甲斐性がない男性は何歳になっても「どこかフラフラ」しています。
「あの人は一体、何がしたいんだろう」
調子が良い性格で人あたりは良いのですが、一つのことが続きません。そのため「収入も低く」なり、「周りとの差」も年を重ねるごとに出てきます。
さらに「どこか夢見がち」でラクしてお金を儲けようとして「一発逆転」を狙ったりします。
甲斐性がない男性の特徴や甲斐性がある男性へのなり方、さらには彼氏・旦那が「あれ?こいつ甲斐性ないんじゃね?」と気づいたときの対処法を考察します。
甲斐性がない男性は軽く現実を直視していない
まず、「甲斐性なし」の意味をgoo辞書から見ていきましょう。
意気地のないこと。頼りにならないこと。「いつまでも親のすねをかじる-」
引用:goo辞書
以上が基本的な意味ですが、例文の「いつまでも親のすねをかじる」は結構強烈ですね。
甲斐性がない男性は、「特有の軽さ」があります。最近よくメディアでも見かける「こどおじ(外見がおじさんで中身はこども)」といった表現が一番しっくりきます。
さらに「将来は金持ちになったんで!」と気前の良いことは言っていますが、「うん、それでどうやって?」と聞くと「それは株とか仮想通貨…」などと全く現実的ではないことを考えてます。
甲斐性がない人は「ラクに見える方向」に吸い寄せられるようにフラフラと近づいていきます。しかし、現実には株や仮想通貨などで「大金持ち」になるのは、ほんの一握りです。
世の中「そんなに上手くいくはずない」のです。
しかし甲斐性がない人は「ラクをしたい」ため、「ラクなほうラクなほう」に行きます。こういう思考は「癖になる」ことが多いです。それでもまだ「学生のうち」や20代前半のころなら「まだ仕方ない」のですが、30代に近づいてるのにいつまでも「フラフラしている」と本当に大変です。
これがさらに40代、50代ともなれば「いろんな意味でめちゃくちゃ大変」になります。
なぜならこの年齢になると「同年代の多くの人が甲斐性がある」ようになるからです。そのため「周りとのギャップ」から、「余計に甲斐性がないのが目立つ」ようになります。
どげんかせんといかんのです。
甲斐性がない男性の特徴
甲斐性がない男性の特徴は次の7つです。
- 借金がある
- 一つのことが続かない
- 目先の「美味しい話」に脊髄反射で飛びつく
- 変に楽観的
- 女性にモテる場合も
- 焦るが、そこから先に進まない
- 交友関係が狭まる
それでは、一つずつ具体的に見ていきましょう。
借金がある
甲斐性がない男性と言えば、「お金がない」というのが真っ先に思い浮かびますよね。お金を持って諭吉さんで汗を拭いている人に「あの人は甲斐性がない」とは言いません。
しかも甲斐性がない人の場合、ただ単にお金がないということではないのです。「貯金が100万円しかない」とかではなく、「普通に借金がある」なのです。これが甲斐性がない人の「基本的な特徴」と言えます。
そのため「私の彼氏は甲斐性がないのかも…」と悩んでいる女性でも、「最低限、借金があるかどうか」は確認しましょう。車や家のローン、学生時代の奨学金の返済が残ってる場合は仕方ないですが、「生活費の借金」がある場合は「かなり注意したほうがいい」です。
甲斐性がない人は、「自分の収入に合わない支出」をします。甲斐性があるかどうかを見極めるうえで、「借金があるかどうか」は非常に重要な指標になります。
一つのことが続かない
それではどうして甲斐性がない人が「借金を作る」のかと言えば、「一つの仕事が長く続かないから」です。どんなに給料が少ないといっても「毎月の収支がマイナスになることはない」ですよね。
仮にマイナスになるなら、そういう仕事は「辞めたほうがいい」です。
ただし甲斐性がない人は「何となく」仕事を辞めます。しかも「そういうこと」は結構思い切った判断をするのです。
「んー、この仕事は将来性がないよね。給料も上がる気配ないし」
この判断をするのが「わずか一週間」の場合もあります。そして「辞めさせていただきます」と辞めるときは深刻な表情を浮かべてフットワーク軽く辞めていきます。
そして次の職場では「将来性がありそうな仕事に就く」のですが、そうなったらそうなったで「この仕事は残業が多い。プライベートがないのは今の時代と合ってないよ」とそれらしいことを言って「すぐに辞めて」いきます。
このように甲斐性がない人には「一つのことが続かない」という特徴があります。
「とりあえず頑張ってみる」ということがありません。「ラクなほうに行く」判断だけは異常に早いので、バッタのようにぴょんぴょんと方向性を変え続けます。
