中東の笛の歴史と対応策

中東の笛とは何なのか?

中東の笛

9月1日、日本サッカー代表はUAEと対戦して1-2で敗れた。日本の2失点はFKとPKからの得点で、カタールの審判団が、同じ中東の国であるUAEに対して有利な判定をしたのではないかと言われている。

特に中東のアウェーで試合をするときは、自陣のペナルティーエリア内で相手の身体に触るとPKになるため、脚でボールだけをかすめ取る高等技術が求められる。

中東の国に対して、有利な判定が行われることは今回のことが初めてなのだろうか。そして、今後、その対応策はあるのだろうか。そのあたりを考えていきたい。

ゴールを取り消す中東の笛

サッカーでの中東の笛の歴史は古い。1982年のワールドカップの一次リーグ、フランス対クウェート戦で、フランスの選手が放ったシュートがゴールネットを揺らした。明らかにゴールである。しかし、これにクウェートの選手が「『スタンドの笛』でプレイを止めた」と抗議。その抗議の途中、なんとピッチにクウェートの王子がピッチに猛然とダッシュし、審判に何か一言二言囁く。すると、審判は高らかに笛を吹いて言う。

「ゴール取り消し!」

サッカーの試合では珍しい、一度入ったゴールは取り消された。ただ、そういった王子の働きもむなしく、このときは1-4で敗れている。中東の笛の歴史は古い。のちにサッカー協会から罰則があったりなどもしない。

中東の笛を批判するのは言い訳?

試合の翌日、選手や監督が、この中東の笛に対して「不可解な判定だった」と述べると、これに対して批判の声が上がる。

「審判で言い訳をするな」「自分たちがチャンスで決めなかったせいだ」

このように、審判がどんな判定をしようと、審判がいうことは絶対で、負けたのなら自分達の非を認めなければならないという。これは試合で負けた、その敗因を自分たちのせいではなく、審判のせいで負けた述べたことに対する批判のようだ。

つまり、どんな判定だろうと、負けたのは選手・監督のせいで、審判の判定に対して文句は言ってはいけない。ということである。選手たちには、サムライのような精神が求められている。つまり、何があっても誰のせいにもせず、自分たちの非を詫びる。世界の三船のように振舞わなくてはならない。

こういった問題で批判するのなら、サッカー協会だろう。選手や監督がいくら試合後に批判したところでしょうがない。試合が始まる前に対処をしないといけない。選手には、「中東の笛」といったものを考えないでいいような体制を整えなければならない。

今後の対応策は

これからも、サッカーワールド予選は続く。もちろん、中東の国との試合も残されている。もっといえば、今後もずっと続くであろう。それを毎回、「中東の笛が」と言い続けるのであろうか。もちろん、中東の笛など気にするまでもなく、日本が圧勝すればいいのだが、それは難しいだろう。今後は、より一層、力の差はなくなるのではないか。そういった点で、審判が明らかに、日本と対戦する相手国に有利な判定をされると、日本の勝利は難しくなる。

対応策としては、

  • 日本がもっと強くなる
  • 中東関係国と試合の時は審判は中東以外
  • 日本の笛を目指す

日本が強くなるというのが理想なのだが、それほど簡単なことではない。アジアの他の国も、サッカーが強い国からの帰化選手を増やしたりするだろうし、サッカーのレベル自体が底上げされている中で、日本が他のアジアの国の成長レベルを上回って成長するのは難しい。

中東の国と試合をするとき、せめて日本ホームで試合をするときは、審判団は中東の関係国以外の国にするべきだろう。中東で試合をするアウェーでは、もうあきらめるしかない。中東の笛はデフォルトぐらいで考えなければいけない。

そこで対応策として、中東がしていると思われることを、日本もするのである。つまり「日本の笛」。ただ、日本人の気質からいってこれは合わない。しかし、正直者が馬鹿をみるという現実があるのではないだろうか。

ただ、現実的なところを考えると、今まで通りのことをするしかない。試合中は、中東の選手がボールを持つと、特にゴール前では綺麗にボールを取らないといけない。相手の体に触らず、なるべく足も出しているような素振りも見せず、前からボールだけをかすめ取る。とても高度な技術が求められるが、仕方がない。

最後に、中東と試合をするときは、先制点を取るということが極めて重大な意味を持つ。とにかく先制点を取って、あとは相手の身体に触れないように試合をするしかないだろう。

先制点を取られると、「なぜかゴールキーパーが転げまわる」という状況が多々続くのでこれは避けなければならない。

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