飲み会で会話に入れない人って意外と多いですよね。特に若い人に多い印象です。知らない間に自分の周りには誰もおらず
「何も用事がないのにスマホをイジっている」人もいるのではないでしょうか。
この状態になると、スマホだけが友達になりずっと下を向いたまま会話に入ることができなくなります。
「飲み会で騒ぐやつは全員バカ、上っ面の会話なんて人生のなかで最も無意味だね」と心の底から思えるなら良いのですが、そこまで振り切った考えを出来る人は稀です。
「本当は飲み会で会話に入って楽しく過ごしたいけど、なかなか会話に入れない」という人が圧倒的に多いですよね。
飲み会で会話に入れない人の特徴
気を使い過ぎている
飲み会で会話に入れない人の特徴は「気を使い過ぎている人」がほとんどです。なかには「お酒が飲めないから」と言い訳する人もいますが、お酒を飲めなくても飲み会で楽しそうにしている人はいます。
まず飲み会で気を遣うと「会話を選ぶ」ようになります。おそらく、飲み会の最初のうちはそれなりに会話に入ろうとしているのではないでしょうか。
ただ徐々にタイミングを逃し、最終的にはスマホだけを見るようになってしまいます。
飲み会の席では完全に無礼講とまではいきませんが、普段よりも踏み込んだ会話ができる機会です。そのため仕事や学校では知らなかった相手の一面を知ることもできます。
それに、飲み会での会話なんて「2週間後にはすべて忘れている」ので全く気にする必要はありません。よっぽど失礼なことを言わない限り大丈夫です。
飲み会の席で変に気を使われると、相手もそれに気づいて「なんやコイツ、何かしゃべりにくいな・・・」と敬遠するようになります。
お酌とかしたくない
み会に慣れている人の場合、「とにかく動く」ということを意識しています。
率先して注文をしたり空いている皿を一つにまとめたり、料理を分けたり。
飲み会に慣れている人は「何か動いている」ことが多いです。若いうちはそっちのほうがラクなときもあります。しかし飲み会の会話に入れない人に限って
「全く動かない」のです。山なのかな?と思うぐらいです。
ちびちびとお酒を飲んだり、普通に独りで食事をしています。
会話に入るためには「お酌をする」のが一番簡単な方法です。実際に身体を動かして
「あっ注ぎましょうか?ビールでいいですか?」と言えば、そこから自然と
「あぁ悪い。気が利くねぇ」と注がれたほうは言うので、
「いえいえ、学生時代にバイトをしてまして・・・」「バイトって何してたの?」という感じになります。
そこからはバイトでの失敗話や、バイトで可愛い子がいたけど気にもかけてもらえなかった話をすれば大丈夫です。
お酌をするだけで、そこから何ターンかは確実に話が進みます。
ただなかには「お酌をするなんて古いことはしたくない!」と意気込む若い人もいます。
そんな人は「自分の後輩にはお酌をさせない」という風にするのが一番スムーズです。つまり自分が一番上になって、飲み会を開いたときに
「俺にはお酌しなくていいよ」と言えばいいのです。自分はお酌を他人にするけど、本当はお酌する文化がイヤだから後輩や部下には自分にさせない、これが粋ってものです。
そもそも話したい会話がない
最後は「飲み会で会話に入れない」というのを分析していくと
「そもそも話したい会話がない」人です。
会話に入ろうとしても「・・・」と何も浮かびません。話したい会話がないので、当然ながら何も自分から質問や会話に入ることができません。
この「話したい会話が見当たらない」という人は意外と多いのではないでしょうか。
頭をフル回転させても、飲み会に参加している人たちについて
「質問したいこと」も「自分から話したいこと」もないのです。
話したいことがないというのは、言い換えると「自分にしか興味がない」状態なので、少し視野が狭まってすよね。
視野が狭くなっているので、「ちょっとぐらいスマホを見てもいいだろう」と考えてスマホを見てしまいます。実はこの「スマホを見る」というのが飲み会で会話に入りたいけど入れない人が最もやってはいけない行為です。
下のほうをずっと見る
飲み会で会話に入れない人は、飲み会の終盤になると、ずっと下を向いている状態になります。スマホを見ていることもありますし、料理を凝視しているときもあります。
とにかく視線が下がっています。
例えば、サッカーをするときでも「視線を上に上げて周りを見る」のが大切です。視線を上げて、敵の場所と味方の位置を把握する必要があります。
飲み会でも一緒です。
視線を上げて「どこの会話にでも入っていける」ような体勢を取らないとダメなのです。ましてや「上手く会話に入れない」という能力を持っている以上、「いつでも会話に入ります」という姿勢を見せるのは非常に大切です。
むしろこの「会話にいつでも入りますよ(入りたい)」的な顔をするだけでも、周りからの見え方は全く違ってきます。
