自分語りする人の心理~誰も頼んでないのに勝手に話し出す~

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どんな話題でも、「いきなり自分語りをしてくる人」っていますよね。ネットでもリアルでも。

「お前の自分語りはいらんねん!」という状態なぜ恍惚の表情を浮かべながら自分語りを勝手に仕掛けてくるのか、心理状態を見ていきます。
自分語りをする人

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自分語りを始める人は「Twitterに多く生息」

まずは「自分語り」の意味を確認します。自分語りとは「自分のことを語るさま」です。そのままですね。ただ、自分語りのすべてが悪いわけではありません。自分語りには「良い自分語り」と「悪い自分語り」があるのです。

例えば、イチローが講演会で、「自分の経験からしか話せませんが・・・」と自分語りを始めるのは「良い自分語り」です。要は、「他人から求められている自分語り」は全く問題ありません。尊敬している人の自分語りを聞くことで、「そこから自分との共通点」を見つけて、「あんなスーパースターでも若いころは私と同じように苦労したんだな。私もがんばろう!」と思うのです。

一方で問題なのが、「悪い自分語り」。

悪い自分語りとは、「誰にも求められていない自分語り」です。誰も何も聞いてないのに、勝手に「いやー、実は私も・・・」と自分語りをねじ込んできます。そして、その自分語りの内容も「500%ぐらい盛られている」ので、もはや「自分小説」とも言えます。

この悪い自分語りは、「中年以上の男性」に多いです。

そして最近は、やけに「自分語りする人が増えてきた」と感じませんか?

これは、自分語りをする人と「ネットの相性が抜群に良い」ので自分語りする人が可視化されてきたためです。ネット空間は「誰でも自由に意見が言える」場所です。そして「意見を言う」イコール「自分語りになる」人が多くいます。

特に「Twitter」には数多くの「自分語り人」が生息しています。うじゃじゃしています。どんな話題でも、「いや、実は私のころは・・・」とぐいぐい自分語りを入れてきます。

「自分語り人」が好きな話題は、「年下(特に女性)の悩み」や「年下(特に女性)の苦労話」。これらの話題を目にすると、居ても立っても居られない状態になり、「綺麗な自分語り構文」を見せることになります。

相手のことを気遣っているかと思いきや、すかさず自分に話題をグイっと向けてきます。怖いですね。

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自分語りする人の心理とは?

自分語りする人の心理は、次の3つです。

  • あふれ出す承認欲求
  • 世界の中心で叫びたい
  • 無意識

それでは具体的に一つずつ見ていきましょう!

あふれ出す承認欲求

自分語りをする人の一番大きな心理状態としては、「抑えきれない承認欲求」です。簡単に言えば、「〇〇さんは凄いですね!」と言われたいのです。

自分語りをして、「は?何言ってんの?誰もあんたの話なんて聞いてないから」とは言われたくありません。

「自分を認めてほしい!」という思いが強ければ強いほど、自分語りをする頻度も増えます。

またこのタイプの人は、「自分はもっと評価されるべきだ」と思っているので、「現実世界では自己評価と周りからの評価に乖離がある」場合がほとんどです

つまり、「自分は周りからの評価が低い」と本心では気づいています。ただその後の「考え方」が問題で、自分の評価が低い原因は「自分の能力の高さに気づいていない凡人(民衆)が悪い」となり、自分の能力の高さを見せつける布教活動の自分語りが止まらなくなります。

誰もその人のことを評価していないので、「自分で自分を評価して、それを口に出す」しかないのです。そうしないと薄いプレパラートのような自我を保つことができません。

世界の中心で叫びたい

自分語りをする人のなかには、「とにかく目立ちたい」という心理状態の人も多いです。目立ちたい思いが強ければ強いほど、「周りの話を全く聞いていない」状態になります。

誰かが話しているときも、「とにかく自分が注目されたい!」と思っているので、少しのすき間、指が1本でも入るすき間があれば強引に入ってきます。相手の話を聞いているのは、その内容ではなく「自分語りをするキッカケの言葉」を探しています。

何か、少しでもいいから自分語りができる言葉が出てこないかだけを待っています。

そのため、自分語りをする人と話をしても「こちらの話を全く聞いていない」場合が多いです。議論をするときも、相手の意見を尊重することがなく、「自分の意見をどう通すか」という考えだけを持っています。

Twitterなどネットの世界では、バズってる投稿やリプライへ自分から率先して飛び込んでいき、誰からも求められていない自分語りを恍惚の表情で始めます。

バズっている投稿にリプをするときは、「あくまでもその投稿の内容に対するリプがマナー」ですよね。もっと言えば、全世界に発信しているとはいえ、「基本的にはフォロワーとのやり取りがメイン」です。そこで自分語りをするのは、「バズのフリーライダー」です。「何を勝手に主役になろうとしてんねん」とウザがられます。

