「趣味がない人はつまらない」と感じますよね。「何が楽しくて生活してるんだろう?」と。
趣味とは「理由なしで夢中になれるもの」です。上司から理不尽に叱られた後でも、仕事で疲れても趣味の時間になると「すっかり忘れられる」ようなものが本当の趣味なのです。
趣味がない人は「朝になったら起きて、お腹が減ると食べて、夜になったら寝て」という日々を過ごしています。
趣味がない人の特徴を考察します。
気づいたら起きて食べて寝てるだけでの人は多い、特に男
趣味がない人って、特に「社会人の男に多い」と思いませんか?学生のころは「趣味がない」とそこまで真剣に悩むことはほとんどありません。
その理由としては「学生は忙しい」からです。高校生までは部活で勉強やテストなどてんこ盛りで、大学生になっても勉強やバイトなどで忙しいです。
勉強しているのもさまざまな教科があったり、趣味に時間をかける暇がありません。
また「異性が気になり過ぎて、暇な時間がない」のです。四六時中、「あの子は誰かと付き合ってるのかなぁ、僕じゃ無理かな、たぶん無理だろうな、いやでも」などと恋愛についてモヤモヤする時間もあります。
そのため学生のころは「趣味がない・・・」と真剣に悩むことも少ないです。
これが社会人になると、仕事があるとはいえ「慣れてきたらほぼ同じようなことの繰り返し」になります。多少イレギュラーなことがあるとはいえ、転職などを頻繁にしない限りそこまで仕事内容が劇的に変わることはありません。
このような毎日が同じ繰り返しで、昨日と今日の一日がほぼ一緒の内容の場合は「趣味がない」とつまらなくなります。
私が見た限りでは「男の場合は趣味がない人は結構多い」です。特に30代から40代以上の人のなかには、ずっと仕事をしている人がいます。
これが「ワーカホリック(仕事中毒)で仕事するのが楽しい!」という人なら良いのです。むしろそれが一番の幸せですよね。
たしか宮部みゆきの小説で「好きなことがあり、それが仕事になり、生活できるぐらいに稼げるのが良い」みたいなことが書かれていましたが、その通りだと思います。
それが30代から40代になって趣味がない人を見ていると「急速に老け込んでいく」ように感じます。まだ40代なのに「どこからどう見ても60代ぐらいに見える」とか。
また「あの人が笑っているところを見たことがない」とか。
日本のおっさんは海外のおっさんと比べると、どうも「楽しそうな雰囲気がない」ですよね。イギリスでは政治家も楽しそうにEUで演説をしたり旗を振ったりしています。
BBCニュース – ブレグジット推進したファラージ氏「最後です」 欧州議会で別れの演説 https://t.co/0Z5TfAzZBA pic.twitter.com/Xv9zgPe1Qd
— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) January 30, 2020
上記のTwitterでもイギリスの政治家が「やっとEUから離脱できてせいせいしたぜ!」と演説し、周りにいるおっさんも「HAHAHA!!!」と笑っています。日本ではあまり見ない光景です。
30代から40代にかけて、日本の男はどんどん小さくまとまっていく印象があります。
この小さくまとまっていくと感じるのは「会社が原因なのか」「家庭の問題なのか」「お金や出世に関することが原因なのか」「その人が持っている特性なのか」さまざまですが、どうも「明るさが少ない」と感じます。
そんななかで趣味もないと「そら老けるで」と感じる次第です。
著者も一時期「全く趣味がない」状態になっていたときがありました。20代半ばから20代後半にかけて、仕事が忙しく趣味に時間をかける暇が全くなかったのです。
朝起きて、仕事行って疲れて直ぐに寝て一日終了。という毎日を繰り返していました。
すると体調が悪くなったり「白髪が増えたり」結構見た目にも悪い変化が出てきました。この趣味がない時期は、お酒もよく飲んでいて常に体調が悪い状態だったのを覚えています。
下痢気味で寝不足になり目が血走っているみたいな。
そんな生活をしばらく続けているうちに「いや、これはまずい」と思い始めたのです。
趣味があるとどういう感じなのか「私のケース」
私の場合は学生時代から「サッカー」が好きだったので、とにかくサッカーに関連することから趣味を見つけるようにしました。
