豆腐メンタルの持ち主だと、ちょっとしたことでも
「いやー危なかった、何とか致命傷で済んだよ」
と直ぐにメンタルをやられます。このように冗談を言えるならまだマシで、多くの豆腐メンタル人は「豆腐のように音もなくグニャり」と人知れずメンタルをやられています。豆腐メンタルの特徴と直し方を見ていきます。
豆腐メンタルのなかでも自分は絹ごしなんじゃないか
まず豆腐メンタルの意味ですが、「メンタルが豆腐のように壊れやすい、さらに絹ごし」ということです。
木綿豆腐はまだ「しっかり歯ごたえがありしっかり自立してる」のですが、絹ごし豆腐の場合だと「箱から出すだけで形が崩れる」ことから、豆腐メンタルとは「豆腐の種類は絹ごし」とまで分類可能です。
豆腐メンタルの人からすれば
「木綿?いやいやあんなに私のメンタルはしっかりしてないよ。見くびらないでほしい」となるわけです。
そして、「このような思考になったこと」に対して、後日しっかりとメンタルをやられます。
「私っていつも後ろ向きだな…、あはは」と部屋で一人、天井をジッと見つめてしまうという「豆腐メンタル負のループ」に陥ることになります。
豆腐メンタルの特徴
豆腐メンタルの特徴は次の3つです。
- 意見が言えない
- 常時ヘラヘラ
- 直ぐに致命傷
それでは一つずつ見ていきましょう。
意見が言えない
まず豆腐メンタルの人は、とにかく自分の意見が言えません。特に「周りと反対意見」のときは、当たり前のように黙ってます。
ただまだ「何かに対して自分の意見がある」という場合はマシです。「豆腐のなかにはしっかりとした味がある」という状態です。
外側は豆腐ですが、中を見ると「なかなか歯ごたえがありそう」という感じ。
ここで問題なのは、豆腐メンタルの人のなかには「自分の意見が全くない」人もいます。意見を持つということを「諦めてる」と言いますか、「もうワイは何でもええんや、あぁ早く家に帰って寝たい・・・」みたいな。
「周りの視線が気になって」意見が言えない豆腐メンタルと、「そもそも無気力で意見がない」では同じ意見が言えないでも随分と豆腐メンタル沼具合が違ってきます。
常時ヘラヘラ
豆腐メンタルのなかでも「皆に嫌われたくない」という人は、常にヘラヘラしています。
まさに「人間失格」の初めのほうに書かれている「写真の子どもの変な笑顔の描写」です。
また、豆腐メンタルの人は「人類みんな友達やん!」という淡い期待を持っているので、「ヘラヘラしてたら何とかなる」とも思っています。
しかし、現実では「ヘラヘラしてるほうが損になる」ことも多いです。
特に社会人となり仕事の場では「軽く見られる」と言いますか、「ちょっと馬鹿にされる」ようになります。
豆腐メンタルのヘラヘラは「明るい」という印象でありません。
「媚びている」「へりくだっている」という印象を持たれるので、相手からも見下された対応をされるようになります。
すると豆腐メンタル人は「私は誰とも仲良くしたいだけなのに、全然上手くいかない、あぁママ…」とまたまた負のループに陥るようになります。
直ぐに致命傷
豆腐メンタルの人の大きな特徴として「直ぐに致命傷になる」ということがあります。
「あぶねー、致命傷で済んだ」
とナチュラルにがっつり致命傷を負うのです。
例えば上記のヘラヘラしてるというのも、「能動的にヘラヘラしてる人」だと「こっちが下手に出たらいい気になりやがって!倍返しだ!!」と逆に仕事のモチベーションになることもあります。
豆腐メンタルの人は「全身でしっかりと相手の嫌なことを受け止める」ので、もの凄くメンタルが傷つくのです。
このタイプの「直ぐに致命傷になる」のは「真面目で素直な人が」多いです。
その性格は「学生時代」までは良いのは間違いありませんが、社会に出ると何かと問題が出てきます。
特に「若い人」はこのように「直ぐに致命傷になりやすい」という特徴があります。
豆腐メンタルの直し方
豆腐メンタルの直し方としては、「自信を持つ」ということに尽きます。
もう少し詳しく言うと「自分の考えに自信を持てるように努力する」ということになります。
例えば、めちゃくちゃ成功している人に「豆腐メンタル」っていないですよね。
「メンタルが強いから成功している」のではなく、「成功していくにつれてメンタルが強くなる」という感じです。
仕事をしていても、「出世していくうちにメンタルが強くなる人」は大勢います。
「環境が人を作る」というように、豆腐メンタルの人でも何かに努力をしてそれが上手くいったら自然とメンタルは強くなります。
メンタルが強くなるというより、「自分の考えは正しい」と強く思えるようになるのです。
仮に他人から何か言われても
「うっせー」と一言で済むようになります。
少なくとも「過剰に自分が傷つく」ことはありません。なぜなら、「相手のほうが自分より【価値がある】」とは思えないからです。
豆腐メンタル人は「相手を尊重しすぎている」ので、逆に変な感じになります。
「自分の考えを信じる」ためには「何かを頑張る」しかありません。
家で体育座りしてるだけでは豆腐メンタル治らないのです。
勉強や仕事、家事や育児、さらには身体をシェイプアップしたり美容を頑張るのもありです。
「やれるだけやった」と思えるぐらい努力すると、「他の分野にも応用が効く」のでまずは頑張ることが大切です。
▼承認欲求が強すぎる人が職場にいて困っている
▼自分は世渡りが下手なんじゃないか