他人の場所で自分語りをする人は、当然ながら、バズらせる投稿や議論を呼ぶエッジの効いた論調を自分から提示できないので、「何かの話題に乗っかろう」とします。

無意識

自分語りをする人のなかには、「呼吸をするように自分語りをする人」もいます。承認欲求とか目立ちたいという、表面上の心理ではなく、「その人のDNAレベルで自分語り」が刷り込まれています。

そのため、周りから「自分語り辞めろよ!」と言われても、本当に「え?誰が?私?冗談はあなたの顔だけにしてくださいよwそういえば私が大学生のころ・・・」みたいな感じです。

飲み会などでも、たまに「延々と自分語りをしている人」がいます。何か別の話をしていても、「結局最後は自分語りに帰結する」のです。

天気の話題から職場での愚痴、さらには恋愛の話題まで、途中で「そういえば、私も・・・」と自分語り人がグイっと入ってきて、その人で話が終わります。

何かの話をしたり意見を言うときに、「自分語りするのが癖」になっている状態です。

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自分語りをやめたいです…

なかには、「どうしても自分語りをしてしまう。できればやめたい」という人もいるのではないでしょうか。

後から冷静に考えると、「なんてハズカシイ自分語りをしてしまったんだ・・・」と自己嫌悪になるパターン。

自分語りをするときは、「ついつい」調子に乗って200%盛りの自分語りをしてしまい、後から考えたら「嘘がバレるレベル」で、恥ずかしくなります。

またTwitterをしていて、誰かに「何の悪気もなくリプ」をしたら「自分語りおじさん出てきたww」とからかわれて、「え?ダメなの?」と初めて自分がメンドクサイおじさんになっていたと気づく場合もあります。

特に注意が必要なのは、「若い人と何か会話をするとき」

「若い人たちは何も知らないから、知の巨人である私が教えてあげよう」という思考になると、ついつい「自分語り」が出ます。

Twitterなどネットでは自分の意見が簡単に投稿できて、有名人やインフルエンサーなどにぎわっているところに行くと多くの人に自分の意見が見られます。

すると、「肩をぶん回してしまいたくなる」のもヒューマンですよね。

ただ残念ながら「誰もあなたの意見など求めていない」のです。

例えば、Twitterで若い女性のインフルエンサーが

「昨日から仕事が忙しくて全然寝てない!けど、漫画のキングダムが面白すぎて全巻読んでしまった」という投稿をします。

こういう時に、自分語りをする人は「漫画は面白いですよね。私は〇〇さんと同じ年代のころに「火の鳥」を読んで感銘を受けました。最近の漫画は商業主義と言いますか、「本物」がありません。火の鳥、ぜひご一読を(作者は言わずもがなですが漫画の神様『手塚治虫』です)」とクソリプをしてしまいます。

こういう話題にリプをするときは、「キングダム面白いですよね!」ぐらいでいいのです。Twitterのリプはあくまでも、「最初の投稿がメイン」です。なので、「投稿に関するリプ」を短い言葉でしたほうが良いです。

これは現実世界でも同じで、「相手から求められない限り」自分語りは避けるのが賢明。どちらかと言えば、「相手に自分語りをさせる」ぐらいがちょうどいいです

また自分語りをするときは、「自分を下げる自分語りはアリ」です。過去の失敗談を話したりするのはアリですが、「最終的に自慢話になる」のは避けましょう。

おじさんの自慢話ほど、面白くないものはありません。

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自分語りをされたときの対処法

それでは、誰かからつまらない自分語りをされたときは、どのような対処をしたらいいのでしょうか。まず「良い自分語り」の場合は、相手のことを尊敬していると思うので、「なるほど」と全身でシャワーを浴びるようにしっかりと受け止めれば良いわけです。

ただ、「何の役にも立たない自分語り」に対しては何らかの対処が必要です。

まず飲み会などで、自分の目の前で延々と恍惚の表情を浮かべながら自分語りをされたときは、一般的には「そっすねー」とぼんやりした相槌をして、「早く自分語りを終わらせる」のが最善

ここで重要なのが「凄いっすねー」と言わないことです。よく考えると意味不明な相槌ですが、「そっすねー」みたいなぼんやりした相槌をしてささやかな抵抗をします。

自分語りをされているということは、「相手のほうが立場が上」の場合が多いです。

自分語りをする人は、自分よりも立場の上の人に自分語りはしません。

ただ「もっと強く返したい!」というときは、「自分語り返し」をするのも面白いです。「そういうゲームだ」という感覚で、相手が自分語りをしてきたら、「タイミングを見計らって」自分語り返しをします。

「あっ、そう言えば私にも同じような経験がありまして…」

永遠に自分語りのラリーをするのです。

実は自分語りというのは、「相手のは気になるけど、自分の場合は気にならない」ので相手の自分語りが聞きたくない場合は、自分が自分語りをするのが積極的な対処法

ただ周りからは、「またあの2人の自分語り合戦が始まったよ・・・」と思われるかもしれませんが。

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