目先の「美味しい話」に脊髄反射で飛びつく
甲斐性がない人は「短期的に美味しそうな話」に直ぐに飛びつきます。ネットを見ると、成功しているお金持ちの人たちが「自分のやりたいことをやればいい」などと耳障りの良いことを言ってます。
それはそうなのですが、自分のやりたいことをするためには「我慢しなければいけないこと」もあるのです。
成功している人たちは「我慢するのは当たり前」と考えていたり「こんなのは我慢のうちに入らない」と考えています。15時間ぶっ通しで働いても「まぁこれぐらいはやらないとな」という感じです。
「頑張る」基準が非常に高いのです。
なぜこういう思考になるかと言えば「長期的な道筋」が見えているからです。
「今はこれをやって、何年後までにはアレをしよう」
「長期的な目標を立てることができ、その目標を信じて行動できる人」は学業やスポーツ面など、これまでの人生で「何かを続けてきた人」が多いです。
勉強でもそうですが、「いきなり英語を全部覚えられるわけじゃない」ですよね。コツコツと一つずつ覚えていくしかありません。
それなのに甲斐性がない人は「一日30分聞くだけで英語がマスターできる!」などの広告にホイホイとついていきます。
甲斐性がない人は「目の前の利益っぽいこと」について「よく考えず」に飛びつきます。「現実的で長期的な視点」がすっぽりと抜けています。
変に楽観的
それではなぜ、甲斐性がない人は「直ぐに借金をしたり一つのことを続けることができない」のでしょうか。
それは「変に楽観的」だからです。
よく言えば「自分の能力に自信がある」となるのですが、周りから見ると「あまりにも自分に都合がいい考え」をしています。
例えば「仕事を辞める」ときも、「次の職場は今より良いところが見つかる」と考えています。しかし転職をするときは「今よりも待遇が落ちることが多い」です。
転職を成功させるには「難しい資格や経験」が必要不可欠です。しかし甲斐性がない人は「何の経験や資格もない」のに「何とか上手くいく」と思っています。将来設計をするときに「やけに軽く」考えていて「いつかは自分に合う天職に出会えるはずだ」と考えています。
この変に楽観的な思考は「借金をするとき」も同様です。
借金をするときも「机上の空論」で、「来月は節約したら3万は浮く。4万ぐらいはローン使うといけるな」となります。
「なぜ3万しか浮かないのに4万借りるのか」と普通は考えますが、その辺りは「ざっくりと」考えています。ただ、この手の「机上の空論」は捕らぬ狸の皮算用になる場合が多く、「来月になるとさらに倍プッシュでお金を借りる」ことになります。
変に楽観的になると、「自分に甘く」なり節制することができません。
女性にモテる場合も
こういう甲斐性がない人は「若いころ」は女性にモテることもあります。
「言うことだけは一丁前」なので、「短期的」には女性もうっかり騙されてしまうのです。それに「付き合ってみないと相手の深い部分」は見えてきません。
甲斐性がない人は「変に楽観的」な部分があるので、「ガンガン女性にアタックする」こともあります。そのため、押しに弱い女性の場合、「何となく雰囲気に流されて」付き合うこともあります。
さらに甲斐性がない人は「フラフラ」としていますが、外見が良いこともあります。オシャレに気を使っていたり、「外見をよく見せる努力」は人よりもしています。
ただし、この甲斐性がない人が「モテる」のは20代のころまで。
30代以降になると、「急にモテなく」なります。甲斐性がない人の「言っていること」と現実との間にギャップが生まれます。例えば住んでいる家や持ち物など、年齢相応ではなく「大学生と変わっていない」イメージです。
こうなると、さすがに甲斐性がない人にも「徐々に焦り」が出てきます。
焦るが、そこから先に進まない
甲斐性がない人も、「30代に入ること」には「あれ?俺、なんかヤバくない!」と薄っすら気づきます。それも当然で、客観的に考えると「周りと比べて年収が低い」からです。
「なんかヤバい気がする…」
このように感じて「ちょっと焦ることもある」のですが、そこから「具体的に行動に移すことはない」です。
「取りやすそうな資格」を探して「参考書」を買ってみたりするのですが、「ちょっとでも難しい」と分かると「今さら勉強しても…」と得意の続かない精神に負けてしまいます。
甲斐性がない人は「明日から頑張る!」というのが染みついていて、「今日は疲れた」とか「明日の仕事が早い」などと言い訳を探して「具体的に先に進む」ということがありません。
