職場に一人でも情緒がおかしい人がいると、周囲は信じられないぐらい振り回されますよね。その人の気分次第で周囲の人も気分が下がり、余計な気遣いをするハメに。結果として職場全体の士気が低下し、業務効率も落ちてしまいます。今回はそんな厄介な「職場の情緒がおかしい人」の特徴と、現実的な対処法について解説します!
職場に潜む情緒不安定な人とは~組織に重大な影響を与える~
精神科医であり産業医の横山信一氏は次のように指摘しています。
「職場で情緒が不安定な人は、自尊心が脆弱でストレス耐性が極端に低い。些細なことで過敏に反応し、周囲を疲弊させる」(参照:横山信一 精神科医・産業医)
さらに横山氏は、「早期に対応しないと問題が深刻化し、組織に重大な影響を与える」と強調しています。このように「早めに対処」しなくてはいけません。「ちょっとぐらいいいか。面倒だし」と放置していると、取り返しがつかなくなります。
職場の情緒がおかしい人の特徴
①感情の起伏が極端に激しい
些細なことで突然怒り出したり、泣き出したりするのが特徴です。本人は無自覚でも、周囲に大きな迷惑をかけ、職場環境を悪化させます。周囲はその人のご機嫌取りに振り回され、言いたいことも言えず、職場の風通しを悪くします。
②被害妄想が強く思い込みが激しい
情緒不安定な人は他人の何気ない行動や言動を超絶拡大解釈します。メール返信が少し遅れるだけで「無視された、この私が」と感じたり、同僚の笑い声に対し「自分が笑われている、いつものように。あんな下民に」と妄想を膨らませます。そのため勝手に人間関係を壊し、職場内のコミュニケーションを妨害します。
③異常に高いプライドと自己防衛本能
些細な指摘にも過敏に反応し、「私のせいじゃない。それだけは分かってる」「どう考えても指示が悪い」など、すぐに責任転嫁します。こうした自己防衛が繰り返されることで、職場での信頼を失い、孤立していきます。
④他人への過度な依存と責任転嫁
問題を自力で解決できず、常に周囲に依存します。助けがなければ「周囲は何も助けてくれない。いつも私だけが頑張っている」と責任転嫁し、同僚の負担を増やします。本人に改善の意思がないため、職場内でストレスが溜まりやすくなります。
⑤極端な承認欲求と自己中心的な態度
評価されないと不満を爆発させる一方、自分の小さな成功を過剰にアピールします。そして、他人が評価されることに我慢ができず、仕事の公平性や協調性を乱します。
職場の情緒がおかしい人への対処法
①感情に振り回されず、事実ベースで対応する
情緒が不安定な人の感情にいちいち対応する必要はありません。常に事実だけを基準に、淡々と接しましょう。業務の指示や評価基準を明確に定め、「感情ではなくルールで対応する」姿勢を貫きます。これにより、余計な感情トラブルを避けられます。
②適切な距離感を保ち、深入りを避ける
情緒不安定な人に対しては、業務上必要最小限の接触にとどめます。中途半端な同情や優しさは逆効果になるため、私的な話題や悩み相談に軽々しく応じないことが重要です。あくまで仕事として割り切り、明確な距離を保つことで、自身の消耗を防ぎます。あの人に対処しているときにも少しではあるけどお金は確実に私に入ってくる、と思うと気は紛れます。
③組織として対応してもらう
前述の横山氏も、「専門家の介入が遅れるほど状況は悪化する」と警告しています。問題の人物を孤立させるのではなく、あくまでも職場全体で対応する姿勢を持つことがポイントです。個人で何もかも対応する必要はありません。
④震源地の周囲にいる人たちを労わる
情緒が不安定な人だけでなく、その周囲の同僚へのケアも重要です。情緒がおかしい人よりも「むしろ周りの人たちがエグイぐらい疲弊する」場合もあるのです。「お互いがんばっていこうZE!」と周りの人たちとの連帯感を高めることで、組織全体が崩壊するリスクを最小限に抑えられます。
まとめ:情緒がおかしい人に振り回され過ぎない
情緒がおかしい人の問題を放置すると、職場全体が暗い雰囲気になっていきます。最も重要なのは、がっぷり四つに組まずに冷静に事実ベースで接することです。さらに適切な距離を保つようにしましょう。また、情緒がおかしい人の「エネルギーにやられる」周囲にいる人たちのケアも考える必要があります。
ただ、あまりにも情緒がおかしい人のことを気にし過ぎるのも、こちらの精神衛生上良くないので「振り回され過ぎない」ということも重要です!
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