サッカーゲームや海外サッカーなどを意識的にしたり見る回数を増やすようにしました。サッカーゲームをしたり海外サッカーに触れる機会が増えていくことで、「徐々に学生時代の感覚が戻ってきた」ように感じました。
サッカー選手が良いプレイをしているのを、素直に「おぉスゲー!」と。趣味がなく疲れていた時期でもサッカーを見たりゲームをしたりしていましたが、どこかのめりこめない感覚がありました。
「何の意味があんのこの時間?」という具合に。
また私が海外サッカーを見る回数を増やしたときにちょうど、「サッカーの香川が有名な海外チームに行った」のも、非常に運が良かったです。
そして週末になると香川が出場している試合を観たり、他の海外サッカーの試合を観るようになりました。すると試合前日ぐらいから「次の試合は香川が出るかどうか」をチェックしたり、試合が終わると「香川は海外でどのような評価をされているか」をチェックするのが楽しみになってきます。
また最近では久保の試合を観ていて、久保がシュートを決めると「よし!」とか、久保にパスがこなかったりすると「はよ久保にパス出せよ!」と思わず声に出るぐらいです。
要は趣味があると、「その趣味を楽しんでいる時間」に加えて「その趣味の前後の時間」も楽しいのです。
そして継続してサッカーを見ていると、「引退したあの選手がもう監督になってるのか」という楽しみ方もできます。そのため「サッカーという競技が続いている限り、ずっと楽しめる」のです。
つまり私の場合だと海外サッカーを見ることで、これからも週に1回は最低楽しみがある状態になります。さらに平日ではちょくちょくとサッカーゲームをしたりすることで、自分の趣味の時間を作っています。
他の誰かから見ると「たかがゲームで何をムキになってるの?」とか「他人がボール蹴ってるのを見て何が楽しいの?」と感じる人もいるかと思います。
しかし仕事以外に趣味を持つことで、ストレスが軽減されました。いい感じに力も抜けてきて白髪も少なくなり、白髪染めをしなくても大丈夫になりました。
元々仕事は嫌いではなくワーカホリック気味だったのですが、どこか無理をしていたのだと思います。
それが趣味を持つことで、精神的にかなりプラスに働きました。
趣味の見つけ方やおすすめの趣味は
もしかしたら現在、「趣味が見つからない」という人もいるかもしれません。「趣味を見つける」といっても、人によっては難しいこともあります。
「好きなものは何ですか?」という質問なので、意外と「うーん、よく分からない」と答える人もいます。
また趣味の場合は「できれば低コスト(お金がかからない)」「1人でもできるもの」がオススメです。
まず「低コストな趣味」は、できればお金の出費は安く抑えたほうが良いです。もし自分の土地から無限に石油が出てくる石油王なら話は別ですが、貯金を取り崩したり趣味のためにお金を稼がないとダメ、というのは避けたほうが良いです。
次の「1人でできるもの」については、社会人の場合、30代から40代にもなると「誰かと予定を合わせるのも大変」です。そのため誰かと一緒に何かをする趣味は結構キツイです。人数が集まらないことも多く、誰かと一緒にする趣味はなかなか長続きしません。相手との温度差ができることもあります。
趣味はないよりもあったほうが良い
趣味がなくても全く気にならない、いやむしろ趣味にうつつを抜かしているやつはバカ、という感覚を強く持っている人には趣味は必要ありません。
ただし「何か毎日面白くないなー」とか「ストレス半端じゃない」と感じている人は、現在の生活内容が自分に合っていない可能性が高いので「無理やりにでも」趣味を見つけたほうが良いです。
「とりあえず始めてみる」と知らず知らずにうちにハマっていくこともあるので、手当たり次第いろんなことにチャレンジするのも良いですよね。
ちなみに、私がこのように記事を書いているのもストレス発散の一環で趣味のようなものです。更新頻度も少なく趣味のようなサイトですが、月に5万人ぐらいの人がこのサイトに来ているのでそれなりに「やってる感」もあります。
自分が夢中になれる趣味を持って、少しでも人生のなかで「楽しい」と感じる時間を増やしていきたいものです。
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