下を向いていると「つまらなさそうに見える」のです。あいつ、早く帰りたそうな顔してんなーと。
飲み会で下をずっと向いていると、時間が経つのも長く感じます。どんな些細なことでも、誰かと会話をしているとそれなりに楽しいものです。
それに会話の取っ掛かりさえつかめれば、誰だって飲み会で会話ができるようになります。次は会話の「取っ掛かり」についてです。
飲み会での会話ネタ
飲み会での会話というよりも、一般的な「雑談」でも役に立つ会話ネタや会話の方法はあります。まず雑談で一番効果的なのは「相槌」です。
世の中、話すのが好きな人はめちゃくちゃ多いです。
男女問わずおしゃべり野郎は多いので
「なるほどぉ、はいはい」と言っていれば「会話をしているように見える」ものです。
実際には1:9ぐらいで相手がしゃべっていたとしても、相槌を打つことによって「会話」になります。飲み会の席では、全員が個別にしゃべるのではなく、1人が何人かに向かってしゃべっている「独演会」になっていることも多いです。そのときは、何となく皆に交じって「はぁ」とか「へぇ」などと言いながら会話に入っている風を装います。
相槌さえできれば「会話ネタ」を考える必要もありません。
そして相槌を覚えた後に「会話ネタ」を考えます。飲み会のときに使える鉄板会話ネタは次の4つです。
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- 天気
- 地元
- 食べ物
- 悪口
天気の話題
天気の話題は飲み会じゃなくても、普段の雑談でも「一番最初にしゃべるとき」に使えます。
もういきなり言えばいいのです。
「いやぁきょうは暑いですねぇ」と。向こうも「そうですねぇ」と言うので、「この暑さやったら、ランニング1枚でも大丈夫ですよね」と言うと「いやいや、それはないってww裸の大将じゃんww」となります。
ここで重要なのは、「最初のワンターン」です。飲み会で話すときも「最初の取っ掛かりが難しい」ですよね。
いきなり自分から得意な分野の話をすると、「明らかに不自然」です。
急に「メッシとロナウドってどっちが凄いと思います?」と聞いても
「え?メッシとロナウドってサッカーの?え?エ?キミ、ちょっと怖いな」となってしまいます。なるべく相手を驚かせたくないですよね。
地元の話題
次は「地元の話」も鉄板です。自分の地元の話でもいいですし、相手でもいいです。できれば、「ちょっとだけ自分の地元の話をしてから相手に地元の話をしゃべってもらう」ようにしてください。
誰しも地元の話は好きです。地元の名産品・観光地の話や、学生時代はいかにモテなかったかを話せば大丈夫です。地元の話題なんていくらでもありますよね。
食べ物の話題
3つ目は「食べ物」です。
特に女性のほうが食べ物の会話は好きなのではないでしょうか。一番良いのは、飲み会の場所の近くにある美味しいお店の話です。
「そういえば、この辺りに美味しいそば屋あるんですよね。富士そばって知ってます?」とか。
あとはどんな料理が好きか嫌いか、そして学生時代にモテなかった話を織り交ぜると完璧です。
食べ物の話の場合、目の前に出されている料理を指さして
「この料理、何ですかね」と言ってから食べてみて「よく分かりませんね、これ」などとりあえず目の前の料理について話すと間が持ちます。
誰かの悪口
最後に、誰もが好きな禁断の会話ネタといえば「誰かの悪口」です。職場の場合は、これが一番結束を強めます。
綺麗事なしで言えば「共通の悪口を言えばすぐに仲良くなる」のは間違いありません。
しかも悪口って結構リスクもありますよね。あまりにも悪口ばかり言うと、逆に自分の評判も落とすので、絶妙なラインが必要になります。
ただ「誰かの悪口はみんな好き」です。基本的に職場の飲み会で、一番盛り上がるのも誰かの悪口です。
飲み会で会話に入れなくても「上を向く」
飲み会で会話に入れないとついつい「下を向きがち」です。スマホを見たり、料理を見たり。下を向いていると、周りから悪目立ちます。
会話に入れないだけでなく、態度も悪く見えるので、なるべく前を向くようにします。それか「大きな声でしゃべっているほうを向く」だけでも構いません。
別に周りから「あいつは飲み会に誘ってもスマホばっかりイジってるスマホが友達くん」と言われても、
「そうですけど、何か?あなたに迷惑かけました?」と言い返せるなら問題ありません。
ただ普通は言い返せないので、どうしても会話に入れないときは「何となく参加している」雰囲気を出す必要があります。そしてつまらないと思っても、相槌さえ打ってればそれなりに飲み会の時間はやり過ごせます。
飲み会なんてたかが2時間ぐらいなので、ここで一気に評価を下げるよりも何となく参加している風を装うほうが人間関係も上手くいきます。