サッカーW杯と移民政策

2018ロシアサッカーワールドカップでは、ドイツが予選グループで最下位になるなど、ワールドカップという超短期決戦の難しさというのを改めて考えさせられる試合が多かったように思います。また日本の決勝トーナメントを決めた試合も

「いやいやあれはないわww」「日本人としての心が!侍が!」といった声から

「戦術っすよ」「決勝トーナメント行ったからいいじゃん!」という声まであります。

まあ、立場によって違いますよね。セネガルの人や実際にスタジアムに試合を見に行った人からすると、

「日本はふざけた試合をしやがる!」と感じますし、日本側としては

「結果良ければすべてよし!!」となるわけです。

私は日本を応援しているので、「できたら”もう少しうまく”攻めるようなフリや、”いやコレもやりたくないけど仕方ないんだ”というようなジェスチャーをした方が良いんじゃないか」と感じました。それに、やってからは自分たちの正当性を堂々と言うべきです。特に監督。

「勝負。我々はワールドカップに勝負をしに来ている。ピクニックに来てるわけじゃないんだ」

と一発英語でカマスぐらいはいいんじゃないかなぁと思いました。もしくわ、試合終了と同時にド派手なガッツポーズをカマス。そして、日本じゃなく、監督だけが叩かれると。これが男気という・・・。これは求めすぎですね。

少し前置きが長くなりましたが、本題へ移ります。

ワールドカップ

ワールドカップでアフリカの選手のほとんどが2重国籍

ワールドカップの試合で、アフリカ勢の試合を観ていると「2重国籍」の選手が非常に多い印象です。21歳ぐらいまでの育成年代ではイングランドやフランスで代表だったけど、A代表では故郷の国籍を選択するというものです。今回の大会では非常にそういった選手が多かったです。

これは完全に「ヨーロッパの移民政策」によるものですよね。イングランドとフランスとの2重国籍が特に多いです。そして、試合内容を見てみると、いわゆる「ヨーロッパっぽい」サッカーの試合をしています。完全にアフリカのチームからすると、サッカーの面では上手くいっているように感じます。

しかし、大変なのは「ヨーロッパ側」のチームです。

移民を受け入れる側の対処は非常に厳しい

移民を受け入れる側、つまりヨーロッパ側のチームを見てみると、移民政策にも違いが見られることが分かります。ドイツやイングランド、フランスは移民の選手が多くいますが、イタリア、スペイン、ポーランドなどは経済状況などもあまりよくないので、移民の選手は少ないです。移民の人たちも景気が良くて、移民に寛容なところに向かうのでドイツなどが多いことは当たり前なのかもしれません。

今は、「半分より少ない程度」が移民の選手ですが、もしかすると、今後は半分以上、さらにはほぼ全員が移民の選手になることも考えられます。サッカーの場合、身体的な優位性が出やすいスポーツなので、単純に「走るのが速い」というのは非常に大きなメリットです。サッカーゲームのウイニングイレブンでも、足が速い選手はそれだけで「強い」のです。

こうなると、「移民の選手ばかり」となり、多様性が逆に損なわれていくことになるんじゃないのかなあと感じます。ただ、人道的に、命を懸けてアフリカの国から移民をしてくる人たちを強制送還させることはかなり難しいです。それでも、あまりに増やしすぎると「国の体裁を保てなくなる」ことも考えられます。

サッカーのように故郷に貢献するという考え

移民問題を考えるうえで、個人的に思うのが「自分の国を変えようとは思わないのか?」という点です。おそらく、日本人の我々が想像している以上に、現地での生活は厳しいものと考えられます。以前、NHKのドキュメンタリーで赤ちゃんを背負いながら中東ので写真を撮っているフォトグラファーの映像を見ましたが、中東は大変です。

簡単な例を言うと、

家を建てようとする⇒役人が多額の賄賂を要求⇒払えない⇒住宅建設の仕事がなくなる⇒失業者が増える

という悪循環になるのです。上記の例で考えると「役人が悪い」となりますが、役人としても、そこで賄賂をもらわないと「美味しくない」のです。おそらく、アフリカの国でも似たような経済の悪循環が起こっていることは考えられます。

一般市民からすると「どうしようもない」わけです。それで、命懸けでヨーロッパに行くことになります。少し疑問なのは、「その後」です。移民としてヨーロッパなどの国に行ったのは良いのですが、そこで仮に「ほどほどに成功した」場合、故郷へ戻って「故郷をどうにかしよう!」と思う人が少ない気がします。戻ったときの「利益」が少ないのかもしれませんが。

サッカーの場合だと、「ワールドカップに出たい!」という大きな利益がありますが、普通の生活をしている移民の人たちは戻ったところでそんな目に見える利益はありません。そもそも戻れない可能性もあります。そのため、移民した先で生活していくこことになるのだと思います。ただ、それだといつまで経っても祖国の悪循環は断ち切れないように思えて仕方ありません。

今後は日本でも「移民政策」が選挙の争点になる

2018年6月現在、日本の完全失業率は2.2%です。他の世界の国からすると「信じられないぐらい」低い水準です。そこで、特に建設現場・サービス業などでは人手不足が大きな問題になっています。実は、建設現場などの職人たちの給料は「非常に良い」のですが、それでも中々、人が集まりません。工事などが減っているとはいえ、それ以上に人手が減っているスピードのほうが速いのです。

そういったなか、「外国人労働者の受け入れ」の政策が進んでいます。今は始まったばかりですが、今後、大きな争点になることは間違いありません。ただ、ヨーロッパやアメリカを見ていると、移民政策は難易度が信じられないぐらい高いのは確かです。同じような犯罪があっても、日本人と移民の人では反応が違います。このような反応があることは、世界中どこを見ても同じなので、「前もって対処する必要がある」ことは明らかです。

やはり特定の国からの偏った移民政策は問題がありそうです。移民政策に関しては、世界中の国から満遍なく、本当に困っている女性や子供たちを優先的に受け入れていけば良いと思う次第です。

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