いつもずっとネガティブな人の特徴と嫌われる理由

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いつも凄いネガティブな人っていますよね。

「この世の不幸が全部自分にくるんじゃないか…」と心配してる人。

ちょっとぐらいのネガティブはこの厳しい社会を生きるために必要なものですが、「行きすぎたネガティブ」は考えものです。ずっとネガティブな人が周りにいると、気が滅入るのは間違いありません。「あの人はずっとネガティブだね、ネガティブを極めし者かもしれない」とその極めし者のネガティブオーラにのまれて周りの人たちも気分が落ち込みます。

そこで今回の記事では、いつもずっとネガティブな人の特徴と嫌われる理由について考察します!

ネガティブな人

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ネガティブな人は“未来不安”の中で生きている

臨床心理士であり認知行動療法の専門家である大谷弘樹氏は、ネガティブ思考の持続性についてこう語っています。

「常にネガティブな人の多くは、“未来に対する強い不安”を抱えています。彼らは物事を悪い方向に予測することで、予防線を張り、精神的なダメージを回避しようとする傾向があります。これは一種の“自己防衛”の形であり、本人はそれを無意識にやっています」 (参照:大谷弘樹 臨床心理士・認知行動セラピスト

つまり、ネガティブ思考は「弱さ」や「後ろ向き」といった単純な問題ではなく、本人なりの“防衛スタイル”なのです。ただ、その方法が周囲にとっては「重い」と感じる原因になります。

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ネガティブな人の特徴

「常にネガティブ」な人にはどんな特徴があるのか。特徴を見ていきます。

常に最悪のパターンを想定する
「失敗したらどうする?」「ここはやめておく、それは変わらない」といったネガティブな発言が口ぐせになってしまっています。ポジティブな提案や新しい挑戦に対しても、まず最初に“リスク”や“ダメだったときの可能性”をとことん追求します。いくら「まぁまぁ一回やってみよや!」と言っても「いや」とか「でも」とずっと言ってくるので、こちらのやる気も削がれていきます。

ポジティブな話題を否定で返す
「あの案件はいい感じに進んでるよ、これで私も出世するかもしれない。参ったなぁ」という言葉にも、「でも、部長のゴーサインは出てないよね?」「その仕事だけで出世はできないよ、参る必要はないよ」と返してくるのです。会話の熱量をサウナの後の水風呂のようにキンキンに冷やしてきます。

「どうせ私なんて」が口ぐせになっている
「どうせ私なんて」「私にはムリ」という発言が多く、たまに褒められても正面から受け取りません。ポジティブな評価が入る余地が全くなく、自己肯定感が上がる隙を与えません。まさに鉄壁のネガティブとでも言うのでしょうか。

人と比較して落ち込む
SNSや同僚、友人の活躍を見ては「自分はなんでこうなんだろう」と勝手に落ち込みます。そして、頼んでもないのにそれを周囲に漏らしてきます。「私って本当にダメだよね…」とため息混じりに言われると、聞かされた側は励ますべきか、流すべきか迷ってしまいます。

建設的な会話にならない
「こうしたらいいんじゃない?」というアドバイスをしたとしても、「でも…」「それは無理だと思う」と返すのが定番パターン。ずっとネガティブな返しをしてくるので、建設的な会話が成り立ちにくいのです。その結果として、ネガティブな人を助けようとした人の意欲もどんどん下がっていきます。

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なぜネガティブな人は嫌われてしまうのか

ネガティブな人は、最初のうちは「繊細な人」「慎重で思慮深い人」として周囲に受け止められることがあります。しかし、その状態が“常に・ずっと”続くとなると話は別です。なぜなら、ネガティブな人の発言や態度は、周囲のエネルギーを奪うからです。

まず最も大きいのは、会話のたびに雰囲気が暗くなるという点です。雑談をしていても「でも…」「結局うまくいかないかも」という返しが来ると、相手は一気にテンションが下がります。これが繰り返されると、「この人とは前向きな話ができない」「一緒にいても気持ちが持っていかれる。まるで魔封波だな」と距離を取られるようになります。

また、ネガティブな人の特徴でもある「自己否定」や「諦めグセ」は、周囲から見て“ある種の無責任”にも映るのです。「やってもどうせ無理」「私なんかにできるわけない」と繰り返す人に対して、最初「ノーノー、そんなことないんやで、ユーキャンドゥーイットやで!!」と心配していても、何度か続くと「この人は努力しない言い訳を探しているだけでは?怠惰なだけの可能性もここにきて出てきた」と感じるようになります。

さらに、ネガティブな発言は他人の価値を否定する副作用もあります。たとえば「この会社なんて将来性ないですよね。お先真っ暗ですよ、トホホ」と愚痴をこぼされた側が、その会社で真剣に頑張っていた場合、「自分の努力を否定された」と感じてしまいます。無意識のうちに、他人を巻き込むことになるわけです。

こうした蓄積が、「あの人、面倒くさい」「関わると疲れる」「一緒にいたくない」といった評価につながっていきます。本人は被害者意識を持ちがちですが、周囲から見れば「嫌われるのは当然」と判断されてしまうのです。

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ネガティブな人に振り回されないために、周囲がすべきこと

もしも職場や家庭など、避けられない関係性の中にネガティブな人がいた場合、こちらがまず意識すべきは感情的に巻き込まれないことです。ネガティブな人の話に共感しすぎると、こちらの思考も乗っ取られて自然と暗くなり、ネガティブになってしまうからです。

必要なのは、適度な距離感と線引きです。相手の気持ちに完全に入り込みすぎず、「右から左へ受け流す」のスタンスを保ちましょう。励ましの言葉もほどほどにします。「あなたならできる!明日にときめけ!」と熱く語るより、「今日は暑いですよね。着ていく服に困りますよ」などと天気の話題で振り切りましょう。

また、建設的な話ができないと判断した場合は、自分の立ち位置をしっかり示しておくことも重要です。私はあなたほどネガティブにやられておらず、いつもシニカルで変な笑みを浮かべたり、相手を探っているような気持ち悪い目つきをしていません、と伝えることも大切です。

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ネガティブな本人が意識すべきこと

一方で、常にネガティブになってしまう人に必要なのは、「思考のクセ」に気づくことです。「ネガティブ思考」になったときに、「それって本当に根拠があるのか?」「挑戦することに意味があるのでは?」と自分に問いかける習慣を持つことが大切です。

また、完璧主義の裏返しでネガティブになっているケースもあります。理想が高すぎて、それに届かない自分を責めてしまう。その場合は基準を下げて、自分を少しずつ肯定する必要があります。

そして、人と比べないという視点も重要です。ネガティブな人は他人の成功と自分の失敗を比較して、自信を失いますが、自分の中の納得感を持つことのほうが自分にとってプラスに働きます。

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まとめ

ネガティブな感情そのものを否定する必要はありません。むしろ、人間には誰しもネガティブな思考を持っています。ただ問題なのは、それを“ずっと持ち続ける”ことです。過去の出来事をいつも後悔し、未来に起きるかもしれない不安を勝手に想像して消耗する。こういう人が身近にいると周囲の人も疲れます。

大切なのは、「そのネガティブに意味はあるのか?」と冷静に分析することです。多くの場合は「杞憂に終わる」という言葉にもあるように「いくら心配しても空は落ちてこない」という結論になるはずです。

むしろ、「できるだけポジティブにいたほうが心身ともに健康」になります。何事も「程度の問題」はありますが、ずっとネガティブな考えを持ち続けるのは本人にとっても、また周囲にとっても良い影響はありません。

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