米大統領選の最終テレビ討論~トランプ意気消沈~

最終テレビ討論の結果は

アメリカ大統領選の最終テレビ討論が行われた。トランプは女性問題などで、窮地に立たされており、起死回生の討論会になるのではないかと期待していたが、結果としてはそうはならなかった。

討論が終えると、トランプの顔にはうっすらと汗が見えた。焦っていたのかもしれない。

政策の内容などは多岐にわたるため、純粋にディベートとして結果は、「ヒラリー・クリントンが勝った」のではないだろうか。

トランプは相当嫌われている

テレビ討論中にツイッターで検索をしてみると、トランプに対して好意的なツイートはアメリカでほとんどなかった。第一回の討論のときは、まだそれなりにあったのだが、今回は本当になかった。もはや、討論をする前から決まっていたのかもしれない。

そして、トランプが最初、しゃべりだすと「ん?声ちっちゃ!」と感じた。後半は大きくなっていたが、冒頭はかなり小さかった。落ち着いている雰囲気を演出していたのかもしれないが、目をカッと開いてハキハキと喋るヒラリーとは対照的な印象を受けた。

移民政策についての話題では、トランプは「ヒラリーは国境を開こうとしている」と訴えていた。いやいや、それは言い過ぎじゃないか?と感じていたが、ツイッターの反応を見ると、この部分については、一定の賛同者がいた。どうやらこの問題はアメリカで相当大きなことのようだ。

さらに、女性問題へと話が移ると、トランプは「私ほど女性をリスペクトしている人間はいない」と堂々としたドヤ顔で言っていた。まじかよ!とすかさず、現地のツイッターで検索をかけると「おまゆうwww」とバッシングの嵐だった。しかし、これを真剣な顔をしていえる神経が凄い。あのような問題発言がガッツリと全米に放映された後に、この「誰よりも女性リスペクト」発言はなかなかできないが、こういう図太さはどこからくるのだろう。

もはやコントのレベルだが、こういう対応することで、トランプの支持者は「言ってくれるぜ!」となるのかもしれない。

終始ヒラリーが押していた

おそらく、この討論で一番盛り上がったのは、トランプが自身の「トランプホテル」のことを話題に出し、すかさずヒラリーが「中国製の鋼鉄で作られた(ホテル)」とチャチャを入れたときだろう。この時は観衆から「huuuuu!」という歓声が上がった。

これは、トランプは表向きは中国に対して貿易などを批判しているが、裏では中国と取引をしている、といったことを突いたものと思われる。

さらに納税問題では、ヒラリーが、「ここにいる大金持ち(トランプ)より、違法に入ってきた移民のほうが納税している」と、上手い返しをしていたのが印象的だった。

トランプもヒラリーの「Eメール問題」を追及していたが、目新しいものはなかった。

ヒラリーは最後に共和党も民主党も、また、すべてのアメリカ人に何が必要なのかも訴えた。これは、形式的なものだが、「なるほどなー」と感じるものだった。最後は特別なことを言うのではなく、常套句をいったほうが伝わりやすいのかもしれない。トランプは、いまからアメリカを取り戻す!と言っていたが、顔に汗がにじんでいた。

今回で最後のテレビ討論は、ヒラリーの勝利だろう。そして、思いのほか、トランプは暴れまわらなかったし、彼の支持者も離れていることが感じられた。

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