまでに仕上げたらいいですか?〇〇があるので、少し時間がかかるかもしれません。ちなみに、この資料は〇〇用ですよね?」などと質問をします。
言われたことしかやらない人は、「自分から質問をする」というのが絶望的にありません。ただ恋愛やプライベートに関しては、「意外と積極的」だったりするので、もう何が何やら分からなくなります。え?あの新しく入ってきた〇〇ちゃん、もうあいつと付き合ってんの?くそっ!俺が狙ってたのに!みたいな。
ただ、言われたことしかやらない人は、仕事に関しては「とにかく待つ」のが基本スタンスです。
学校に向上心を置いてきた
それではどうして、仕事で「言われたことしかできない」のでしょうか。言われたことしかやらない人でも、趣味やプライベートの話になると、急に息を吹き返したように話す人もいます。
なるほど、Vtuberねぇ。え?お嬢様がVtuberなの?どこかの財閥の人かn・・・。
いや違うっすよー!!
と3オクターブぐらい急にテンションが上がります。
しかし仕事になると、一気に「消極的」になるのです。何やら「最低限のことしかしないのが当たり前」みたいな雰囲気もあります。
簡単に言えば「余計なことはしたくない」といった感じです。
言われたことしかやらない人は、向上心がありません。仕事に対する「目標や基準が低い」ので、仕事を振られたときに「本当にその仕事だけ」しか考えていません。
今の仕事は、「何のため」「なぜ」「いつまでに」「どうやって」すれば良いだろうと考えると、自然と一つや二つは疑問や改善点が出てきます。
言われたことしかやらない人は、「言われた仕事しか考えていない」状態。なぜそうなるかと言えば、「向上心がない」からです。
例えば、自分の気になる女の子とデートに行くという「仕事」になれば、さまざまなことを「事前に」考えるハズ。「どうしたら相手は喜ぶか」「何を話そう」「そうだな、一応、念のためにアレも持っていくか」など。
デートではできて、仕事ではできないなら、それは「向上心の欠如」が問題点となります。
言われたことも当然できない
言われたことしかやらない人は「言われたこともできない」です。本当の意味で、「言われたことができていたら」そこまで悪目立ちはしません。
あいつは言われたことしかやらない、と感じるのは、「言われたこともできていないから」です。逆に指示した内容を、すべて言った通りにできる部下は「非常に優秀」です。むしろ、こちらの思考も考えて「合わせに来ている」可能性さえあります。
こういうタイプが将来、出世することも多いです。20代のうちは、これぐらい「爪を隠す」ぐらいでちょうどいいです。
言われたことしかやらない人にイライラするのは、「言われたこともできていない」状態です。
「いや、お前、それはいくらなんでも・・・」と怒りで心臓がドキドキするのを抑えなければいけません。
しかし考えてみれば、言われたこともできないのは当然です。「言われたことしかやろうとしない人」が、言われたこをやれるはずがありません。
言われたことしかやらない人への対処
言われたことしかやらない人が身近にいたときの対処法です。特に職場で「自分の部下」が言われたことしかできないパターンだったら、「自分の評価」にもつながってきます。あいつは病気なんじゃ・・・と考える前に、しっかりと理論的に対処しましょう!
萎縮している可能性がある
まずは、「相手が委縮している可能性」を探りましょう。言われたことしかやらない相手が、20代など若い人の場合は、萎縮して「質問したいけどできない」パターンが多いです。
本人としては、「質問したらウザがられるかもしれないし、たぶんこうだろう」という感覚で仕事を進めている可能性もあります。
一か八か、いったれと。
そして案の定、失敗して「もうどうしようもない状況」になって報告してきます。「どうしましょう…」と。「いやどうしましょうってお前…謝る一択やわ」となります。
もし、言われたことしかやらない人が、まだ20代の若い人だったら、「単純に仕事の理解度が低い可能性がある」ので、「自分の考え方」とすり合わせをしましょう。
「自分はこういう部分を重要視している」と相手に伝えれば、何となく伝わります。
若い人の場合は、十分に改善する可能性があります。
30代以上の人には、かなり具体的な指示出す
問題なのは、30代、いや40代ぐらいの人です。新人というのも怪しいところですが、この年代の人たちは「向上心のなさ」や「与えられた仕事以外は絶対にしない」と決めている可能性もあります。
そのため、「相手の考えを予測して、できるだけ具体的な指示を出す」のが大切です。
「どうせ言われたことしかやらない」と割り切って考えれば、イライラすることもありません。
本当に「ここまで指示する必要あるかな・・・」というぐらい具体的に指示を出しましょう。言われたことしかできない人で、30代40代の人は、「むしろ具体的に、ガチガチに指示をしてくれたほうが動きやすい」場合も多いです。
不思議なものですが、「ガチガチのルールがあったほうが良い」という人も結構います。
自分の考えと合わない人でも、イライラせずに、向こうが動きやすい方法に合わせるのも、ときには必要です。
【参考】自分が言われたことしかできないタイプだったら、その直し方
この記事を読んでいる人のなかで、「自分は言われたことしかできない人かも・・はぁ」と落ち込んでいる人への「直し方」を最後にご紹介します。
直し方としては、「この仕事のやり方は間違っている。もっと効率良くできるハズだ」と仕事に取り組むと良いです。
効率よく仕事を進めるには、「その仕事の目的」を理解する必要があります。
また「仕事を指示された上司のクセ」を知るのも重要です。「仕事の優先度」は人によって違います。
上司のなかには、「正確さを重視」「自分への忠誠心を重視」「成果を重視」など、さまざまなタイプがいます。
仕事で評価をされるというのは、「上司からの評価」とほぼ同義です。上司のクセをつかんで、仕事の目的を理解して、効率よく仕事をやろうと取り組めば、自然と言われたこと以上の仕事ができるようになります。
ただ、自分で「言われたことしかできない」と気づいている人は、気にしすぎのパターンのほうが多いです。本当の意味で「言われたことしかできない人」は、無意識の状態だったり、開き直っています。
そのため、「言われたことしかできない」と落ち込んでいる人は、「いや、むしろちゃんと指示せぇよ!」と強気に考えるほうが、自分の精神は安定します。
【全然仕事で使えない部下っていますよね▼】
【職場自体が信じられないぐらいレベルが低い場合も▼】