職場でのバレンタインデーで義理チョコは必要か
正直、「メンドクサイ」と思う女性が大半ではないかと思います。本当にお世話になっている人になら、「まあ、別にいい」と感じると思いますが、日ごろからお世話になっていない、いやむしろ
「ちょっと嫌い」
である上司や同僚に義理チョコを渡す意味はあるのだろうか、義理チョコもタダじゃないし・・・。そんなモンモンとしたバレンタインデーを過ごす社会人の女性も多いはず。
そこで今回は、30代前半男の私の体験をもとに、会社での義理チョコについて考えてみます。
今回、初めて義理チョコを渡すんだけれども
新人女性社員の人や、中途入社の人で、まさに今回初めて義理チョコを職場で配ろうかどうかを迷っている人には、
「とりあえず配ったほうがいい」
と思います。
そんなに高いものである必要はありません。職場の男全員に一個ずつ程度いきわたる「1000円以下」、あるいは「500円以下」のもので十分です。amazonか楽天で、適当に購入してもいいです。
そして、一人一人に買う必要は全くありません。もし、その職場の中に「好きな人」がいるのなら話は変わってきますが、あくまで
「めんどくさい」義理チョコの場合です。
そして、可能なら、職場にいる女性陣のなかで誰かが「1000円以下の義理チョコを代表で買って、それを女性全員で割り勘する」のがいいでしょう。
「これ、○○部の女性陣からです~」とまとめて配るのが一番です。一人当たりの費用がかなり少なくなり、気持ち的にも楽だと思います。
ただ、今までの経験上、こういう風に女性たちがまとまって渡すというのは珍しいことで、あまりないです。
たぶん、女性同士でも職場であまり「ねえねえ、バレンタインデーどうする?」という話をそもそもしないのだと思います。さらに、そこから誰かがリーダーシップを取って「わたしが買うから、後から割り勘で」という話までは進まないような印象です。
各々、適当にやろうということだからこそ、差が出てくるのだと思います。
貰う男からすると、本当は「バレンタインデーの義理チョコ禁止」というのが一番良いことなのですが、会社の決まり事としてそういう細かいことを規制しだすと「細かすぎる」という印象です。逆に意識しすぎているように感じるので、そこも「あえて触れない」のが日本流です。
もし、義理チョコを買って渡すとなると、渡すタイミングは「朝一で渡す」のがいいでしょう。
「バレンタインのチョコです~」と順番に事務的に渡していけば大丈夫です。
もしくわ、女性同僚の複数で購入した場合なら、「ここにバレンタインのチョコ置いておきますねー」と目立つところに置いておけば大丈夫でしょう。
女性の年齢が上がるほどその対応に差が出てくる
あくまで個人的な印象ですが、年齢が上がっていくことにつれて「バレンタインデーなんてどうでもいい、何それ祝日?」という女性が増えてきます。
一度、私は「ハイ、これバレンタインデーだから」と言って、おばちゃんから真っ黒なバナナを半分貰ったことがあります。しかも、そういうおばちゃんに限って「ホワイトデーのお返しがなかった」と喚き散らします。いや、そのバナナも取引先から貰ったものでしょう?という理論はもちろん通じません。
一方、すごく美人で上品な40代ぐらいの女性のほうが「義理チョコを配っています」。おそらくメンドクサイと感じつつだとは思いますが、そういう行事ごとはマナーとして一応抑えているといった印象です。
変な気負いがないと言いますか、そのためこちらも「あっ、いただきます!」と素直に言える感じです。
どこからこの差が出てくるのは分かりませんが、「日本の習慣として、そういう風習があるなら取りあえずそれに乗っかる」といったほうがスマートだと感じます。
なかには本当にバレンタインデーが嫌いな女性もいます。世の中のすべての悪はバレンタインデーに集約されていると考えている人です。
「意味が分からない。女性蔑視の典型例」と息巻く人もいますが、まあしょうがないです。ただ、なかにはこういう人もいるので、男のほうも
「今年のバレンタインデーは何かくれるの?」などとは冗談でも言うのは避けるべきでしょう。
義理チョコを渡さないことのデメリットは
まあ、そんなにありません。ただ他の女性がもし義理チョコを職場で配っていたら
「少し居心地が悪い」
と感じるでしょう。そして、その人にだけまたホワイトデーでお返しが渡されているのを見たりすると、
「少し居心地が悪い」
と感じます。この居心地の悪さをなんとも思わないというなら、別に義理チョコなんて渡さなくても問題ありません。ただ義理チョコを渡すことは、1000円の義理チョコの費用以上の人間関係をスムーズにさせる効果があると思います。
義理チョコのお返しは諦めよう
これは、たぶんほとんどの場合、バレンタインデーの一か月後にあるホワイトデーでは男性社員からは何もかえってきません。おそらく、10人に配ったとしたら1人から返ってきたら良いほうではないでしょうか。男の場合は「本当にホワイトデーなんて気にしていない」人が多いです。そして、バレンタインデーの義理チョコも「どうせ義理だろ」と、それにお返しをしようということが思い浮かばないのです。
しかし、あげたほうからすると、
「なんだよ、何もなしかよ。あげて損した、来年からは絶対何もしない」
と感じるとは思いますが、残念ながら男とはそういうもんです。ここで上記でお伝えした40代ぐらいのスマート美人女性の凄さが改めて分かるのです。
こういった「義理チョコがかえってこない」とか「めんどくさい」とかさまざまなデメリットを踏まえつつも笑顔で「良かったらどうぞー」と義理チョコを必要最低限の人たちに配っているのです。
職場で義理チョコを配るときは「1000円以下」の安いもので「いっぱい入っているもの」にしましょう。
まとめ
- 会社で義理チョコは一応配る
- 1000円以下、あるいは500円以下のもので十分
- ホワイトデーのお返しは諦める