仕事でミスをする時は誰しもあります。しかし、ミスが「あり得ないぐらい続が続くとき」がどういう訳か存在します。そのミスを挽回しようとしても、それが逆にミスにつながるという「負のスパイラル」に陥ってしまうのです。こういったミスのなかには「自分でも笑っちゃうような、通常では考えられないミス」も含まれます。その悪い連鎖を断ち切るための対処法です。
仕事で一度失敗すると信じれないぐらいミスが続く
仕事でミスが続いてしまう原因としては、「焦り」が一番大きいです。「焦らないでっ」と言うのは簡単ですが、自分がいざその時になると、どうしても焦ってしまいます。さらに、こういったミスをするときは「何故か締め切り時間ぎりぎり」になって気づくと相場は決まっています。つまり、焦らざるを得ないのです。
「焦らないでっ」とアドバイスをしようにも、締め切りまでの時間を考えると、「焦らないほうがおかしい」という状況です。「24」でジャックバウアーが「ふーッ、一回落ち着こうぜ。スタバでも行く?」と言わないのと同じです。直ぐに大統領に直接電話(ホットライン)をしないといけないことは明らかですよね。
さらに、一度ミスをすると、「自分でも信じられない」ようなミスをしてしまいます。普段ならあり得ないようなミスです。ケアレスミスというか「そのミスをしたときの意識がはっきりとしていない」ぐらいのミスです。小学生でもしないような基本的なミスが続くのです。
仕事でミスが続くときは「運もめちゃくちゃ悪い」
仕事でミスが続くときは、単純に「運が悪い」こともあります。「自分ではどうしようもない」のです。こういった「運の悪さ」も仕事をしていく上では結構、重要です。
出世をするときも「たまたま運で」出世するときもありますからね。入社の年が1年早いだけ、とか。入社の年なんて完全に運でしかないです。または、たまたま仕事の失敗がバレなかったとか。
仕事のミスの種類として、「一か八か」勝負をするときってありますよね。簡単に言えばAかBかどちらか、といった選択を迫られるときです。仕事のミスが続いているときは、このAとBの選択で、「悪い方」を、後から考えると「4回ぐらい連続で」選択していることもあります。しかも、なぜか上司にバレるんですよ。普通はバレないのに。
このような「運が悪く」仕事のミスが続いてしまうときは、グッと半泣きになりながら熱いブラックコーヒーでも飲むしかありません。女性の場合はビターなチョコでも食べて落ち着きましょう。
仕事のミスが続いていることを「周りにバレたくない」
この心理状態って大きいんですよね。そして、厄介なものでもあります。1度の失敗ではなく、2度、3度と続けて失敗しているのです。なんとか、「皆にバレる前に」挽回をして「ミスをなかったことに」したいと動き回るのですが、この状態も危ないです。できるなら、信頼できる誰かに相談したほうが良いです。
これは単純な話で、複数人で仕事を確認したほうが良いに決まっています。自分では気づかなかった「些細な」ミスも、誰かが気づいてくれるかもしれません。しかし、周りに「信じられないようなミスをした仕事ができない奴と思われたくない」という自分のことをスーパー仕事ができる人です系のキャラだと信じ込んでいる人の場合は頼みにくいかもしれません。そして、その考えが、もう一つミスを重ねていくことになります。
必要以上に「周りにミスを知られたくない」と考えている人は、「周りにバレないような対策」という余計な作業も増えることになります。これだけで「フラグが立っている」状態ですよね。普通に、合理的に考えれば、そのミス自体も大したことではなく、周りにバレても「2日もしたら忘れるようなミス」であるにもかかわらず、余計な仕事を増やしてしまうのです。
仕事のミスが続いたときの対処法
これ!という対処法はないですが、やはり「焦ってはいけない」です。スラムダンクでも仙道が「まだ慌てるような時間じゃない」と言っています。特に20代とか若い人の場合、大したことがないミスでも「この世の終わり」のように焦っている人もいますが、まあ大丈夫です。20代の場合だと、「焦ってはいけない」というより「仕事のミスをした時点で上司に報告する」という方が大切です。
なるべく自分だけの責任から上司に投げましょう。責任を取るのが上司の仕事です。ただ、報告するときは「要点をまとめて」伝えるようにします。そのミスに対しての余計な情報は省くべきです。要は、「言い訳はいいから、事実だけを伝える」ということです。
「やろうと思ったんですけど、できていない状態のままでして、・・・」などと訳の分からないことを言うのではなく、現在の状態を伝え、そのミスの原因と考えられること、そして、今後の対処法を伝えます。特に、「そのミスに対する自分なりの対処法」を伝えることは結構重要です。
自分が講じようとしていた対処法よりも、良い対処法を上司は知っているかもしれません。また、自分なりの対処法を言わないと「こいつ何も考えてないな。一生使えないタイプ」と上司から評価されてしまいます。仕事のミスというのは、「逆にチャンスだ!」と私は無理やり考えるようにしています。不思議なもので、ミスに対して「情熱を持って適切に対処する」と評価を上げることもあります。
また、「自分が判断する立場」の場合は、「自分でどうにかするしかありません」。その時には、優先順位のつけ方が非常に大切になってきます。本当にしなければいけないことは何なのか、ということを考えて、自分なりに対処するしかないです。
出来ることなら「穏便に済ませたい」と考えるのは普通ですが、あえて情報をオープンにすることも・・・まあ難しいですよね。いざ自分が立て続けに失敗をして、自分が最終決定者の立場だと、「もみ消し」をするのが「ヒューマンだなぁ」と感じます。
まあ、自分の責任の範囲内で、何かに違反することなく対処しましょう。仕事なんて探せばいくらでもあるわけですし、ドンとしていれば大丈夫ですよ。何とかなります。
そして、誰かに自分のミスを助けてもらったときは缶コーヒーぐらいは奢るようにしたほうがいいでしょう。それがヒューマンというものですよね。
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