トルコリラの今後の値動きは?アメリカ強すぎな件について

2018年8月16日現在、トルコリラ/円は18円台です。2008年のときは91円だったことから、トルコリラは「ずっと弱い」ことが分かります。ただ、今回の下げは、今までの「ゆっくりとした下げ」とは次元が違っています。値動きが激し過ぎるのです。

ただ、トルコ経済は絶望的なまでに悪いわけではないです。失業率を見てみても、8月15日に発表された数字で9.7%と「今回のトルコリラの暴落ほど実際経済は悪くない」というのが正直な印象です。

また、今回のトルコリラの暴落を見て「アメリカが強すぎるんだけど、何なんですか」という感じがします。トルコリラの今後の値動きについて考察します。

トルコリラ暴落に驚いている人

今回のトルコリラ暴落の原因は?

そもそも、今回のトルコリラ暴落の原因は「アメリカとの摩擦」で起こっています。その摩擦は「米牧師の拘束(自宅軟禁)を解いて釈放しろ」とアメリカ側が求めていることに対して、トルコ側は「2016年のクーデターを起こした団体を支援してたから無理」というのが大まかな要約です。

また、なぜトランプ大統領がここまでこの米牧師の釈放を要求しているかについては「キリスト教福音派の票集め」のためと言われています。米共和党の支持母体でもある福音派の票固めを狙うべく、強気の交渉をしています。ちなみに、アメリカの人口の4分の1が福音派といわれています。

それにトルコ側は以前から「エルドアン大統領に権限が集中しすぎている」という懸念からトルコリラは下がり続けていました。さらに「金利を上げない」とエルドアン大統領は繰り返し言っているので、元々、トルコリラは下がりやすい状況でした。そこに、アメリカの経済制裁です。トルコに対する追加関税の税率を2倍にしています。また、それに対してトルコ側もアメリカからの輸入に対して追加の関税をかけています。

これらの追加関税やトルコリラ安によって、トルコでは「インフレ」がもの凄いスピードで進行しています。トルコの6月の消費者物価指数で前年同月比で+15.39%でした。半端じゃないです。日本ではインフレターゲット2%を目標にしていますが、達成できていません。ずっと。それがトルコでは軽く超えちゃっています。

インフレになると、影響が出るのが一般の人たちです。生活用品や食品が上がるので不満が溜まりやすくなり、政局も不安定になりやすいです。

どうなったらトルコリラが戻るのか

エルドアン大統領が辞任・もしくは解任、、、が一番だと思いますが、恐らくこの考え方は現実的ではないので「米牧師を釈放」というのが一番効果的です。しかし、エルドアン大統領もそこは「負けられない戦い」だと思うので、トルコリラは結構厳しそうです。

アメリカはやっぱり強いし日本に矛先が向いていないのがラッキー

今回の件でも再確認しましたが、「やっぱりアメリカ強すぎ」と思いました。中国とも貿易戦争をして、中東でもエルサレムへの首都移転から、北朝鮮問題、そして、トルコへの制裁と。これが日本なら、どれか一つの問題だけでも「大慌て」になると思うのですが、アメリカは同時にこれだけ多くの問題に当たっていて「全部勝ちそう」というのがUSAです。すごすぎます。

日本もこのアメリカから何らかの経済的負担を強いられそうなのですが、今のところ特に大きなのはないです。安倍さんとの関係が良いからでしょうか。

大学1年生とかはしっかりと世界情勢見といたほうがいいよって話

現在、トルコを発端とした金融危機になりかけの情勢ですが、本番は「アメリカと中国の貿易戦争」でしょう。これによって中国が不況になったりすると「日本にも影響するのは確実」です。そうなると、実際の経済に反映されるのが1年から2年後です。不況になると、一番割りを喰うのが「新卒」の人です。

企業は不況になると求人をしない傾向にあるので、大学生1年生とかは前回の不況時リーマンショックではどんな業界が就職しやすかったか?または、不況時に人気になっている業界は何?というのを調べておいてもいいかもしれません。自分の中でなんとなく「不況だったらあの業界かなぁ」と目ぼしを付けておくだけで、対策もしやすくなります。

トルコから目が離せない!

トルコリラは日本では「高スワップ通貨」として人気があります。つまり、金利だけでチャリンチャリンと毎日のようにお金が入ってくるので「レバレッジを利かして」FXをしている人も多いです。ただ、「10年前から下がり続けている」ため、高レバレッジで取引をしている人はかなり危険です。また、取引所がトルコリラの取引を閉鎖する可能性もあるため、高金利通貨への投資(スワップ狙い)は「余裕資金」でするのが鉄則です。なくなってもいいか、ぐらいの気持ちでやらないとキツいです。

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