円安基調は止まらず113円台に、トランプ氏次期大統領決定から約10円ほど下落
円安が止まらない。現在113円台だ。これは、日本の景気・政策がどうとかは全く関係がなく、アメリカのトランプの経済政策に対する「期待」によりこのような状態になっているということだ。
しかし、こういう時は本当に「一気に進む」。正直105円ぐらいまでかな?と思ってたら、110円。そろそろ円高になるんじゃ、、、と思ってたら113円台に。
どうなってんのコレ?
とは言いつつ、個人的にはこれぐらいの水準がちょうどいい。つまり、110円から115円台。海外企業からのアフィリ収入が大体月に1000ドルぐらいあるので、為替の値動きが10円違ってくると1万円程度違ってくる。この程度のアフィリエイト収入でも、この感じ方なので、売り上げが多いともっと大変だ。
これが90円台になると「少ないな」という印象になるし、115円台だと「おっけー!」という、ドクターXの岸田一徳並みにスキップしたくなる。
そもそもなんで円高になるって言われていたのか
一番大きな原因は「景気の減速」だと思う。来年2017年は、世界的に「景気の減速」に入るといわれてきた。このせいで、日本では年末に「解散・総選挙」があるかも?と言われていた。景気が悪い時に選挙をすると、政権を担当しているほうが不利になるからだ。景気が悪くなる前に解散総選挙に踏み切る考えだ。
しかし、普通、イメージ的には日本の景気が悪くなると「円安」になりそうなものだが、なぜか日本は「円高」になる。これはたぶん、相対的に、周りの国に比べたら日本の通貨が「安全」とみられているからだろう。
あの大統領選の前までの「トランプでもヒラリーでも取りあえず円高になる」という雰囲気はなくなった。
この円安はいつまで続くのかが問題
我々が一番知りたいのは、まさに「いつまで円安が続くのだろう」ということだ。アナリストの記事を読んでも、絶対に具体的なことは書いていない。例えば、年明けまでは円安基調は続き、実際に就任したころには円高になる、とは言わない。
この円安は日銀の黒田総裁にとったら「棚からぼた餅」状態だ。インフレにどうしてもしたいので、日銀としては「ある程度の円安」は大歓迎。そして、アメリカはどうなのだろう。ドル高になると、困ることはあるのだろうか。輸出をしている企業には不利だが、大規模な財政出動をしてインフレに進むところを少し抑える役割はあるかもしれない。
ただ、中東の地政学リスクは考えないといけない。トランプは「イスラム教徒」に対して非常に厳しい対応を取るといわれているので、これに対しては何らかの報復行為があってもおかしくはない。この地政学リスクも大統領選の前までは注目されていたが、現在はそれよりも「トランプへの期待」が勝っている。
アメリカの株価は最高値を連日更新している。いつまでもこれが続くわけがないのだが、その「きっかけ」をうまくつかめることが出来たらいいのだが、そんなに簡単ではない。
いつまで円安が続くのかは、一般ピープルにはかなり難しい問題なので、できればこの水準でとどまってほしいところである。