癖が強い人は、「パッと」見た瞬間や、少し話すだけで分かることが多いです。一言二言話してみると
「これはややこしいパターンやな」となります。
癖が強い人が近くにいると、「色んな意味でこの人は大丈夫なんやろか」とソワソワしますよね。ぜひ癖が強い人の顔を思い浮かべながら、読み進めてください。
癖が強い人は「直ぐに」分かる
まずは「癖が強い」とは、どういう意味なのか確認しましょう。
無意識に出てしまうような、偏った好みや傾向。習慣化している、あまり好ましくない言行。「爪をかむ癖」「なくて七癖」「怠け癖(ぐせ)がつく」
2 習慣。ならわし。「早起きの癖をつける」
3 一般的でない、そのもの特有の性質・傾向。
引用:Weblio辞書
上記に引用していますが、つまり「普通ではない偏ったこと」を「癖」と言います。そして、「癖が強い」という意味は、「一般的ではないものに凄く偏っているさま」ということになります。
そのため、癖が強い人に会うと、ものの数分で「この人は癖が強い人だな、地雷がどこにあるか分からないぞ」と気づくのです。
癖が強い人に会うと、「そこはかとなく不安感を覚える」人もいるのではないでしょうか。
「何を考えているか分からない」「急に怒ったりするんじゃないか」「話が通じるだろうか」
このように、癖が強い人と対峙すると、「ピリッとした感じ」になり、お尻にキュッと力が入ります。明らかに、「常識が通用しない感じがする」ので、自分の頭の中で思考をフル回転しなければいけません。
それでは、具体的に、癖が強い人はどのような特徴を持っているのでしょうか。
癖が強い人の特徴
癖が強い人の特徴は次の2つです。
- 変な服を着ている
- 想像の斜め上の言動
それでは、具体的に見ていきましょう。癖が強い人は、次の2つの特徴のどちらかに該当、あるいは2つともに該当しています。
変な服を着ている
まず一番分かりやすい癖が強い人は、「TPOに合わない変な服」を着ています。皆がスーツを着ているのに、「1人だけ白いTシャツにジーパン」みたいな。
または私服でも「それ、どこで買ってきたん?」というような服を着てくる人。
皆が同じスーツを着ている場所で、「1人だけラフなTシャツとサンダル」などで来ている人は、もう完全に癖が強いですよね。
皆がフォーマルな恰好をしているなか、Tシャツ&サンダルで来ているので「Tシャツ姿で良いですよね!」と言ったほうが良いのか、そのままスルーしたほうが良いのか、よく分からない状況になります。
ただ、こういうTPOに合わない服装や髪型などをしている人には「軽くお世辞を言う」のがマナー。
そこそこフォーマルな場所にラフなTシャツやサンダル姿で来たら
「いやー、〇〇さんが羨ましいですよ!私の場合は周りの視線が気になってTシャツで来る勇気がありません。〇〇さんだからできることですよね!」とお世辞を言うのが社会人としてのマナー。
服装や髪型で癖が強い系の人は、「社会の一般的なマナーよりも強い信念をTシャツに持っている」ので、その部分は否定しないほうが良いです。
変に突っかかって「〇〇さん、普通、こういう場所ではそんなふざけた格好しませんよ。いい年して恥ずかしくないんですか?みんな笑ってますよ」と言ったりすると、「まだそういう古い考えの人っているんですね」と言われます。常に自分が時代の最先端と感じているので、話がかみ合いません。
癖が強い人を見分けるときはまず、「相手の服装や髪型」をチェックしましょう。髪型で言うと、男の場合は「40代以上でやたらウェッティーなワックスをつけていて、くるくるのパーマをしている人」は、私の中で危険度指数が上がります。
自分の主張が髪型にまでにじみ出ています。
想像の斜め上の言動
次の癖が強い人の特徴は「よもやの行動・言動を取る」人です。こちらのほうが、ややこしいです。
恐らく、みなさんの周りにいる癖が強い人で、「この人ちょっとキツイなぁ。嫌いやわぁ」と感じるのが、こっちのパターン。特に職場に癖が強い人がいる場合はキツイですよね。
職場では「さまざまな年代の人がいる」ので、自分の価値観と全く違う場合があります。
服装などがTPOに合わなくても、普通に話すことができる場合は、特に実害はないですよね。最初は少し面喰いますが、慣れるとそこまで気になりません。
ただ癖が強いのが「内面に出ている人」は厄介です。
「変なマイルールが異常に強い場合が多い」ので、意味の分からないところで怒ったり変な行動を取ります。
この「予測できない言動や行動をされる」が怖いのです。この人は、何かしでかすんじゃないか?とアラームが自分の中で鳴り続けている状態です。
癖が強い人は、「このご時世なのに『がっつりパワハラやセクハラ』」をしたり、「異常なまでに怒る」場合もあります。
私は、癖が強い人が繁華街で思い切り店の飲食店の看板を蹴飛ばしているシーンを見かけたことがあります。
その理由が「飲み会で、自分の知らない人が来たから」という、子どものような理由でした。
自分の知らない人が飲み会に来ることって、それなりにありますよね?
まだ「おいおい、勝手に変な奴連れてくんなよー」と軽く文句を言うぐらいなら理解できます。ただ「周りに人が大勢いる繁華街で、思い切り看板を蹴る」のは癖が強すぎるのです。
ちなみにその人は、いつも緑っぽい無地のTシャツを着ていました。
癖が強い人とどのように接したほうがいいか
それでは、癖が強い人が身近にいたときに、どのように対処したらいいのでしょうか。ただ単に癖が強い人に振り回されているだけではダメですよね。
特に職場や知り合いに、癖が強い人がいて「長期的に接しなければいけない場合」は、何らかの対応が必要。
癖が強い人は、性格的に「好き嫌いが激しい」です。「何となくのグレーゾーンがない」状態で、黒か白にハッキリと別れます。
そして、「反対の意見を言われるのが、死ぬほど嫌い」です。そのため基本的には、「はー」とか「ほー」とか「へー」と言っていれば問題ありません。
時折、「さすがですね・・・ごくり」と「そういう斬新な考え方もあるんですね相槌」をすると非常に効果的です。
癖が強い人は、「自分の中の価値観だけで生活をしている」ので、その価値観に対して「それはスゲーや!」と言われると、「そう?キミみたいな凡人でも気づいた?まぁ、本質は理解できてないと思うけどね」と喜んでくれます。
そのため、「基本的には同調」しておけば、穏やかな生活が送れます。
逆に癖がない人はそれはそれで軽く見られる
癖が強い人は、確かに身近にいると「めんどくせーな」と感じることが多いです。
しかし、よくよく見てみると「癖が強い人はストレスフリーで生活をしている」ように見えませんか。
癖が強い人は、「周りのことを全く気にしていない」ので、他人から受けるストレスも少ないです。
一方「癖が全くなく、誰にでもヘラヘラ合わせてしまう人」のほうが、その人自身はシンドイかもしれません。
癖がなく誰にでもついつい合わせてしまうと、「周りから軽く見られる」のです。
「〇〇さんに聞いても何も変わらないから、別に聞かなくてもいいんじゃね?」となります。学生時代はまだまだカメレオンのように何かに擬態したり、「自分の色」をなくすぐらいのほうが生活しやすいかもしれません。
ただある程度大人になると、「自分の色を多少は出したほうが良い」です。「自分はこういう人間ですよ」と主張したほうが、自分の中でのストレスも減りますし、周りからも尊重されることが多いです。
癖が強すぎるのも問題ですが、癖が全くないのもそれはそれで問題です。
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