最悪の場合、「簡単に儲かりそうなもの」に飛びついてしまう可能性もあります。具体的な将来像が浮かんでないだけでなく、「今までも失敗してきた」のに「また株などに手を出す」危険性もあります。
交友関係が狭まる
甲斐性がない男性性は、年を重ねるつれて「交友関係がどんどん狭く」なります。
その理由としては「周りとのギャップ」が大きくなり「会話が成り立たなくなる」からです。仕事の話や、「お金の話」になると「どうしてもギャップ」が出てきます。
ただ「友人からするとそこまで気にしてない」場合もあるのですが、甲斐性がない人は「友人関係においても長続きしない」ので、自分からゆっくりフェードアウトしていきます。
さらに、年齢が上がるにつれて「甲斐性がない人も少なくなっていく」のです。また、同じように甲斐性がない人もいますが、「自分と同じような甲斐性がない人を見下す」という性質もあるため、甲斐性がない同士でも仲良くすることもありません。
このように甲斐性がない人は「昔からの友人とも疎遠」になり、「新しい交友関係が広がらない」ので、徐々に孤立するようになっていきます。
甲斐性がない男性からの脱却方法
甲斐性がない男性からの脱却方法もご紹介します。
定職に就く。以上
甲斐性がない男性からの脱却方法は「働くこと」です。それも「同じ職場で長く働く」ほうがいいです。長く同じところに働いているだけで、社会的に「信用力」が出てきます。
さらに同じ職場で長く働くと「自然と出世できる」可能性が高まります。
今は社会の流れ的に「転職も自由にいこうぜ!」という感じになってますが、転職がアリなのは「ステップアップできる人」です。そういう人は「別に何をやっても上手くいく人」なのであまり参考になりません。
いわゆる「普通の人」の場合、「同じところで会社にしがみつく」だけで出世しやすくなります。
こちらが何もしなくても「周りが勝手に辞めていく」のです。そのため「年齢と経験の恩恵を存分に受ける」ことができます。
さらに出世するということは「給料も増える」ことになります。
「少ししか増えない」とか「残業がつかないから、実質減る」ということもあると思いますが、それでも出世はしたほうがいいです。なぜなら「そのポジションよりさらに上にいけば一気に上がることもある」からです。
そして、この段階にくると「甲斐性がない男性」とは周りからも見られないですし、自分自身も「甲斐性がない?誰のこと?」という感じになります。
甲斐性がないことからの脱却は「石の上にも三年」ではありませんが、「コツコツと働く」しかありません。これを「一発逆転やで!」という考えになると、また元通りになります。
【参考】彼氏・旦那が甲斐性がない場合の対処法
これを読んでる人のなかには「私の彼氏・旦那が甲斐性がない。ヤバすぎ」と途方に暮れている女性もいますよね。
最初のうちは「あまりお金の面を気にしてなかった」としても、「結婚を意識」すると「お金の面」は絶対に気になります。
そして注意深く彼氏・旦那を観察すると「金遣いが荒い」「直ぐに仕事を辞める」「口癖が倍プッシュ」といった具合に「なんかヤバくね?」となります。
こんなときは「ガツンと言う」しかないです。
「何やってんねん!しっかり働かんかい!」と。甲斐性がない男性は「どこか夢見がち」なので「現実離れした思考」をしています。
庭を掘ったら石油が出るかもとか、FXで一発当てるとか。
また「できるだけ早く伝える」のも重要です。「コイツ、口ばっかりで全然結果出てへんやん」となったら、冷静に現実を伝えましょう。
これは「多少なりとも甲斐性があれば、そのまま付き合う」のが前提ですが、あくまでも冷静に「お金を稼ぐのに近道はない」「ローンで買うな」など伝える必要があります。
ただ、「甲斐性がない男性なんて絶対に嫌!」という女性もいますよね。
そんな人の場合は「え?借金あんの?1年で返済せぇへんかったら別れるわ」など強気に出たほうがいいでしょう。
おそらく甲斐性がない男性性は「絶対に返す!神に誓ってや!」などと大仰なことを言いますが、おそらく3カ月ぐらいで元通りになる可能性が高いです。
そんなときは「スパッと」別れたほうがいいでしょう。
もう「借金するのが癖になってる」状態です。こういう風な男性性って「本当にいる」ので、「真剣に言ってるのに改善しない人」はこの先も改善することがありません。
お金の面でルーズだと「後々自分も困ることになる」ので、早めに切ったほうが自分のためでもあります。
【お金がないんだよね、と謎のアピールをする男性▼】