中国の年金は日本より良い?女性は50歳から男性は60歳から受給

中国の年金問題はかなり大変そうです。現在中国で年金を受け取れる年齢は男性60歳、女性は50歳(幹部は55歳)からとなっています。日本は65歳からなので、羨ましいですよね。

老後の5年は大きいです。

ただこれはあくまでも「現在」高齢者の人のお話です。現在20代や30代といった若い世代は「マジで、リアルに大変」なのが容易に想像できるのが中国の年金問題です。

日本も確かに年金について問題は多いですが、中国も大変なことになっています。
年金を携帯でチェックする高齢者

中国では年金を受け取れる年齢は男性60歳女性50歳から

中国の年金は日本に比べると「現在のところ」良いように見えます。15年間年金を支払うと、男性は60歳からで女性は50歳(事務職)55歳(幹部)から年金を受けることができます

「随分早い」ように感じますが、これは定年の年齢が年金の受給年齢開始の年齢と同じだからです。

ちなみに中国の平均寿命は76歳(※1)なので、男性の場合は16年間、女性は26年間貰える計算になります。ちなみに日本の平均寿命は84歳で年金受給開始が65歳なので、平均して19年間年金がもらえる計算です。

ただ今後は中国でも平均寿命が伸びることが想定されていて、都市部と農村部でも平均寿命にも大きな差があることが考えられます。そのため都市部の人たちは日本と同じくらいの平均寿命の可能性もあるため、長期間年金を受け取ることができます。

中国の年金積立金は日本の半分(日本はためすぎ)

お金を貯める人
2018年時点の中国の年金積立金は74兆円となっています。中国の年金は賦課方式と積立方式で支払いをしています。

日本の年金積立額は159兆円(2019年現在)です。日本の年金は賦課方式で運用しているので、中国よりも安全性が高いです。しかし「過度に安全性を高めている」とも考えられます。

客観的に見ても日本の年金積立の運用はかなり成功していると考えられます。日本の低成長率が叫ばれるなか、直近の約20年間で3%の収益率を確保しています。日本全体の成長率もこのぐらいあれば・・・と考えずにはいられません。

中国の年金積立金は2035年枯渇問題という大きなリスクを抱えています。

政府系研究機関が「会社員らが加入する公的年金の積立金が2035年に枯渇する」との試算を公表し、若者らの間で年金への不安が広がっていることに対応する。
引用:日本経済新聞(中国の年金積立金「2035年に枯渇」 長期試算に衝撃)

これは中国でも急激に少子高齢化が影響していることが考えれます。また年金の2階部分を積立方式で支払っていることも影響しています。

年金制度には、積立方式(つみたてほうしき)と賦課方式(ふかほうしき)とがあり、積立方式とは若い現役時代に払い込んだ金を積み立て、老後にそのお金を受け取る仕組みである。 賦課方式とは、働く現在現役の人が払い込んだ金を現在の高齢者に支給する仕組みであり、この賦課方式によって「世代間扶養」が実現できる。
引用:ウィキペディア(公的年金)

今後10年の間で年金受け取り年齢の引き上げは必須

第三者の目線から客観的に見ると「受給年齢の引き上げは必須」です。特に女性の50歳(幹部は55歳)定年年齢の引き上げは喫緊の課題となっています。

日本の場合は現在、65歳が定年となっています、今後は70歳ぐらいまでにはなりそうですよね。上記でも書きましたが、日本の場合は「平均寿命が世界一」なので年金を受け取る期間も長いのです。そのため平均寿命が伸びるにしたがって年金を受け取れる年齢を引き上げるのは当然です。

中国でも当然ながら少子高齢化社会に伴い、年金を受け取れる年齢の引き上げは行われると考えれます。ただ年金問題というのは、どの国でも対処が非常に難しい問題です。

ロシアでも上記のように年金の年齢引き上げで激しい抗議がありました。中国でも同様の問題が起こることは容易に想像できるので、ソフトランディングできる対策を中国政府も練っているのではないでしょうか。

まとめ:どの国も年金問題は大変だということ

今回の記事では、中国の年金問題についてご紹介しました。中国の年金制度と日本の年金制度を比べると「現段階では」どちらも結構整っている制度です。

ただ「若者にとっては」両方とも不安を覚える人も多いですよね。今後は中国でも間違いなく受給年齢の引き上げがニュースになります。

年金問題はまさに「DEAD or 年金」なので、国民の反発は相当強いです。ただいつまでも後回しにすると、若者世代に大きな負担になります。

タラレバではありますが、中国経済が好調だった数年前にこっそり受給年齢の引き上げをしていればよかったのではないか?とも思う次第です。

どの国でも短期間に平均寿命が伸びていて、年金問題はその国のなかで大きな関心事になっています。魔法のような解決策が今後出てくることはあるのかどうか、どの国でも年金問題は頭の痛い課題です。

参照:※1MEMORVA(世界の平均寿命ランキング・男女国別順位、WHO 2018年版)

財務省資料(中国の公的年金制度)
GPIF(2019年度の運用状況)

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